
ミームコインの熱狂はやや落ち着きを見せ始めている。今年前半に見られた勢いは薄れつつあり、単なる話題性だけでは相場を維持できない状況が出てきている。
しかし取引量が減少する中でも、注目を集めている新規プロジェクトがある。新しいミームコインであるPepenode(PEPENODE)はすでにプレセールで50万ドル(約7,500万円)を調達した。これは個人投資家がこのプロジェクトに関心を寄せていることを示している。
Pepenodeが他と異なるのは、単なるカエルのマスコットを掲げたミームコインではない点だ。同プロジェクトはコミュニティが実際に参加できるインタラクティブな仕組みを備えており、単なる投機的な性質からの脱却を図っている。この点が競合よりも長く存続できる理由となる可能性がある。
Pepenodeの「Mine-to-Earn」システムはどのように機能するのか
「暗号資産のマイニング」と聞くと、地下室に並ぶ高価で騒音の大きなコンピュータを想像するかもしれない。しかしPepenodeのシステムは完全に仮想的な仕組みであり、そうした高額なハードウェアは一切不要である。
Pepenodeに投資すると、利用者は「デジタル工場の管理者」となり、その生産ラインで生成されるのは暗号資産だけである。PEPENODEトークンを使って仮想的な「Miner Node(マイナーノード)」を購入・設置すると、そのノードが報酬となるトークンを生み出す。
重要なのは、これらのノードを効率的に配置し、生産性を最大化する組み合わせを見つけることだ。このシンプルながら戦略性のある仕組みはアナリストの関心を集めており、Jacob Bury氏はPEPENODEを元祖PEPEと比較し、10倍の成長余地があると指摘している。
さらに注目すべきは、設備をアップグレードする際に一部のトークンがバーン(焼却)される点である。これにより供給量が徐々に減少する仕組みが組み込まれており、利用者が増えるにつれて希少性が高まり、長期的には価格上昇を後押しする可能性がある。
PEPENODEのプレセールが開始、即座に50万ドルを調達
プレセールは「いかに早く参加するか」が鍵となるが、Pepenodeには公平性を意識した特徴がある。ベンチャーキャピタル向けの特別ラウンドや内部関係者向けの割引はなく、すべての投資家が同じ条件でスタートできる。
Mine Better. Faster. Stronger…
With PEPENODE 🔥⛏https://t.co/FaKIaBoHfa pic.twitter.com/O6qm8N2e2y
— PEPENODE (@pepenode_io) September 1, 2025
すでに50万ドル(約7,500万円)以上を調達しており、変動の大きい市場環境下でも「Mine-to-Earn」システムが注目されていることを示している。ただし、次の価格改定は24時間以内に予定されており、現時点では1トークン0.0010366ドル(約0.15円)で購入できる最後の機会となる。
購入後はすぐにマイニングを開始でき、設置したノードや進捗はそのまま維持される。つまり、ローンチ当日にはすでに最適化された環境で収益を得られる可能性がある。
さらに初期投資家向けには高利回りのステーキングプログラムも用意されており、現在の年利は3,187%という極めて高い水準に設定されている。この影響もあり、すでに2億4,700万枚以上のPEPENODEトークンがステーキングされている。
PEPENODEは9月に購入すべき暗号資産か?
ミームコインの多くは構造的な問題を抱えている。話題性による急騰と上場直後の高騰はあるものの、その後は停滞するケースが多い。多くがSNSでの注目度に依存しており、関心が移れば価格は下落する。このモデルでは急激な上昇と下落を繰り返すことになりやすい。
一方、Pepenodeは異なるアプローチをとっている。「Mine-to-Earn」システムにより、利用者が日常的に参加する理由を提供し、戦略を共有したりリーダーボードで競争したりする仕組みもある。
この設計により、PEPENODEトークンは単なる投機対象ではなく、実際に活用されるツールとして機能する。需要はゲーム内活動そのものから生まれるため、長期的な基盤を築ける可能性が高い。
市場が厳しい局面でも、こうした基盤のあるプロジェクトは生き残りやすい。単なる価格上昇への期待ではなく、自ら関与し成長を支える仕組みがある点こそが、Pepenodeが早期から注目を集めている理由である。
