
暗号資産(仮想通貨)のプレセール市場は日々変動しており、誰もが次に注目を集める銘柄を見極めようとしている。初期段階のプロジェクトの多くは日の目を見ないまま終わるが、毎サイクルの中で一部の銘柄は成功を収め、初期投資家に大きな利益をもたらす。
重要なのは、大衆が注目する前にこうした銘柄を見つけ出すことだ。本記事では、その中でも特に注目すべき5つのICO仮想通貨を紹介する。
1. Solaxy(SOLX)
Solaxy(SOLX)は、Solana(ソラナ)エコシステムが抱える課題に正面から取り組むことで、今期の最も有望なプレセール案件の一つとして注目を集めている。現在までに約4,500万ドル(約70億7,000万円)を調達している。
Solaxyは、Solana初のレイヤー2(Layer-2)ソリューションとして、ネットワーク混雑やトランザクション失敗の解消を目的としている。オフチェーンで複数の取引をまとめ、Solanaのメインネット上で最終処理を行うロールアップ技術を採用しており、高速かつ低コストな取引を可能にしている。
また、イーサリアム(Ethereum)とのクロスチェーンブリッジ(異なるブロックチェーン間の接続機能)がテストネットで稼働中であり、「Solaxy DEX(分散型取引所)」のリリースも予定されている。
現在、SOLXトークンは1枚あたり0.001748ドル(約0.27円)で販売されており、プレセール終了まで残り10日となっている。
2. Snorter(SNORT)
Snorter(SNORT)は、単なるミームコイン(インターネットミームを由来とする仮想通貨)にとどまらず、実用性を持つプロジェクトとして評価されている。Telegram(テレグラム)上で稼働する高性能トレーディングボットを提供しており、注目が高まっている。
プレセール開始から1週間で47万ドル(約7,390万円)以上を調達し、SNORTトークンは現在0.0943ドル(約14.80円)で購入可能だ。
このボットは、ミリ秒単位での注文実行、MEV(最大抽出可能価値)対策、さらに85%の精度でラグプル(詐欺的な資金引き抜き)を検知する機能を備えている。市場調査によると、仮想通貨トレーディングボット市場は2030年までに1億7,000万ドル(約267億円)規模に成長する見込みであり、Snorterのタイミングは極めて良好だ。
スマートコントラクトはすでに監査済みであり、高利回りのステーキング(預け入れによる報酬獲得)も提供されている。
3. BTC Bull Token(BTCBULL)
BTC Bull Token(BTCBULL)は、ミームコインに現実的な報酬を組み込むことに成功したプロジェクトである。ビットコイン(Bitcoin)が主要な価格節目(15万ドル、20万ドル、25万ドルなど)に到達するたびに、リアルなBTCのエアドロップ(無償配布)を行う初の取り組みとして注目されている。
このEthereum(イーサリアム)基盤のプロジェクトは、すでに680万ドル(約10億6,000万円)を調達しており、その勢いは継続中だ。プレセール終了まで残り23日となっており、現在の固定価格で購入できる最後の機会となっている。
加えて、ビットコインの価格上昇に応じてトークンの供給量の一部を焼却(バーン)する仕組みもあり、希少性が増す設計となっている。
4. Best Wallet Token(BEST)
Best Wallet(BEST)は、「誰でも使える仮想通貨ウォレット(電子財布)」という課題を解決することを目的に、1,300万ドル(約20億2,000万円)以上を調達している。
MetaMask(メタマスク)に代表される従来のウォレットが機能的に限界を抱える中、Best Walletは60以上のブロックチェーンと330以上のプロトコルに対応するモバイルアプリとして登場した。
最大の特徴は、BESTトークンを用いて複数のチェーンにおけるガス代(手数料)支払いが可能な点である。さらに、ブラウザ拡張機能の開発も進行中であり、急成長中のウォレット市場において大手と競合するポテンシャルを秘めている。
暗号資産系YouTuberのClayBro氏は、同トークンを「次の注目銘柄」として紹介している。Coinsultによる監査も完了済みであり、信頼性の高いプロジェクトといえる。
5. Bitcoin Hyper(HYPER)
Bitcoin Hyper(HYPER)は、Solana Virtual Machine(ソラナ仮想マシン)を基盤としたビットコインのLayer-2ソリューションを構築している。ゼロ知識証明(ZK証明)と非カストディアル型ブリッジ(資産を預けずに利用可能な接続機能)により、Solanaの高速処理をBitcoinネットワークに持ち込む構想だ。
ZK証明により、Bitcoinメインネットに処理を移す前にトランザクションの正当性を検証できる。さらに、Canonicalブリッジ(標準ブリッジ)は安全性を保ちながらも第三者の管理を排除する設計となっている。
これらの特徴により、HYPERトークンのプレセールはすでに59万ドル(約9,270万円)を調達している。現在、HYPERは1枚あたり0.011775ドル(約1.85円)で購入可能だが、数日ごとに価格は上昇していく予定である。
