パイネットワーク 価格(PI)は16日、0.22ドル(約34円)付近で推移し、Pi App Studioの新機能更新に連動する形で3日連続の反発を見せた。
取引プラットフォームTradingViewのデータでは、前日比3.52%の上昇が維持され、強気派は50日指数平滑移動平均線(EMA)への到達を短期の焦点としている。一方で中央集権型取引所(CEX)への大量流入が利益確定の動きを示し、上値圧力となる可能性がある。
Pi App Studio更新が短期回復を後押し
Pi Networkは11日、Pi App Studioに新たな開発ツールと管理インターフェースを導入した。
この更新により開発者はカスタマイズ性を高め、アプリ構築の効率を向上できるようになった。
New features are released in Pi App Studio. Creators can now download and re-upload their app code for further customization and flexibility. This functionality also makes the App Studio a useful prototyping tool for developers that simplifies Pi integration and deployment. Other…
— Pi Network (@PiCoreTeam) November 15, 2025
同ネットワークはモバイル・マイニング(採掘)型暗号資産からWeb3エコシステムへの拡張を進める姿勢を示し、市場心理の改善と3日続伸を後押しした。
しかし、PiScanのデータによると、過去24時間でCEXのウォレット残高は159万PI増加し、特にOKXで123万PIの純流入が記録された。
これはKYC認証済みユーザーによる利益確定の可能性が高く、短期的な売り圧力を生む懸念がある。

レンジ拡大と反転シグナルの有無
PIは10月11日の安値0.1919ドル(約30円)から横ばいレンジを拡張し、50日EMA(0.2435ドル付近)が上値の動的レジスタンスとして機能し続けている。
反転の成立には、このEMAの明確な終値突破が不可欠だ。

EMAを突破できれば、以下の水準が上値抵抗となる可能性が高い。
- 0.2613ドル(約40円):9月23日の下値
- 0.3220ドル(約49円):8月1日の下値
一方、MACDは横ばい推移を続け、RSIは49と中立的で、売り圧力の後退を示唆するに留まる。
下落リスク:主要サポート割れに注意
下方では以下のサポート帯が重要になる。
- 0.1919ドル(約30円):10月11日の安値
- 0.1533ドル(約23円):10日の安値
これらを割り込むと、レンジ下抜けから短期下落が加速する可能性がある。市場のセンチメントは依然として脆弱で、CEX流入による供給増や外部環境の変動に左右されやすい構造が続く。
ミームコイン市場で存在感を増すPepeNode:PI弱含みの中で台頭する“次の波”
パイネットワーク 価格 が回復局面を探る中、PepeNodeがミームコイン市場で急速に存在感を高めている。
需要鈍化や利益確定に揺れるPIとは対照的に、PepeNodeはユーザー基盤の拡大と実用性の強化によって注目を集める。

PepeNodeは従来のマイニング(採掘)概念を、誰でも参加可能なプレイ・トゥ・アーン(P2E)型ゲームへと変換したプロジェクトだ。
物理的なハードウェアも電力コストも不要で、仮想リグとノードの強化によってPEPENODEトークンや主要ミームコインを獲得できる仕組みを採用する。
特に注目されるのが独自トークノミクスで、ノード強化に使われた資金の約70%が恒久的にバーン(焼却)される。
この供給縮小モデルは長期価値向上につながり、投資家が魅力を感じる大きな要因だ。
PepeNodeは既に213万ドル(約3億2000万円)以上を調達し、ETH・BNB・USDTに加えてクレジットカード決済にも対応している。参入障壁が低く、初期のビットコイン採掘を想起させるエコシステムを一般ユーザーに開放している点が強みとなる。
ミームコイン全体の勢いが再び高まりつつある中、PepeNodeは“次の主役候補”として台頭しており、PIの停滞局面で資金が向かう可能性も指摘される。






