
Cronos(CRO)の価格予測が加熱している。過去3年間で最大の上昇を記録し、0.30ドル(約45円)を突破したためだ。
暗号資産は、Trump Media & Technology Group(トランプ・メディア・アンド・テクノロジー・グループ)がCROトークン63億1,000万枚(約10億ドル=約1,530億円)を取得し、さらにCronosをTruth Social(トゥルース・ソーシャル)のプラットフォーム・トークンとして統合すると発表した後、わずか3セッションで154%の急騰を見せた。
Cronosは8月26日に0.152ドル(約23円)で取引開始し、その後急騰して0.389ドル(約59円)の新高値をつけた。7月以降の上昇率は約400%に達し、投資家による利益確定が進んだことで反落した。CROの価格は現在0.29ドル(約44円)前後で推移し、直近24時間で14.37%下落している。ブレイクアウト後の自然な調整とみられる。
一方で、レイヤー2プロジェクト「Bitcoin Hyper」への需要が急増している。進行中のプレセールで既に1,250万ドル(約191億円)以上を調達し、ビットコインの混雑解消を目的とした初のBitcoin L2ブロックチェーンとして注目を集めている。
CRO価格予測とテクニカル分析
暗号資産市場は依然として変動が激しく、Cronosは急騰によって投資家の関心を集めている。Trump MediaとCrypto.com(クリプトドットコム)がCROのトレジャリー(準備金)を設立したことが価格に大きな影響を与えた。
この買収により、Trump MediaはCROの最大保有者となり、総供給量の約19%を握ることになった。
現在Cronosは0.29ドル前後で推移しており、取引量は過去24時間で33%減少した。短期的な分析では、0.28〜0.29ドルのレンジが強力なサポートとして機能しており、価格はこの水準から2度反発している。このレンジは以前は上昇局面でのレジスタンスだったが、現在は重要な需要帯となっている。

Crypto Pulseのアナリストは、直近の急騰後にCRO価格が一時的に冷え込んでいると指摘した。同氏は上昇トレンドラインのサポートに注目し、これを割り込めば再び下落局面に入る可能性があると述べた。
アナリストによれば、最初の強力なサポートは0.29ドル、次に0.25〜0.27ドルが注目される需要帯であり、押し目買いの好機になると予想している。
📊 $CRO Buy-the-Dip Watch
Cronos is cooling off after its run, as $CRO loses the trendline and price action looks to be undergoing a correction.
✅ First support → around $0.29, potentially forming a double bottom
✅ Second support → $0.25–$0.27, a strong demand zone from the… pic.twitter.com/on6nvjjARE— CryptoPulse (@CryptoPulse_CRU) August 29, 2025
注目すべき価格水準
価格は大きく伸びすぎており、強気ムードが続く一方で、CRO価格予測には慎重さも必要である。
- サポート水準:0.29ドル維持 → 予測:0.34ドル
- サポート水準:0.29ドル割れ → 予測:0.24ドル
- レジスタンス水準:0.34ドル維持 → 予測:0.40ドル
- サポート水準:0.24ドル割れ → 予測:0.20ドル
Cronosはリスク対リターン比率が弱く、下落リスクが上昇余地を上回っている。大口投資家(クジラ)は既に資金を、より注目を集めるBitcoin Hyperのようなプロジェクトへ移している状況だ。
Bitcoin Hyper:ビットコイン基盤のDeFiアーキテクチャを主導
Bitcoin Hyperは、ビットコインエコシステムにスマートでスケーラブルなスマートコントラクトを導入する初のレイヤー2である。Solana Virtual Machine(ソラナ仮想マシン)の統合によってネットワーク性能を強化し、ビットコインの処理速度を1秒あたり7件から数千件へと引き上げる。
このプラットフォームの主な役割は、BTC資産を用いてステーキングやスマートコントラクトといった分散型アプリケーションにアクセスできるようにする橋渡し機能である。ユーザーはBTCを仮想レイヤーに預け入れることで、等価の新トークンを発行し、Bitcoin Hyperエコシステム内で利用できる。
Bitcoin Hyperが「今買うべき暗号資産」とされる理由
- プレセールで1,260万ドル(約193億円)以上を調達し、目標達成間近。
- ネイティブトークン「HYPER」は現在0.012825ドル(約2円)と低評価で、上場後に大幅な上昇が予想される。
- 初期保有者は年利88%のダイナミック・ステーキングプールに参加可能。
- ビットコインが抱える唯一の課題であるスケーラビリティ問題を解決し、ブロックチェーンの近代化を進めている。
Bitcoin Hyperは、ビットコインの上に構築された仮想レイヤー2として利用者基盤の拡大が見込まれており、HYPERトークンの需要は今後急速に高まる可能性がある。
