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リップル 今後:ブレイクアウトか、それとも崩落か──カギを握るのは3.22ドル水準

リップル 今後:ブレイクアウトか、それとも崩落か──カギを握るのは3.22ドル水準

XRPは、米証券取引委員会(SEC)との長期にわたる訴訟がRipple(リップル)に有利な形で決着したことを受け、3.25ドル(約502円)を突破した。暗号資産は一時3.27ドル(約505円)まで上昇した後、3.22ドル(約497円)で引け、8月11日までの24時間で11%の上昇を記録した。 この上昇は、SECがRipple Labsに対する訴訟を正式に取り下げ、長年XRPの市場パフォーマンスを抑制してきた規制上の大きな障壁が取り除かれたことが背景にある。 取引高の急増も目立つ。機関投資家による取引は208%増の124億ドル(約1兆9,100億円)となり、規制の不透明感が解消されたことで大口投資家が積極的にポジションを取った。この機関投資家の資金流入が、XRPが心理的節目である3.00ドルを突破する主因となった。 また、XRPデリバティブ(金融派生商品)の未決済建玉は15%増の59億ドル(約9,080億円)となり、大口市場参加者が強気姿勢を強めていることを示している。 当日の取引ではボラティリティが高かった。7時台には3.24ドルから3.16ドルへの急落があり、取引量は1億4,454万枚に達した。買い手は3.15~3.16ドルのゾーンを守り、ここが新たな重要サポート水準となった。 終盤には買い戻しが入り、3.22ドルのレジスタンスを突破し、終値は3.24ドル超で維持。1日の値幅は0.11ドルで、3.27ドル高値と3.15ドル安値の間で約3%の変動だった。 現在の市場動向 8月9日以降、XRPの値動きは落ち着きを見せており、直近3営業日では狭いレンジ内で推移している。レジスタンスは3.30ドル、サポートは3.22ドルが意識されている。 この横ばい相場は、8月3日から7日までの4日間で20%上昇した後の調整局面であり、市場のボラティリティが低下していることを示している。これは買いと売りの圧力が均衡している状態だ。 市場データでもそれが裏付けられる。XRPのATR(平均真の値幅)は8月7日以降10%低下し、落ち着いた相場環境を示している。ただし、この低ボラティリティ局面は、その後の急激な値動きの前兆となる場合もある。 テクニカル指標では、Elder-Ray Index(エルダー・レイ指数)が直近数日で強気の勢い減少を示している。買い圧力を示す緑色のヒストグラムは縮小傾向にあり、強気センチメントが弱まっていることがうかがえる。 買い圧力の減退は、売り手が主導権を握るきっかけとなる可能性があり、サポートである3.22ドルを割り込むと、2.99ドル(約461円)まで下落する恐れがある。 今後の価格シナリオ XRPは重要な分岐点にある。売り圧力が強まれば3.22ドルを割り込み、2.99ドルへ下落する可能性がある。一方、新たな需要が生まれれば、3.33ドルを突破し、3.66ドル(約565円)への上昇も視野に入る。 SECとの訴訟解決はRippleとXRPにとって大きな節目であり、双方の控訴取り下げは長年の規制不透明感を払拭した。これにより、企業や機関による幅広い採用の可能性が広がった。 一部の機関投資家向け調査では、中期的な価格目標を4.50~5.00ドル(約694~771円)とする見方も出ており、規制クリア後の成長期待が反映されている。 トレーダーは3.27ドル超での買い継続に注目しており、これが3.50ドル以上へのブレイクアウトを裏付ける可能性がある。また、規制解決後の大口保有者による買い増し継続が短期的なパフォーマンスの鍵を握るだろう。 さらに、デリバティブ市場のポジションが現物市場のボラティリティに与える影響や、日本のSBIによるBitcoin-XRP ...

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