
数週間にわたり大きな上昇を見せてきたミームコイン市場だが、時価総額は781億ドル(約11兆4,500億円)まで後退し、過去24時間で6.3%の調整となった。それでも前年比では41%以上の上昇を維持しており、長期的な強気トレンドは続いている。
短期的な価格変動を回避する方法の一つは、長期的な利益が期待できる新規ミームコインのプレセールに分散投資することだ。その中で成長ポテンシャルが注目されているのがTOKEN6900(T6900)であり、既にプレセールで130万ドル(約1億9,000万円)以上を調達している。
TOKEN6900は、ミームコイン特有の軽妙なユーモアを前面に打ち出し、過去12か月で約100倍(10,000%)の上昇を記録したSPX6900(SPX)の成功再現を目指している。
TOKEN6900は次のSPX6900となるのか?
TOKEN6900は、ミームコインが持つ混沌としたユーモラスな性質を全面的に受け入れた新しい暗号資産だ。ファンダメンタルズやユーティリティ(実用性)を提供する代わりに、「Brain Rot Finance(頭を空っぽにする金融)」の新たな世界基準となることを掲げ、コミュニティの支持と雰囲気だけを原動力としている。
同プロジェクトの重点施策の一つはマーケティングだ。プレセールで調達した資金の40%をマーケティング戦略やキャンペーンに充てる計画で、これにより大衆の注目を獲得し、爆発的な拡散を狙う。
すでにSPX6900に酷似した大胆なブランディング戦略が見られる。TOKEN6900は9億3,099万3,091枚という固定供給量を設定しており、これはSPXの総供給量より「ちょうど1枚多い」。これは「SPXより1倍優れている」とユーモラスに主張するため、あえて設計されたものだ。
TOKEN6900はトークノミクス(経済設計)を模倣しただけでなく、長期的には現在19億ドル(約2,780億円)に達するSPXの時価総額に並ぶことも目標としている。急成長中のプレセールと低い参入価格を考慮すれば、T6900は大きな上昇を遂げる可能性がある。
さらに、TOKEN6900のホワイトペーパーによれば、今後はトークンバーン(供給量の焼却)やエアドロップ(無償配布)も実施予定であり、長期的な支援者への報酬を確保する方針だ。
アナリストが評価──ステーキングで長期的信頼性を構築
著名暗号資産アナリストのBorch Crypto氏は、このICO暗号資産に強気姿勢を示している。同氏は自身のYouTubeチャンネルで、暗号資産トークンやミームコインに関する検索ボリュームが依然として高水準にあると述べた。
このため、足元の変動にもかかわらず長期的な需要は安定しており、新規プロジェクトやプレセールへの資金流入が続く可能性があると分析。TOKEN6900は、その混沌としたユーモアと好調なプレセールの実績から、この条件に合致するとしている。
同氏は、高リスク・高リターンの性質を認めつつも、SPX6900の成長過程の一部でも再現できれば大きな上昇が見込めると指摘した。
また、実用性がないとされながらも、TOKEN6900は長期保有者に投資を継続する理由を提供している。稼働中のステーキングプログラムでは、T6900トークンをロックすることで最大年利44%(APY)を得られる。これまでに1億500万枚以上のT6900がステーキングされており、初期段階からのコミュニティ支持の強さを示している。
TOKEN6900プレセールへの参加方法
高リスクを取ってでも複数倍の利益を狙う投資家にとって、T6900のプレセールは早期参入の好機となる。
現在、トークン価格は0.00675ドル(約1.0円)で、公式プレセールサイトからETH(イーサリアム)、USDT(テザー)、USDC、BNB(バイナンスコイン)、クレジットカードで購入可能だ。
また、App StoreおよびGoogle Playで提供されているBest Walletアプリからも購入でき、モバイルでの取引にも対応している。
大型ミームコインが強気相場後に一服感を見せる中、一部のトレーダーはTOKEN6900のような新興プロジェクトに注目を移している。急速に拡大するコミュニティと大規模なマーケティングを背景に、TOKEN6900は2025年に注目すべき新ミームコインの一つとなる可能性がある。
