シバコイン 今後の価格動向は不安定さを増している。12月に入り、SHIBは約8%下落し、ミームコイン市場全体の弱含みを反映する形となった。
複数のミームコインが同時に売られる展開が続いており、セクター全体が調整局面、いわゆる弱気相場に入ったとの見方も出ている。
シバコイン(SHIB)は、直近数か月で最も重要とされていたサポート水準を割り込んだ。ETF関連の好材料が取り沙汰される中でも下落が止まらず、シバコイン 今後の価格予測は一段と慎重なものとなっている。
ミームコイン市場は終わったのか
11日、CryptoQuant創設者のキ・ヨンジュは、オンチェーンデータ分析を公表し、ミームコイン市場が事実上停滞状態にあるとの見解を示した。
同氏によると、現在の状況は2023年12月以来の低迷局面であり、当時のソラナ(Solana)主導の急騰とは対照的だという。
問題は、低迷が特定のチェーンに限られていない点にある。ソラナだけでなく、他のブロックチェーン上でも取引量は伸び悩んでいる。

ドージコイン(DOGE)などの主要銘柄ではETF関連の関心が期待ほど高まらず、シバコインやPEPEも売り圧力が続いている。これにより、市場参加者の間ではミームコイン市場の先行きを疑問視する声が広がっている。
一方で、MoonPayのキース・A・グロスマン社長は、ミームコインは消滅したわけではないと指摘する。
同氏は、約2年に及ぶ上昇局面の後に訪れる典型的な調整であり、今後は「アテンションエコノミー(注目経済)」を軸とした新たな形で復活する可能性があるとの見方を示した。
暗号資産市場は予測が難しく、数週間で反転する場合もあれば、数か月停滞が続くこともある。現時点では、小口で分散的に投資する姿勢が比較的慎重な対応といえる。
シバコイン 今後の価格は一段安の可能性も
ミームコイン市場全体が弱含む中、シバコインは特に厳しい局面に直面している。
年初来にわたり買い支えられてきた0.000010ドル(約0.0015円)の年次サポートを下回り、多くのトレーダーにとって重要な買いゾーンを失った。
12月15日には0.000008ドル(約0.0012円)付近まで下落しており、回復の兆しは限定的だ。
この水準を明確に回復するまでは、シバコイン 今後の価格予測は弱気に傾きやすく、次の下値目安として0.0000055ドル(約0.0008円)が意識されている。
市場心理は慎重であり、ミームコイン市場全体の回復や、ビットコインが再び強気トレンドに戻ることが転換の条件とみられている。
中長期視点では反転要素も残る
短期的には厳しい状況が続くものの、シバコインのコミュニティは中長期的な可能性を完全には否定していない。
2026年にETF承認の可能性が議論されているほか、レイヤー2であるShibariumは累計10億件の取引を達成した。
オンチェーンデータではクジラによる保有増加も確認されており、これらの要素がそろえば、2026年に向けた強気シナリオが再浮上する余地は残されている。
シバコイン価格のテクニカル動向
過去1か月のチャートを見ると、シバコインは0.0000090〜0.0000092ドルのレジスタンスゾーンを何度も上抜けられず、上値の重さが鮮明となった。

高値圏では上ヒゲを伴う反落が続き、徐々に安値を切り下げる形で弱気構造へと移行した。
中盤には0.0000085ドルのサポートを割り込み、かつての需要帯は短期的なレジスタンスへと転換している。
足元では0.0000078〜0.0000080ドル付近で下げ止まりを試しているが、買いの勢いは限定的だ。
テクニカル面では、0.0000085ドルを回復できなければ弱含みが続きやすく、下方では0.0000070ドル台半ばへの調整も視野に入る。
Maxi Doge:シバコイン 今後を注視する投資家の派生的選択肢
シバコイン 今後を見極めようとする投資家が増える中、ミームコイン市場では別の動きも生まれている。その一つがMaxi Doge(MAXI)だ。
Maxi Dogeは、初期ドージコインに見られた投機的熱狂を、現代的なトレード文化として再構築することを目的としたプロジェクトである。

イーサリアム基盤のミームコインとして設計され、単なるユーモアではなく、情報共有や市場分析を重視するコミュニティ形成を特徴とする。
参加者は、主流化する前の取引機会や戦略を共有し、高いモメンタムを狙った動きを取ることを前提としている。
Maxi RippedやMaxi Gainsといった競技型イベントも用意されており、リターンを目指す参加者同士の競争を促す構造となっている。
高いリスクを受け入れつつ、短期的な勢いを重視する投資家層に向けた設計といえる。
購入手続きは比較的シンプルで、公式Maxi DogeサイトにてBest Walletなどの対応ウォレットを接続することで参加できる。
既存の暗号資産によるスワップに加え、カード決済にも対応しており、ミームコイン市場の次の動向を探る投資家にとって、一つの参考事例となりそうだ。






