
今、注目のアルトコインを探している投資家は少なくない。6月中旬に入り市場が活発化する中、時価総額の小さいトークンの中には、少額投資から大きなリターンを狙える有望銘柄がいくつか登場している。
ここでは、「100ドルが1万ドルに化ける」可能性を秘めた5つのアルトコインを紹介する。
Snorter(SNORT)
Snorter(SNORT)は、Solana上で動作する新しいテレグラムボットで、ミームコインのスナイピング(高速取引)に特化している。フロントランニング(先回り取引)のない高速トレードが可能で、今後はEthereumへの対応も予定されている。SNORTを保有すると、取引手数料が0.85%(通常は1.5%)に割引されるほか、ステーキング報酬やガバナンス権も得られる。
このプロジェクトは60段階のプレセールを実施中で、現在のトークン価格は0.0953ドル(約15円)。すでに100万ドル(約1億5,700万円)以上が調達されており、総供給量5億枚のうち60%がプレセールで提供されている。
SNORTを早期にステーキングすれば、ベータ版期間中は年率295%のリターンを得られる。スマートコントラクトはCoinsultおよびSolidProofによって監査済みで、正式リリースは2025年10月を予定している。99Bitcoinsのアナリストもその将来性を高く評価している。
実用性に優れたミームコインの一つとして、Snorterボットの普及が進めば、100ドルの投資が1万ドルに成長する可能性もある。
BTC Bull Token(BTCBULL)
BTC Bull Token(BTCBULL)は、ビットコインの節目価格に連動して反応する設計となっており、例えば150,000ドルや200,000ドルに達した際には、Best Walletを通じて保有者に実際のビットコインがエアドロップ(無償配布)される仕組みだ。ビットコインの上昇に連動しながらも、直接投資することなく恩恵を受けられる設計となっている。
プレセールは残り2週間を切っており、現在の価格は0.002565ドル(約0.40円)。すでに710万ドル(約11億1,600万円)以上が調達され、18億枚以上のトークンが年率57%の報酬を得るためにステーキングされている。
総供給量は210億枚に制限されており、これはビットコインの発行上限にちなんでいる。さらに、ビットコインが特定の価格に達するたびにBTCBULLの一部をバーン(焼却)する計画もある。著名YouTuberであるCrypto ZEUSは、これが強気相場を後押しする可能性があると指摘している。
ビットコインとミームコインの両方の利点を兼ね備えた独自性のある設計により、今注目すべき銘柄の一つと言える。
AVAX
AVAXは、レイヤー1ブロックチェーン「Avalanche(アバランチ)」のネイティブトークンで、環境負荷の低さ、低手数料、高速処理が特長だ。毎秒4,500件の処理能力を持ち、「クラシック合意」と「ナカモト合意」のハイブリッド方式により、2秒以内でトランザクションを確定させる。
Avalancheは、資産転送用のX-Chain、スマートコントラクト用のC-Chain、検証とサブネット作成を担うP-Chainという3つのチェーンから構成されており、AVAXは手数料の支払いやネットワークのセキュリティ維持(ステーキング)、カスタムブロックチェーンの運用に使われている。
このように、多岐にわたる用途を持つAVAXは、ブロックチェーン領域における実用性の高さが評価されている。
Polkadot(DOT)
Polkadot(DOT)は、複数の異なるブロックチェーン間で安全な通信とデータ転送を実現する分散型プロトコル兼仮想通貨である。EthereumやBitcoinなど、異なるネットワーク間の相互運用性(インターオペラビリティ)を可能にし、中央集権的な仲介者を必要としない。
「パラチェーン」と呼ばれる並列チェーン技術により、トランザクション処理速度とスケーラビリティを大幅に向上させている。DOTトークンは、ネットワークのガバナンスおよびステーキング(取引の検証)に利用され、保有者はプロジェクトの運営に関与することができる。
このプロジェクトはEthereum共同創設者のギャビン・ウッド氏によって開発され、Web3財団によって運営されている。2020年5月26日にローンチされて以来、スケーラビリティと相互運用性を重視した設計により、今後の市場動向においても注目される存在となっている。
Maple Finance(SYRUP)
Maple Finance(SYRUP)は、取引会社、マイナー、マーケットメーカーといった大口借り手がオンチェーンで資金を調達できるレンディングプロトコルである。資金提供者は個人および機関投資家であり、入金から返済までのすべての取引はブロックチェーン上で確認可能だ。
SYRUPトークンは、旧MPLトークンに代わって導入されたもので、保有者はプロトコルのアップグレードに投票できるほか、手数料収入の分配や5%のインフレ報酬を受け取れる。また、資金のロックなしでステーキングも可能だ。
さらに、「Syrup」モジュールの導入により、USDCを用いたトークン化預金を通じて一般ユーザーも利回りを得られるようになった。現在のSYRUP価格は0.52ドル(約82円)で、時価総額は約6億ドル(約942億円)に達している。すでに主要な中央集権型取引所(CEX)にも上場しており、流動性とアクセス性の面でも強みを持つ。
