
ビットコイン(BTC)は8月中旬以来初めて12万ドル(約1,800万円)を突破し、市場参加者の間でUptober(10月の強気相場)への期待感が高まっている。
最近の市場動向は、従来型金融大手がWeb3分野への確信を強めていることを示している。たとえば、金価格が史上最高値に迫る急騰を見せた後、JPモルガンのアナリストは「デジタルゴールド」とされるBTCの次なる目標を16万5,000ドル(約2,480万円)に設定した。
Uptoberの現象は市場全体の楽観ムードをさらに後押ししている。過去12年間のうち10回、10月のビットコインはプラスのリターンを記録し、その平均上昇率は21%以上に達している。
こうした背景から、多くの投資家はこの強気の流れがアルトコインにも波及すると見ており、特に早期プレセール段階のトークンに資金を振り向けている。上場後にさらなる上昇余地を狙えるからだ。
ここでは、Uptoberに注目すべき4つのアルトコインを紹介する。
Bitcoin Hyper
今回のリストの筆頭はBitcoin Hyper(HYPER)だ。これはビットコイン初のレイヤー2(L2)ソリューションで、Solanaのバーチャルマシン(SVM)を活用し、BTCを「デジタルゴールド」以上のユースケースへと拡張することを目指している。
この構想の実現にあたり、Bitcoin Hyperはビットコインが抱える最大の課題である処理速度とコストに取り組んでいる。SVMの採用により、取引は大幅に低遅延(高速処理)かつ低コストで実行可能になる。
プレセールにはすでに2,000万ドル(約30億円)以上が投じられ、投資家が同プロジェクトのL2構想に大きな期待を寄せていることが分かる。
また、Bitcoin Hyperは「カノニカルブリッジ」と呼ばれる独立したスマートコントラクトを構築中だ。これにより、ユーザーはビットコインを送信してL2上のラップドBTCを受け取り、DeFiやNFT、日常的な高速決済、ストリーミング型の支払いなどに利用できる。ラップドBTCはいつでも元のBTCに交換でき、プロセスはすべて非カストディで管理される。
HYPERトークンはこのL2での取引やスマートコントラクト実行を支える基盤となる。さらに、トークン保有者はガバナンス権を得て、重要な意思決定に参加できる。
現在のプレセールでは1トークン0.013035ドル(約2円)で購入可能で、ステーキングによって年利59%の利回りが提供されている。
PEPENODE
次に紹介するのはPEPENODE(PEPENODE)だ。これは「マイン・トゥ・アーン」という新しい仕組みを備えたミームコインで、従来の高価なハードウェアによるマイニングを、戦略的なゲーム要素に変えている。
PEPENODEの世界では、トークン保有者がデジタルサーバールームに仮想のマイニングリグを構築し、ノードを組み合わせて最適化することで報酬を得られる。
報酬はPEPENODEだけでなく、Pepe(PEPE)やFartcoin(FARTCOIN)といった人気のミームコインでも支払われる。これにより、プレイヤーは設備投資や電気代をかけずに複数のコインを獲得できる。
プレセール開始からわずか数週間で160万ドル(約2.4億円)以上を調達しており、投資家の支持の強さがうかがえる。さらに、ゲーム内でのアップグレードごとにPEPENODEトークンの一部がバーンされる仕組みを採用し、供給減による長期的価値の維持を図っている。
ランキングや競技要素も導入されており、上位プレイヤーは追加報酬を得られる。これにより、ゲーム体験はより社会的かつ競争的なものとなっている。
現在のプレセール価格は0.0010831ドル(約0.16円)で、ステーキングでは年利最大819%という高利回りも提供されている。
Best Wallet Token
続いて注目されるのがBest Wallet Token(BEST)だ。これは急成長中の暗号資産ウォレット「Best Wallet」のネイティブトークンであり、ユーザーフレンドリーなWeb3体験を広げる役割を担っている。
このアプリは60以上のブロックチェーンに対応しており、初心者から上級者まで幅広い層に、資産保管とスワップのワンストップサービスを提供する。また、Fireblocks MPCセキュリティを搭載し、複雑なシードフレーズを不要にしている。
目玉機能は「Upcoming Tokens」セクションで、これはアプリ内に組み込まれたローンチパッドだ。ここでは、精査済みの新規プレセール案件に早期アクセスできる。
BESTトークンの保有者は、このセクションでステージ0からの優先アクセスが可能になるほか、スワップ手数料の割引やガバナンス権も得られる。
すでに1,620万ドル(約24億円)以上を調達しており、エコシステム内での実用性の高さが評価されている。プレセール価格は1トークン0.025735ドル(約4円)で、ステーキングでは最大年利81%の報酬が得られる。
Maxi Doge
最後に紹介するのはMaxi Doge(MAXI)だ。これは新たな犬系ミームコインで、Dogecoinの遺産を引き継ぎつつ独自のストーリーを持つ。プロジェクトは「犬系コインの最終形態」を掲げ、そのユニークな背景は愛好家の関心を集めている。
プレセールではすでに270万ドル(約41億円)以上を調達。シンプルながらも影響力の大きいユーティリティを計画しており、総供給量の25%を「MAXIファンド」に充て、取引コンテストや先物取引所との提携に活用する。
さらに、支持者がMAXIを最大1,000倍のレバレッジで取引できる構想もあり、そのリスク志向の姿勢が特徴的だ。
現在のプレセール価格は0.0002605ドル(約0.04円)で、ステーキングすれば最大125%の年利が得られる。
