
2025年の年初に続き、7月の仮想通貨市場の上昇は、強気相場が本格化していることを裏付ける展開となった。
第3四半期には複数の現物型仮想通貨ETFの承認が見込まれ、次回のFOMC(米連邦公開市場委員会)では利下げの可能性も高まっている。これにより、2025年のこれまでの上昇とは異なる、本格的なラリーが始まるとの見方が広がっている。
今こそ、この勢いに乗って急騰が期待できる銘柄をポートフォリオに組み入れる絶好のタイミングだ。
中でも注目されているのがミームコイン(ネットミームを由来とする暗号資産)だ。ハイリスクながらも高リターンが狙えるこのセグメントは、資金の流れに敏感に反応し、大きな値動きを見せる傾向がある。
8月に入ってからは一時的な調整も見られたが、直近30日間でミームコイン全体の時価総額は約20%上昇。取引量の増加に加え、新たなトークンが次々と登場しており、投資対象としての魅力が高まっている。

そこで今回は、有望な銘柄を探るため、AIチャットボット「DeepSeek」の分析結果に基づくおすすめミームコイン4選を紹介する。
DeepSeekは膨大なナラティブを読み解き、トレンドをいち早く捉える独自のアルゴリズムを備え、将来性のある銘柄を高精度で選定する点が特徴だ。
以下では、各銘柄の背景、ミッション、現在の動向、将来性について詳しく解説する。
1. Maxi Doge(MAXI)── Dogecoinを超えることを目指す怒れるミームコイン
DeepSeekが最も注目しているミームコインが、Maxi Doge(MAXI)だ。その理由は明確で、Dogecoin(ドージコイン)をベースとした知名度の高いブランド性を持ち合わせているためだ。
Maxi DogeはDogecoinの“後継者”として登場したが、その実態は「可愛くて無邪気な柴犬(Shiba Inu)キャラ」に嫉妬心を抱くキャラクター設定。家族の集まりで常に脚光を浴びていたDogeに反発し、「鍛え上げられた肉体」「筋トレ依存」「プロテイン好き」「強欲な収益追求」という全く異なるキャラへと進化した。
「史上最強のミームコイン」の座を奪取すべく、Maxiは強烈な哲学「1000倍レバレッジ・損切りなし・下がったら買い増し」を掲げる投資家コミュニティを構築している。
単なるミームだけではなく、開発陣による実行力あるロードマップも評価されている。主な内容は以下のとおり:
- 仮想通貨インフルエンサーとのコラボレーション
- 保有者限定のトレードコンペ開催
- 成績上位者への報酬提供
- その他のゲーミフィケーション施策
これらにより、コミュニティの活性化とロイヤルユーザーへの還元を両立している。
Maxi Dogeのプレセールはすでに好調なスタートを切っており、開始から数日で約39万ドル(約6,100万円)を調達。1トークンあたりの価格は0.0002505ドル(約0.038円)と非常に低く、早期参加者には年利670%のステーキング報酬も用意されている。
2. Snorter Token(SNORT)── Telegram発の取引ボットを支えるネイティブトークン
Snorter Token(SNORT)は、ミームコインの中でも実用性を重視したプロジェクトとして注目を集めている。その象徴的なマスコットは、愛嬌のあるツチブタ(aardvark)だ。
このプロジェクトの中核を成すのがTelegram(テレグラム)上で展開される自動取引ボット「Snorter Bot」であり、新たに上場したミームコインの流動性を即座にキャッチし、スナイプ(高速買い)する機能を提供する。
これにより、大口投資家やプロトレーダーが優位に立っていたこれまでの市場において、小規模な個人投資家にも公平な取引機会を提供することを目指している。
資金の安全性についても配慮されており、以下のリスクに対する保護機能が搭載される予定:
- ラグプル(資金持ち逃げ)対策
- ハニーポット(出金不可トラップ)検知
- サンドイッチ攻撃・フロントラン対策
また、Telegram内のチャット形式で簡単に操作できる点も特徴で、以下のようなコマンドで利用可能となる:
- 売買注文の実行
- ポートフォリオ管理
- コピー取引の有効化
SNORTトークンを保有することで、以下の特典が得られる:
- ボットの限定アクセス権
- 業界最安水準の取引手数料(0.85%)
- スナイプ回数無制限
- ステーキング報酬(現在155%の利回り)
現在プレセール中で、これまでに280万ドル(約4億4,000万円)を調達済み。1トークンあたりの価格は0.1003ドル(約15円)となっている。
3. TROLL(TROLL)── インターネットの“荒らし文化”に着想を得た話題のコイン
TROLL(TROLL)は、7月に急速に注目を集め、8月に入ってからも勢いが衰える気配はない。現在、値上がり率ランキングで1位となっており、過去7日間で300%以上の上昇を記録している。
その最大の特徴は、名前が示す通り「ネット荒らし(トロール)」文化をテーマにしている点だ。ジョークやミームで相手を煽るという、時に軽妙で時に辛辣な文化に着目している。
興味深いのは、TROLLには価値の裏付けも、ステーキング機能も、壮大なミッションも存在しないという点だ。いわゆる「純粋な意味でのシットコイン(実用性がない銘柄)」とされている。
その代わり、コミュニティには笑いやユーモア、そして高いリターンの可能性が提供されている。
すでに史上最高値を更新しているが、ミームコイン相場の加熱とともに、今後もさらなる上昇余地があると見られている。
4. nubcat(NUB)── 2025年の大幅上昇が期待されるネコ系ミームコイン
2025年の仮想通貨投資シーズンにおいて、低時価総額の動物系ミームコインを組み入れたいと考えているなら、nubcat(NUB)は有力な選択肢となる。
NUBは、ユーモラスなネコのマスコットキャラクターを中心に構成されたプロジェクトで、ステーキングやトークノミクス(経済設計)、ガバナンス機能などは一切備えていない。
しかし、それがかえって投機的な魅力となり、パフォーマンスは好調だ。
現在の価格は0.03210ドル(約4.9円)で、過去1カ月で400%以上の上昇を記録している。
動物をモチーフにしたトークンは、過去のミームコイン相場でも主役を務めてきた歴史がある。NUBもその流れに乗って、今後さらに価格を伸ばす可能性がある。
まとめ
今回紹介したDeepSeekによる4つのミームコインは、いずれも異なる魅力を持っている。
Snorter Token(SNORT)のように実用性を伴う銘柄もあれば、Maxi Doge(MAXI)のように強烈なコミュニティ主導型プロジェクトもある。
また、TROLLやNUBのように実用性はないが、市場の熱狂と話題性によって高パフォーマンスを見せている銘柄も見逃せない。
なお、本記事の内容は投資助言を目的としたものではない。仮想通貨は非常に価格変動の激しい資産であり、投資を行う際は必ず自身での調査と判断を行うことが重要である。
