Ripple Labs(リップル・ラボ)は、Web3技術を既存のトラディショナル金融(TradFi)ネットワークへ接続する目的で、金融サービス基盤の買収に約40億ドル(約6,400億円)を投入している。
アナリストは、これらの買収がRippleトークンの機関投資家による流動性流入を促す可能性が高いとして、XRP価格の強気予測につながると指摘する。
CNBCの調査によれば、2025年だけでも、Rippleは4月にブローカレッジ企業Hidden Road(現Ripple Prime)を約13億ドル(約2,080億円)で買収し、さらに同年後半にはソフトウェア企業GTreasuryを10億ドル(約1,600億円)以上で取得している。
RippleがTradFi基盤に40億ドルを投下
先週、同社はブローカレッジ部門を通じて新たなオファリングを開始し、米国の機関投資家が複数のトークンにおけるOTCスポット取引へアクセスできる環境を整えた。これにより、新たに5億ドル(約800億円)の資金調達に成功し、企業評価額は400億ドル(約6.4兆円)に到達した。
Rippleのブラッド・ガーリングハウスCEOは、2025年が「同社にとって疑いなく特別な年であり、暗号資産市場全体にとっても記録的な年だった」と述べた。
2025, without a doubt, has been an incredible year for @Ripple, and a record year for crypto as a whole. Although we have a couple of months left, this announcement feels like the cherry on top of a mountain of good news:
Today we announced a $500M investment in Ripple, from… https://t.co/vuMAQfKo1n
— Brad Garlinghouse (@bgarlinghouse) November 5, 2025
同氏によれば、「TradFiと暗号資産の投資連携は、XRPを基盤とするRippleの成長戦略を裏付けるだけでなく、暗号資産の未来像に対する明確な賭けである」という。
CrunchBaseの創設者でありArrington Capitalのマイケル・アーリントン氏も、最近のRippleによる一連の買収がXRPおよび暗号資産業界全体の資金流入に大きな影響を与えていると認めた。
「Ripple Primeは巨大なビジネスへ成長するだけでなく、我々のようなヘッジファンドが市場へアクセスするための新たなツールを提供する」と述べている。
さらに強気材料として、XRPに連動する11本程度のETF(上場投資信託)が上場を控えている。
前段階のファンドを含むDTCCプラットフォームには、Canary Capital、Bitwise、CoinShares、Franklin Templetonなどが提供するXRPスポット型ETFがすでに登録されている。
中でも、米国初となるCanary CapitalのXRPスポットETFは、ナスダックへの上場が水曜夜に予定されており、木曜日の市場オープン時に取引開始となる見込みだ。
💥BREAKING:
🇺🇸 THE SEC HAS OFFICIALLY APPROVED THE FIRST-EVER SPOT $XRP ETF IN THE UNITED STATES!
XRP TO $5 SEEMS FAIR! 🚀 pic.twitter.com/dj5y74H5lU
— STEPH IS CRYPTO (@Steph_iscrypto) November 12, 2025
XRP価格予測は5ドルを指し示す
アナリストは、ETFの上場によってXRPが2026年に向けて5ドルへ向かう可能性が高いとみている。
暗号資産アナリストのChartNerd氏は、XRPは2025年1月以降、垂直的な蓄積局面にあり、次のブレイクアウトは「爆発的」になると分析する。
同氏の分析では、1.618のフィボナッチ拡張が示すターゲットは5〜6ドルであり、2.60ドル付近の抵抗帯を突破すれば到達可能だとされる。

StealthExのマリア・カロラCEOはCryptonewsに対し、金融緩和とETF資金流入が続けば、XRPは11月末までに2.5ドルのレジスタンス接近を試す可能性があると述べた。
同氏は「Bitcoinのドミナンスが再び60%を下回ることは、XRPのようなアルトコインへ資金が向かう回転局面を示している」と指摘する。
アルトシーズンはBest Wallet Tokenのプレセールを後押しする
アルトコインへの回転が進む局面では、プレセール中のユーティリティ系プロジェクトに投資資金が集まりやすい。注目銘柄の1つがBest Wallet Token(BEST)である。
Best Wallet Token(BEST)は現在のプレセールで約1,700万ドル(約27億円)を調達しており、投資家から関心を集めている。
同プラットフォームは複数のブロックチェーンに対応するセルフカストディ型ウォレットとして機能し、FireblocksのMPC(マルチパーティ計算)技術によってセキュリティが担保されている。

BEST保有者は、取引コストの軽減、ステーキング利回りの向上、ガバナンス参加、アプリ内で紹介される厳選プレセールへの優先アクセスなどの恩恵を受けられる。
また、クロスチェーンスワップ機能や、新規プロジェクト向けローンチパッドも搭載している。
投資家は、現在価格0.025935ドル(約4.1円)で参加できるプレセールへ残り15日間のみ参加可能だ。この固定価格により、上場前に購入価格の確実性を得られる。
プレセールで購入したBESTをステーキングすることで、年間77%の利回りを得ることができ、Best Wallet Presaleの公式サイトからBESTトークンを取得できる。






