MYX Finance（MYX）のネイティブ資産は過去24時間で205％の急騰を記録し、取引所Bitget（ビットゲット）での取引量が急増している。
CoinMarketCapのデータによれば、このトークンは静かに投資家の関心を集めており、過去30日間で453％の上昇を示している。
同プロトコルは分散型の非カストディ型永久先物取引プラットフォームであり、利用者は本人確認（KYC）手続きなしで取引が可能だ。
競争力の源泉は「Matching Pool Mechanism（マッチング・プール・メカニズム）」と呼ばれる仕組みにあり、流動性プールを用いることで価格スリッページを最小化する。また複数のブロックチェーンを跨いだ取引を可能とし、先物分野で台頭する分散型取引所Hyperliquid（ハイパーリキッド）の有力な競合候補とみられている。
9月5日の最新発表によると、MYX Financeは週間取引量22億ドル（約3,290億円）、総預かり資産（TVL）は3,200万ドル（約47億円）を処理した。これはHyperliquidが1日で処理する80億ドル（約1兆1,960億円）に比べれば小規模だが、革新的な設計が急速にトレーダーの注目を集めていることを示している。
さらにCoinMarketCapのデータでは、過去24時間で4億8,000万ドル（約718億円）相当のMYXが取引されており、これは流通供給量のおよそ5分の1に相当する。
MYXを空売りすべきではないか？
暗号資産コミュニティの一部からは、この急騰は実際の取引量に比べて過大であり、大規模なショートスクイーズが要因ではないかとの指摘が出ている。そのため現時点での空売りは極めて危険だとの見方が強い。
SNS上では特に、資金力のある投資家が低流動性トークンを利用して市場を操作できる点に批判が集中している。MYXのように流動性が低いトークンは空売りポジションが積み上がると、比較的少額の資金で価格を急騰させ、ショート勢を締め出すことが可能になる。この連鎖が急騰を引き起こす仕組みだ。
ブロックチェーンはパーミッションレス（許可不要）な性質を持ち、暗号資産市場全体も未規制で中央管理者が存在しないため、このような現象を防ぐ仕組みはない。
1時間足チャートでは、価格が10ドル（約1,500円）に到達した後、一部の早期購入者が利益確定に動いた兆候が見られる。
相対力指数（RSI）は2日連続で100近い水準に張り付いており、過熱感が極めて強いことを示している。今後調整局面に入った場合、7ドル（約1,050円）や4ドル（約600円）付近が重要な需要帯となる見込みだ。
ただし、上昇が基盤強化によるものか、あるいは操作による一時的な現象かは不明であり、依然として高リスクであることに変わりはない。
アルトコインシーズンにおいて、MYXのような突発的な成功例は今後も注目を集める可能性がある。今年注目のプレセール案件のひとつであるPepenode（PEPENODE）は、「マイン・トゥ・アーン（Mine-to-Earn, M2E）」モデルを通じて同様の大幅な上昇を狙えるとの期待が高まっている。
Pepenode、プレセールで90万ドル突破──マイニングをミームスタイルで復活
Pepenode（PEPENODE）は、初期の暗号資産マイニング文化を「Mine-to-Earn（M2E）」ゲームとして復活させたプロジェクトだ。仮想的なマイニングリグを用い、実際の報酬を獲得でき、全体はミーム文化の熱気によって支えられている。
リワードプールが設定されており、週間ランキング上位のマイナーはFartcoin（FARTCOIN）やBonk（BONK）といったトークンの追加エアドロップを受け取る可能性がある。
さらに、インターネット文化で人気の「Pepe the Frog」の拡散力に支えられ、Pepenodeは現在1,577％という高水準のステーキング報酬を提供している。利用者はPEPENODEをマイニングし、ステーキングでロックしながらランキングを上昇させる仕組みだ。
リグのアップグレードは計算力と報酬を増加させ、競争力の象徴ともなる。ゲームが盛り上がるほど、PEPENODEは参加のために必須のトークンとなっていく。
プレセールでPEPENODEを購入するには、公式ウェブサイトにアクセスしてウォレットを接続し、ETHやUSDTで交換できる。法定通貨を利用する場合はクレジットカードでの購入も可能だ。
