Enzyme暗号資産が急騰、Bitcoin Hyper:注目すべき仮想通貨 投資は?
10月中旬時点で、最も有望とされるプレセール銘柄に匹敵するアルトコインは限られている。いわゆる「Rektmber(9月の相場下落)」から「Uptober(10月の上昇相場)」への転換期に差し掛かる中、注目を集めているのがEnzyme(MLN)だ。では、なぜMLNが見出しを飾り、価格が急上昇しているのか。 現在、ビットコインを保有して価格が急騰することを期待するのは現実的ではない。イーサリアムも2025年第3四半期のDAT(分散型自動取引)ブームにもかかわらず動きは鈍い。この状況下で注目されるのは、イーサリアム系DeFi(分散型金融)プロトコルへの投資強化である。特に、HYPEのような高騰する永久型DEX(分散型取引所)とは対照的に、MLNは堅調な推移を見せている。 暗号資産データサイトCoinGeckoによれば、MLNは過去1か月で52%上昇、直近の取引日で63%上昇している一方、年初来では31%下落している。週次・月次のパフォーマンスを考慮すれば、Enzymeとは何か、そして次なる「100倍銘柄」としての可能性を探る理由は十分にある。 Enzymeとは何か:MLNは100倍化するのか 短期売買を重視する投資家にとって、ファンダメンタルズ(基礎的価値)は二の次であり、100倍の上昇を狙い素早く利益確定することが目的となる。だが、価値・基礎・技術の三要素を重視する長期投資家にとっては、詳細を確認することが重要だ。 Enzymeは2017年にMelon Protocolとして始動し、その後は個人投資家、機関投資家、暗号資産関連企業を対象に進化してきた。サービスにはオンチェーン資産管理ツールや、MiCA規制(欧州暗号資産市場規制)に準拠した運用支援が含まれる。 主な製品には、トークン化レイヤーを担う「Enzyme Onyx」、機関投資家向けオプション戦略を展開する「Enzyme Myso」、財務管理に対応する「Enzyme Vault(保管サービス)」がある。 X(旧Twitter)上では、あるアナリストが「MLNはイーサリアムおよびDeFi市場全体において流通量の少ないトークンであり、さらなる上昇余地がある」と指摘している。発行済みトークン総数2.98百万MLNはすでにすべて流通しており、今後の新規発行によるインフレ懸念はない。 https://twitter.com/nonclerr/status/1979823454535954850 さらに、Enzymeを活用して投資戦略を拡大・収益化するプロジェクトは増加している。2023年10月時点でEnzymeのTVL(総預かり資産)は約3,500万ドル(約52億円)だったが、2年後には4倍以上の1億5,500万ドル(約230億円)を超える規模へと成長した。 Bitcoin Hyper:2025年第4四半期で最高のプレセールか 一方で、MLNが上昇を続ける中、個人投資家の関心を集めているのが2025年第4四半期における有力プレセール銘柄とされるBitcoin Hyperである。 Bitcoin Hyperは、Solana(ソラナ)の仮想マシンを活用したビットコインのレイヤー2を構築しており、決済、ミームコイン、分散型アプリ(dApps)を支える基盤を目指している。ソラナ仮想マシンとの統合により、ソラナチェーン上の主要ミームコインとの相互運用が可能となる。 ...