イーサリアムが新高値更新──今買うべき売られすぎのアルトコイン3選
イーサリアム(ETH)が史上最高値を更新したことで、アルトコイン市場全体は影に隠れる展開となっている。ETHと比較すると、多くのトークンは過去に例を見ないほど売られすぎの水準にあり、アナリストは「ここ数年で最も有望な投資機会のひとつ」と評価している。特にトップ10銘柄以外に目を向ける投資家にとって注目度が高まっている。 Bitcoin Hyper(HYPER):BTCの遅延取引を解決する世界初のレイヤー2ソリューション Bitcoin Hyperは、2025年におけるプレセール中の最注目アルトコインのひとつだ。同プロジェクトは、世界初のビットコイン(BTC)レイヤー2ソリューションを導入し、従来の遅い取引速度と高額な手数料という課題に対応することを目指している。独自のCanonical BridgeとSolana Virtual Machine(ソラナ仮想マシン)を組み合わせることで、BTCの遅延を回避し、即時のトークン送金を大幅に低コストで実現できる。 プレセールではすでに約1,350万ドル(約20億2,500万円)を調達しており、HYPERトークンの革新的なユースケースとあわせて、2025年のビットコイン価格予測を上回る成長が期待されている。 Avalanche(AVAX):600%上昇再現の可能性 Avalancheは、過去の値動きを想起させるシグナルを示している。ETH建ての価格は2023年9月以来の水準まで下落しており、このときAVAXはその後600%の上昇を遂げた。現在、RSI(相対力指数)は売られすぎを示し、モメンタムは底打ちの兆しを見せている。一方で、AvalancheのDeFi(分散型金融)エコシステム内の流動性は着実に拡大を続けている。 状況は過去と酷似しており、イーサリアムが安定すればAvalancheが再び力強い反発を見せる可能性がある。 Hedera(HBAR):静かに進行する強気のダイバージェンス Hederaの展開はやや複雑だ。ETH建ての週足チャートでは、RSIが上昇している一方で価格が下落を続ける「強気のダイバージェンス」を形成している。過去にはこのパターンが上昇局面の前兆となっており、例えば2024年11月にはHBARが底を打った後、数週間で急騰した例がある。 ただし、SuiやAvalancheと比較すると取引量が相対的に少ない点が懸念されている。アナリストは「本格的な反転が訪れる前に、もう一段の下値試しがある可能性がある」と警告を示している。