
パイネットワーク(PI)は来月、1億5000万枚以上のトークンが解放される予定で、史上最安値付近にある価格に大きな売り圧力が加わる懸念が高まっている。
パイスキャン(PiScan)のデータによれば、この大量解放は発行済み供給量79億5000万枚の約2%に相当し、過去の月間平均を5倍も上回る規模となる。短期的な市場心理に重くのしかかる要因とみられ、弱気なパイネットワーク 価格予測を裏付けている。
年初来のPIの下落率は79.25%に達し、時価総額で上位40の暗号資産の中でも最悪のパフォーマンスとなった。プロジェクトに対する市場の懐疑的な見方と強い売り圧力を示す結果だ。
パイネットワーク 価格に影響する要因
パイネットワークはパブリックメインネット稼働後もエコシステムの成長施策が乏しく、主要な中央集権型取引所(CEX)から上場を拒否されてきた。さらに供給量の急拡大が続き、価格の下押し要因となっている。
4時間足チャートでは、PIは今週0.33ドル(約50円)のサポートで反発し上昇を試みているが、依然として弱気基調が強い。過去24時間で3%上昇し、取引高も3%増加したが、依然として2700万ドル(約41億円)にとどまり、時価総額約30億ドル規模の資産としては極めて低水準にある。
短期的には0.37ドル(約56円)まで戻す可能性はあるが、200期間EMAを下回って推移しているため、全体トレンドは下向きのままだ。売り圧力が加速すれば、0.25ドル(約38円)まで34%下落するリスクも指摘されている。
投資家の注目を集める新プロジェクト「Best Wallet Token」
一方で、パイネットワークの停滞を横目に、投資家の関心を集めているのが「Best Wallet Token(BEST)」だ。
BESTは暗号資産ウォレット「Best Wallet」のネイティブトークンであり、すでにプレセールで1500万ドル(約23億円)以上を調達している。今年最も有望なプレセールの一つとされ、上場後には10倍の急騰も期待されている。
Best Walletアプリは暗号資産の保管やスワップ、新規トークン発見を簡単に行えるオールインワン型のサービスだ。BEST保有者は取引手数料の割引や、プレセールへの早期アクセスといった特典を得られる。
ユーザー基盤の拡大とともに需要が増すことで、BESTの価格は長期的に大幅上昇する可能性が高い。投資希望者は公式サイトからウォレットを接続し、暗号資産やクレジットカードで購入できる。
