
暗号資産市場は新たな上昇局面を迎え、時価総額は初めて4兆ドル(約600兆円)突破が視野に入っている。先頭を走るのはイーサリアム(ETH)で、4,000ドル(約60万円)の重要な抵抗線を突破し、強気派は次の節目である5,000ドル(約75万円)を見据えている。
ETHがこの水準に到達すれば、市場全体の上昇を促し、アルトコインも引き続き強気の勢いに乗る可能性が高い。今週だけで26%以上上昇したETHは、この期間にわずか3%の上昇にとどまったビットコインを大きく上回っている。
現在、2021年に記録した過去最高値まで残り約500ドル(約7万5,000円)となっており、8月中に新記録を更新できるか注目される。本稿では、その可能性を分析する。
2021年以来初の4,200ドル突破──成長は続くか
4,000ドルは、これまでイーサリアムにとって最も強固な抵抗線だった。2021年に初めて突破した際には、4,891ドル(約73万円)の過去最高値を記録した。
その後、6度にわたり4,000ドル超での定着を試みたが、いずれも押し戻された。2024年末、トランプ政権の暗号資産支持姿勢を背景に12月には4,100ドル(約62万円)を突破したものの、2025年4月には1,500ドル(約22万5,000円)台まで下落した。
5月から7月にかけて2,500ドル(約37万5,000円)台で推移していたが、7月には一時3,800ドル(約57万円)を超える場面もあった。8月初旬には3,300ドル(約49万5,000円)まで急落するなど高いボラティリティを見せたが、今週の急伸で年初来の下落分をすべて回復。
現在は4,210ドル(約63万円)で推移しており、新たな過去最高値を今月中に更新する可能性が高まっている。
機関投資家もこの動きを注視しており、8月第2週には積極的なETH購入が行われている。Lookonchainによると、SharpLinkGamingは8月8日の大口購入後、ETH保有額を合計21億2,000万ドル(約3,180億円)に増加させた。
$ETH ETF inflow + $461,000,000 yesterday.
Ethereum FOMO doing its thing. 🚀 pic.twitter.com/Z9N9kaEBIB
— Ted (@TedPillows) August 9, 2025
また、著名アナリストのTed氏は、8月9日にETHへの資金流入が4億6,100万ドル(約693億円)に急増したと指摘している。
テクニカル指標も強気を示している。RSI(相対力指数)は68.84で、買われ過ぎ水準手前に位置し、さらなる上昇余地を残す。24時間で建玉は13.88%増加し、ロング/ショート比率は1.53と、多くのトレーダーがロングポジションを取っている。
ETHが5,000ドルを目指す中、投資家は次のアルトコインシーズン入りを予測している。過去のサイクルでは、資金が大型銘柄から小型アルトコインへと移動する傾向があり、現在は新たなERC20トークンのプレセールにも注目が集まっている。その中でも、ミームコインの1つが好タイミングでのローンチを控えている。
Maxi Dogeが今サイクルのトップミームコイン候補となる理由
イーサリアム基盤のミームコインは、ETHの上昇局面後に最初に追随する傾向がある。Maxi Doge(MAXI)もその1つで、プレセール開始からわずか2週間足らずで50万ドル(約7,500万円)以上を調達した。
Maxi Dogeは長期的な成長を目標に掲げており、将来的には先物取引のパートナーシップを確立し、保有者が100~1,000倍のレバレッジ取引を行えるようにする計画だ。さらに、様々なトレーディングコンペティションへの参加機会も提供される予定で、高リスク・高リターンを志向する設計となっている。
プレセール期間中、投資家は割引価格でコミュニティに参加できる。現在の1トークンあたりの価格は0.000251ドル(約0.037円)だが、時間の経過とともに値上がりしていく見込みだ。
市場では、Dogecoin(DOGE)やShiba Inu(SHIB)が過去に1,000倍のリターンをもたらした事例がある。99Bitcoinsの専門家は、MAXIも同様に大きく成長する可能性が高いと見ており、現行価格で参入した投資家は100倍の利益を得られる可能性があると予測している。
急速に資金調達が進み、コミュニティが拡大を続ける中、Maxi Dogeは今後数か月間の注目銘柄となるだろう。
