
1ドル未満で買える暗号資産(仮想通貨)の「掘り出し物」を探すのは、多くの投資家にとって魅力的だ。価格は安いが、上昇余地は大きい。小型トークンは大規模な資金流入を必要とせず、わずかな需要でも価格が大きく跳ね上がることがある。
過去にも例はある。Dogecoinは最初は1セント未満で取引されていたが、2021年に個人投資家の関心に支えられて急騰した。最近では、HyperliquidやSuiといったアルトコインが、中央集権型取引所(CEX)への上場をきっかけに30~50倍のリターンをもたらしたケースもある。
もちろんリスクは高い。しかし、それを承知で挑む投資家には大きな見返りが待っている可能性がある。ここでは、2025年末までに500倍のリターンをもたらす可能性を秘めた1ドル未満の暗号資産4銘柄を紹介する。
1. Bitcoin Hyper (HYPER)
Bitcoin Hyper(HYPER)は、最近クジラ(大口投資家)の注目を集めている。プレセール段階のプロジェクトでこれほどの関心を得るのは珍しい。先週末には25,000ドル(約380万円)超を含む複数の大型購入が確認されており、資金力のある投資家がこぞって参入している状況だ。これまでに総額1,200万ドル(約18億円)以上を調達し、1週間平均で100万ドル(約1億5,000万円)を超えている。
その背景にあるのが、Bitcoin Hyperの技術的特徴だ。これはBitcoinのレイヤー2(拡張基盤)で、Solana Virtual Machine(SVM)を統合することで高い処理速度を実現しようとしている。これにより、高頻度取引や分散型金融(DeFi)をBitcoinのネットワーク上で可能にすることを目指している。
現在、HYPERはプレセール価格0.012805ドル(約1.9円)で提供されており、初の取引所上場前からステーキング(預け入れによる利回り獲得)も開始されている。YouTuberのCrypto Gains氏は強気の見解を示し、市場公開後の大幅上昇を予測する動画を複数公開している。
クジラからの初期関心とレイヤー2という差別化要素が組み合わさり、Bitcoin Hyperは1ドル未満の銘柄の中でも500倍の成長を遂げる可能性があるプロジェクトといえる。
2. Wilder World (WILD)
Wilder World(WILD)は、実際に人々が遊びたくなるタイプのメタバースプロジェクトだ。Unreal Engine 5で構築されており、プレイヤーは「Wiami」と呼ばれるフォトリアルな都市でレース、バトル、取引、クリエイションを楽しむことができる。すべてがプレイヤー主導の経済圏内で完結するのが特徴だ。
WILDトークンはその中核を担い、ガバナンス(運営投票権)とゲーム内通貨の役割を持つ。発行上限は5億枚に固定されており、すでに主要CEXで取引されている。運営チームはベスティング(権利確定)スケジュールについても透明性を確保している。
このプロジェクトの魅力は、完成度の高さと計画性にある。AAA級のビジュアル、明確なロードマップ、今後予定されているDAO統合などにより、将来的な成長が期待される。ユーザーの採用が進めば、WILDは大きな上昇余地を持つ「隠れた原石」となる可能性がある。
3. TOKEN6900 (T6900)
多くのプロジェクトはミームコインに実用性を持たせようとするが、TOKEN6900(T6900)は逆に「無秩序さ」そのものを武器にしている。すでにプレセールで260万ドル(約3億9,000万円)以上を調達しており、終了まで残り24時間を切っている。
トークノミクスは単純だ。供給量はミームコインの代表格SPX6900より1枚多く設定され、ステーキング利回りは年利33%を提供。プレセール価格はわずか0.0071ドル(約1.1円)に過ぎない。
プロジェクトの本質は「雰囲気」にある。ロードマップも壮大な約束もなく、ただ競合を超えるミーム文化を築くことが狙いだ。これは過去1年間で11,400%のリターンを生んだSPX6900と同じ戦略でもある。
リスクは大きいが、それがミームコイン市場の特徴でもある。コミュニティが拡大し、今後大手CEXへの上場が実現すれば、TOKEN6900は2025年末までに500倍の成長を遂げる可能性を秘めている。
4. Cobak Token (CBK)
Cobak(CBK)は、韓国で個人投資家向けの暗号資産アプリとして高い支持を集めている。ニュース、ウォレット、トークン販売、イベントなどをひとつのアプリに統合し、すでに数万人規模の日次アクティブユーザーを抱えている。
その中核を担うのがCBKトークンだ。ガバナンス、ステーキング、プレミアムサービス、決済手段として活用され、デュアルトークン方式によって流動性も確保している。さらに、広告やトークンローンチ、エアドロップクイズといった仕組みで収益を上げている。
強固なローカル市場での利用と継続的なユーザーベースの拡大により、Cobakは利用されるほどにCBKの需要が高まる構造を持つ。現在の時価総額はわずか5,800万ドル(約87億円)であり、仮に利用が拡大すれば500倍の成長余地が見込める。
