オンチェーンデータによると、ソラナ(Solana/SOL)ブロックチェーン上のミームコインで、わずか数か月の間に数百万ドル規模の利益を得ているトレーダーが確認された。
ブロックチェーン分析によれば、Telegram取引ボットを活用するSnorter Tokenに投資したある投資家は、この1か月間の急騰により13万%以上の利益を得ている。

「2,900ドル(約45万2,000円)がわずか3.5か月で378万ドル(約5,900万円)に──1,300倍のリターンだ。
トレーダーの『frostx.sol』氏は3か月前に2,900ドルで2,091万SNORTを購入し、そのうち255万SNORTを5万700ドル(約79万円)で売却、現在も1,836万SNORT(約373万ドル/約5,810万円)を保有している。今回の急騰で保有分は約1,300倍に膨らみ、利益は378万ドルに達した」という。
Snorter Tokenは先日、過去最高値となる0.0456ドル(約7円)を記録。これは7日前の安値約0.0084ドル(約1.3円)から423%以上の上昇となる。その後は高値からやや下落したが、現在は0.0476ドル(約7.4円)前後で推移しており、前日比で約7.7%上昇している。
時価総額は約2,400万ドル(約37億円)とされ、暗号資産プロジェクト全体で上位5,000位にも入っておらず、まだ初期段階にある。
一方で、ミームコイン人気とネットワーク活動の増加で恩恵を受けてきたソラナだが、主要分析指標によれば投資家の関心がやや低下している可能性がある。
The SOL/ETH hot capital ratio is in a clear downtrend, now at its YTD low of 0.045. $ETH saw record short-term inflows on July 29, while SOL hit a local peak – but both are now decelerating. The cooldown is sharper for $SOL, signaling a fading but notable ETH-led rotation. pic.twitter.com/7Ez8tUHJtx
— glassnode (@glassnode) August 6, 2025
データによると、イーサリアム(Ethereum/ETH)がソラナから資金を奪っていることを示す指標が存在する。過去7日間のアクティブアカウントが保有する資本を追跡する「ホットキャピタル」指標では、SOL/ETH比率が年初来安値を更新。ETHは7月末に短期資金流入が過去最高を記録した一方、SOLは局所的な高値を付けた後に勢いが低下。特にSOLの減速は顕著で、モメンタムの低下とETHへの資金回帰を示唆している。
ETHは現在3,649ドル(約57万円)で取引され、過去24時間で1.7%上昇。SOLは167ドル(約2万6,000円)で、同期間に2.6%上昇している。






