
ここ数か月、XRP(エックスアールピー)は厳しい状況が続いている。7月18日に3.65ドル(約560円)の高値を付けてから32%下落し、依然として回復の途上にある。
10月10日に発生した市場全体のフラッシュクラッシュで状況はさらに悪化し、数分のうちに大量のロスカットが発生して価格は急落した。しかし直近では反発の兆しが見え始め、2.25ドル(約345円)以上を維持している。
注目すべきは、XRPのテクニカル指標が買いシグナルを点灯させている点だ。フィボナッチ・リトレースメントによると、3.60ドル付近までの上昇が再び視野に入っている。
一方で、より大きなリターンを求める投資家は小型アルトコインに目を向けている。その代表例がPEPENODE(ペペノード)であり、あるアナリストはプレセール終了後に「100倍になる可能性がある」と予測している。
XRP価格予測──テクニカル分析が強い買いシグナルを示す
現在、XRPの価格は2.40ドル(約370円)前後で推移しており、金曜の安値から10%上昇し、3日連続で陽線を記録している。勢いは明らかに強まっている。
週足チャートではさらに興味深い動きが見られる。フィボナッチ指標で重要な0.618水準から反発しており、買い手が下落局面を終わらせたことを示している。この水準を守ったことは、上昇再開の強力なシグナルとされる。
また、チャート全体を見ると高値と安値が切り上がっており、依然として上昇トレンドは健在だ。さらにフラッシュクラッシュの安値を2度試した後に強く反発しており、再度下落を試す可能性は低いとみられる。目標値として意識されるのは3.60ドルの高値水準である。
Q4の上昇を後押しする複数の材料
テクニカル面に加えて、ファンダメンタルズの要因も積み重なっている。まず注目されているのは、SEC(米証券取引委員会)が審査中の複数のXRP現物ETF申請だ。すでにRex-OspreyによるETFは稼働しているが、21Sharesなど他社の承認が追加されれば数億ドル規模の機関投資資金が流入する可能性がある。
11月初旬にはニューヨークでRipple(リップル)の年次イベント「Swell」が開催される予定であり、BlackRock(ブラックロック)やNasdaq(ナスダック)といった大手も参加リストに名を連ねている。提携発表への期待は高い。
さらに、11月22日には国際決済の新標準であるISO20022への移行期限が迫っている。RippleNetはすでにISO20022に対応しており、既存金融システムとの連携に優位性を持つ点から「リップル 今後」の成長戦略を占う重要な要素ともなっている。
加えて、Rippleが発行するステーブルコイン(価格が安定した暗号資産)「RLUSD」も勢いを増している。BNYメロンが主要カストディアンに就任し、さらに10億ドル(約1,530億円)でGTreasuryを買収するなど、法人向け金融基盤の強化も進めている。これらの材料を踏まえれば、XRPが3.60ドルに再挑戦する可能性は十分に考えられる。
アナリストが予測するPEPENODEの100倍上昇シナリオ
一方で、桁外れのリターンを求める投資家の関心はXRP以外に向かっている。現在注目を集めているのが、PEPENODEだ。
All in a days work when you've got a Virtual Mining rig working for you 😉🔥https://t.co/FaKIaBpf4I pic.twitter.com/LkZYIeJ2Xv
— PEPENODE (@pepenode_io) October 20, 2025
PEPENODEは単なるミームコインではなく、「Mine-to-Earn(採掘して稼ぐ)」という仕組みを採用している点が特徴だ。高価なマイニング機材や電気代を必要とせず、ブラウザ上のダッシュボードで仮想的なマイニングノードを運営できる。
ユーザーはPEPENODEトークンでノードを購入・強化し、報酬としてFARTCOINや追加のPEPENODEを獲得できる。さらに、アップグレードに使われたトークンの70%はバーン(永久消却)される仕組みであり、供給量を抑制するデフレ的メカニズムが働く。
暗号資産アナリストのBorch Crypto氏は「100倍の可能性がある」と評価し、先月YouTubeでその理由を解説している。また、ステーキングによる年利678%の利回りも提供されており、現在のプレセール価格は0.0011094ドル(約0.17円)に設定されている。
すでにプレセールで180万ドル(約2億7,500万円)以上を調達しており、早期から注目を集めている。プレセール終了後の分散型取引所(DEX)での上場に大きな期待が寄せられている。
