
イーサリアム 今後を占う上で、先週の20%近い急落からの強いリバウンドが注目されている。金曜日に一時2700ドルまで下落したものの、強い買い支えによって4200ドル水準まで回復。市場参加者は、ショート清算と機関投資家の積極的な買い増しが反発の原動力になったと分析する。
ショート清算と機関需要が回復を主導
急落後の2日間でイーサリアムは15%近く反発し、再び4000ドル台を回復した。オンチェーンデータによれば、過去24時間で約6637万ドル相当のETHショートが清算され、ロングよりも高い割合を占めている。さらに建玉も急増しており、市場に強気の気配が戻りつつある。

大手機関による蓄積もイーサリアム 今後を支える要因だ。グレースケールやBitmineのようなプレイヤーが数千ETHを追加取得しており、長期的な信頼を示す動きが鮮明になっている。
イーサリアム 今後:抵抗線は4500〜5000ドル
記事執筆時点でETHは4200ドル前後で推移し、時価総額は一時5000億ドルを割り込んだが、反発によって強気ムードが再浮上している。テクニカル的には200日移動平均線が強いサポートとして機能しており、下値を固めつつある。

ただし、4500ドルと5000ドルの抵抗線は厚く、これらを出来高を伴って突破できなければ新たな価格帯には到達しにくい。逆に明確に突破できれば、次のターゲットは5000〜5500ドルになる可能性がある。
ビットコインハイパー:新時代のBTCユーティリティ
市場全体が乱高下する中でも、ビットコインハイパー($HYPER)は堅調な動きを見せている。このプロジェクトはビットコインネットワークのスピードとスケーラビリティ問題を解決することに焦点を当てたユーティリティ型レイヤー2だ。
ソラナやイーサリアムには数十億ドル規模のDeFi、NFT、ミームコインが存在する一方、ビットコインは主に「価値の保存手段」にとどまってきた。その制約となる1秒あたり5〜7件の処理速度を克服するため、HYPERはソラナ・バーチャルマシン(SVM)を採用。高速かつ低コストでスマートコントラクトやDappsを展開できる環境を構築している。
ビットコインハイパーの特徴
- ビットコイン初の本格レイヤー2プロジェクト
- 超低ガス手数料と高いスケーラビリティ
- ICO投資家に対して50%のステーキング報酬
- プレセールで2230万ドル以上を調達済み
- 現在の価格は0.013105ドルと割安水準
イーサリアム 今後がDeFiの成長を牽引する中で、HYPERのような革新的プロジェクトはビットコインに新たな実用性をもたらそうとしている。2025年のポートフォリオ分散を狙う投資家にとって、魅力的な投資先として注目されている。
