米SECがリップル現物ETFの承認判断を10月に延期。市場の不確実性が高まる中、新しい仮想通貨HYPERに関心が集まる。
リップル(XRP)は8月末、SECによる現物ETFの承認判断が延期され、価格が5%以上下落した。リップル現物ETFの承認に期待する声が高まる一方で、より大きな成長余力を持つ暗号資産へ資金を移動させる投資家が増えている。
リップル現物ETFの承認判断、10月下旬に延期
SECは、複数のリップル現物ETF申請に関する判断を10月下旬まで延期すると発表した。この中には、ウィズダムツリーやビットワイズ、グレイスケールなどが申請したものが含まれている。SECは延期の理由について、現物ETFの承認がもたらす法的・規制上の問題を十分に評価するために、時間が必要だと説明している。2024年初頭のビットコイン現物ETFの承認プロセスと同様の展開をたどっており、仮想通貨の規制環境における重要な局面を示している。
XRP価格への影響と投資家の動き
8月末の発表を受けて、リップルの価格は心理的な支持線と見られていた3ドルを割り込み、7月以来最大の下落幅となった。ある専門家は、この下落の背景に「利益確定売り」「レバレッジポジションの清算」「規制不透明感」の3要因を指摘している。
一方で、一部の機関投資家はこの下落を好機と捉え、38億ドル相当のリップルを買い集めたと報告されている。ブルームバーグのETF専門家ジェームズ・セイファート氏も、申請書類の修正が続いていることを「良い兆候」と前向きに評価しており、承認の可能性が高まっていると見ている。
投資家が注目する新しい仮想通貨の動き
リップルなどの主要アルトコインは規制当局の判断に大きく左右される一方で、投資家の関心はより革新的で成長ポテンシャルの高い新しい仮想通貨にも向けられている。特に、トップ仮想通貨であるビットコインの価値をさらに高める技術が注目を集めている。
この点について詳しくは、新しい仮想通貨の最新動向でも解説されている。
ビットコイン関連の新しい仮想通貨、Bitcoin Hyper
ビットコインに関連した革新的なプロジェクトとして注目されているのが、レイヤー2スケーリングソリューションであるBitcoin Hyperだ。このプロジェクトはイーサリアムを基盤としながらも、ソラナのSVM技術を搭載し、取引遅延や手数料高騰といったビットコインの長年の課題を解決することを目指している。

さらに、ホワイトペーパーによれば、スマートコントラクト機能を追加し、これまで価値保存手段だったビットコインをDeFiやNFTといったWeb3.0分野で活用できる資産へと成長させることが可能だ。Bitcoin Hyperはプレセール段階にありながら、既に1750万ドル以上の資金調達に成功し、2000万ドル到達も間近とされる。早期参加者には年利66%の高利回りステーキングが提供され、大口投資家の参入も続いている。
HYPERの購入は公式サイトからETH、USDT、BNB、SOL、USDCを利用して可能であり、「ビットコイン2.0」とも呼ばれるこのプロジェクトは、規制リスクに直面するリップルとは異なる投資機会を提示している。






