暗号資産市場は鈍い動きが続いており、多くのトレーダーが「アルトコインは本当に終わったのか」「アルトコインシーズンにまだ可能性はあるのか」と疑問を抱いている。恐怖・強欲指数は20を記録し、市場心理は冷え込んだままだ。チャートにもそのムードが反映されている。 時価総額上位200銘柄を見ても、目立った動きはほとんどない。この範囲で最も良いパフォーマンスを示しているのはSuperVerseだが、それでも日次で9.9%の上昇にすぎない。明確な要因が見当たらず、市場全体のモメンタムが弱いことを示している。上位100銘柄でも、今週初めに話題となったSky tokenのみがわずかに上昇している。 メイン市場の状況に戻っても、同じように多くの銘柄が横ばいか小幅な下落にとどまっている。アルトコインシーズン指数は22と低く、強気の兆しは限られる。一方で、プライバシー系銘柄のカテゴリーのみ異常な動きが見られる。 プライバシーコインが珍しく強さを示す プライバシー銘柄の中では、Syncusが45%上昇しており、現在の市場で数少ない明確な強さを示している銘柄となっている。 このほか、Epic Cashが9.6%、ZClassicが13%、FogSwapが13%の上昇を記録している。しかし、ZcashやMoneroといった主要プライバシー銘柄は静かな動きにとどまっているため、Syncusの動きが際立っている。 ただしSyncusのチャートを確認すると、信頼できる構造には見えない点が懸念される。短期チャートでは明瞭なパターンがほとんどなく、横ばいに近い動きだ。長期では、2024年に形成したパラボリック(放物線的)な急騰から大きく下落している。今回の急上昇は鋭いものの、強固なテクニカルの裏付けがないため、多くのトレーダーは慎重な姿勢を維持している。 ビットコイン価格予測 アルトコイン市場はビットコインの値動きに大きく影響されるため、次の焦点は「ビットコインの現状はどうか」という点だ。BTCは現在90,000ドル(約1,350万円)付近で推移し、直近の80,000ドル(約1,200万円)からの反発後、この水準を維持している。 価格はこれまで3度90,000ドルに到達しており、いずれも反発していることから、この域値は明確なサポートゾーンとなっている。長期的には高値・安値が切り上がっており、この構造が続く限り強気トレンドは維持されると見られる。 一方で、本格的な弱気相場入りを確認するには75,000ドル(約1,125万円)を割り込み、日足終値がその下で確定する必要がある。 長期構造は強気に見えるものの、アナリストのLennaert Snyderは「過去最高値付近に単一の利確ポイントを設定する」という一般的な誤りを避けるべきだと警告する。Snyderは週足が依然として下降基調であり、直近の安値が本当の底値だったかどうかは断定できないと指摘する。 シンプルな上昇トレンド分析では、BTCが新高値に向かうまでに複数のレジスタンス帯を突破する必要がある点が見落とされがちだ。各抵抗帯は「低い高値」として機能する可能性があり、BTCが反落して再び下降トレンドを継続する展開もあり得る。 https://twitter.com/LennaertSnyder/status/1994782202006049174 Snyderのトレードルールはリスク管理を前提にしている。BTCがレジスタンスを突破すればロングを継続し、反落すればその失敗をショートで狙う構えだ。 また、彼の戦略では複数のレジスタンス帯に分散した利確ポイントを設定しており、メッセージは明確だ。「利確は段階的に行い、単一の賭けで資金を危険にさらさないこと」。 ビットコイン拡張の強気ムードがBitcoin ...