XRPは金曜日に4.59%上昇して2.3140ドル(約360円)を回復し、スポットETFへの期待が強まった。複数の発行企業が、政府機関の一部閉鎖によるSEC(米国証券取引委員会)の遅延を回避するため、修正版のS-1を提出したことが背景にある。この遅延は以前、強気のXRP価格予測にも影響を及ぼしていた。
Canary Capitalは遅延に関する文言を削除し、11月13日のローンチに向けて準備を整えた。
Bitwise、Franklin Templeton、21Sharesも同様に動き、市場投入の先行者利益を狙い競争が加速している。
XRPは10月の11.84%下落に続き、11月も7.72%安となっており、50日・200日移動平均線(EMA)を下回った状態だ。トレーダーはデスクロス発生の有無を警戒し、Swell後の36%調整(3.60ドル → 現在)に注目している。
ETFレース加速──政府閉鎖の“抜け道”を活用
SECの「一般上場基準(Generic Listing Standards)」により、コモディティ型ETFは19b-4申請を必要とせず、最大240日かかる審査プロセスを回避できる。
発行企業が遅延文言を削除すれば、SECからの追加問い合わせなしに20日後のローンチが可能となる。この仕組みにより、最小限の人員で稼働するSECの制約を実質的に回避できる。
Get ready: Canary XRP ETF (XRPC) is coming soon.
🔗More info available in prospectus: https://t.co/y66AAqoGil pic.twitter.com/h8tewn25Jd
— Canary Capital (@CanaryFunds) November 7, 2025
Canary Capitalはこの手法により先行者利益を得る可能性が高く、他社も短期間で追随するとみられる。
一方、CoinShares、Grayscale、WisdomTreeは、修正版S-1を提出しない限り、政府再開まで待つ必要がある。
NovaDius Wealth ManagementのNate Geraci社長は、この動きを「これまでの反暗号資産規制を終わらせる最終段階」と表現した。SECによるRipple訴訟の時代から、Paul Atkins氏が主導する“Project Crypto”への転換を象徴するものだと述べた。
デスクロス懸念と一目均衡表の強さが拮抗
XRPは現在2.32ドル(約360円)付近のサポートをテストしており、弱気シナリオでは1.90〜2.00ドル(約300円)まで14〜17%程度の下落余地があるとみられている。
50日と200日EMAは収束しており、デスクロスが目前に迫る。短期的なサポートは2.60〜2.70ドル(約400円)で、重要ラインは2.00〜2.55ドル(約320円)にある。

しかし、一目均衡表(3カ月雲)の分析では、XRPが初めて3カ月基準線と転換線の上で基盤を形成していることが示されている。これは長期的な構造的強さを意味し、過去の短期反発とは異なる可能性がある。
短期の価格推移は依然として1.90〜2.10ドル方向に向かっており、デスクロスによる売り圧力とSwell後の利益確定売りが続いている。
このサポート帯での反応が、構造的上昇の継続か、あるいは下落再開かを左右する。
The 3 month Ichimoku Cloud demonstrates how powerful $XRP's bull trend actually is
It has never built a base above the 3 month conversion or baseline in its history and its doing it now for the past year pic.twitter.com/UekUxm6W4x
— The Great Mattsby (@matthughes13) November 8, 2025
サポートを維持できれば、2.50〜2.70ドル(約400円)への回復が可能となるが、維持に失敗した場合は1.50〜1.70ドル(約230円)までの調整が想定される。
マイン・トゥ・アーン:ゲームとミームコイン経済の融合
Swell後のボラティリティによりアルトコイン市場は不透明感が増しているが、革新的プロジェクトは引き続き注目を集めている。
PepeNodeは暗号資産マイニングをゲーム化し、ユーザーは仮想サーバールームにデジタルMiner Nodeを配置して採掘を行う。
プレイヤーは設備をアップグレードし、PEPENODE報酬に加え、PEPEやFartcoinの獲得を狙うことができる。

同エコシステムでは、アップグレードに使用されたトークンの70%をバーン(焼却)する仕組みがあり、供給面で価格形成にプラスとなる。
また、スマートコントラクト監査を通過し、プレセールは2百万ドル(約3億円)に迫っている。
TGE(トークン生成イベント)と分散型取引所(DEX)上場が近づき、オンチェーンでのマイニング要素も追加される予定だ。今後はNFTアップグレードやクロスチェーン報酬なども計画されている。
高利回りステーキングやランキングシステムがユーザー参加を促し、戦略性・ゲーム性・DeFi要素を組み合わせた“mine-to-earn”モデルは2025年Q4のアルトコイン市場に向けた新たな潮流となる。
PepeNodeに参加するには、公式サイトからウォレットを接続し、暗号資産または銀行カードでプレセールに参加できる。






