地政学リスクが意識される局面が続く中でも、暗号資産市場は周期的な上昇と調整を繰り返してきた。数年にわたり緊張状態が語られてきた一方で、市場はその都度適応してきた経緯がある。こうした環境下で、XRPの上昇は市場参加者に2026年の価格予測を見直させる要因となっている。
2026年の幕開け時点で、XRPは暗号資産市場でも特異な状況にある。機関投資家の資金は記録的な速度で流入しているにもかかわらず、価格は限定的な動きにとどまっている。本記事では、その背景とともに、市場で注目を集める新たなプレセール動向にも触れる。
XRP ETFは史上最速で資金を吸収、次に何が起きるのか
2025年11月中旬以降、現物XRP ETFには約13億ドルが流入した。これは約50日間での数字で、ビットコインに次いで史上2番目の速さで10億ドルを突破したETFとなる。12月単月でも約4億8300万ドルが流入し、同時期にビットコインETFが約10億9000万ドル流出、イーサリアムETFが約5億6400万ドル流出する中で際立った動きを見せた。

この資金流入は、短期的な投機資金によるものではないとみられている。フランクリン・テンプルトン、グレースケール、ビットワイズ、キャナリー・キャピタル、21シェアーズといった、年金基金や大学基金を顧客に持つ運用会社が関与しており、長期資本がXRPに向かっている構図が浮かび上がる。
それにもかかわらず、XRP価格は約2.15ドル付近で推移し、2025年7月の高値である約3.65ドルを大きく下回っている。
オンチェーンデータも、ETF動向を裏付ける材料となっている。Glassnodeによると、2025年を通じて取引所に保管されているXRP残高は約45%減少し、約39億5000万枚から約26億枚まで低下した。取引所流通量の減少は、需要が発生した際の流動性を薄くする要因となる。
供給が市場に出回りにくい環境では、需要増加時の価格変動が大きくなる可能性がある一方、短期的には価格が動きにくい局面も生じやすい。
4ドルはいつか、マクロ環境が進路を決める
XRPが2ドル台から4ドルへ上昇するかどうかは、マクロ環境の影響を強く受ける。2026年前半には、米国の経済指標、金融政策の変化、新たなFRB議長体制、国際情勢など複数の要因が重なる可能性がある。
$XRP is about to explode, just like it did in 2017.
Buckle up! 🚀 pic.twitter.com/z8ljyjnS5d
— STEPH IS CRYPTO (@Steph_iscrypto) January 5, 2026
テクニカル面では、XRPは200日移動平均線を回復し、長期のレンジ相場を上抜けたと見る向きもある。2.00ドル水準を維持できれば、次の節目として2.20〜2.25ドルが意識されやすい構造だ。
機関投資家が早すぎるのか、それとも正しいのかについては意見が分かれる。ただし、過去の市場では、大型資金は価格に先行して動くケースが多かった。
新たなミームコインBitcoin Hyperは、2026年の次なる主役となるのか
市場が動く中で、新興プロジェクトにも関心が集まっている。Bitcoin Hyper(HYPER)は、2026年に向けた有力な暗号資産プレセールとして注目されている。ビットコインが史上最高値から下落し、イーサリアムも調整局面にある中で、同プロジェクトは存在感を強めている。
Bitcoin Hyperは、手数料の削減とスケーラビリティ向上を掲げ、ミームコイン取引や柔軟な決済を含む幅広い参加を可能にする設計だ。プレセール調達額はすでに3000万ドルを超え、初期需要の強さを示している。
ビットコインをDeFi、ゲーム、トークン化された実物資産に開放することで、Bitcoin Hyperは利用用途を拡大し、流通供給量を抑制する効果も期待されている。これらの要素は、中長期的な価格形成にとってプラス要因とされる。

同プロジェクトは、調達額3100万ドルに迫り、0.013535ドルでの現行ラウンド終了まで残り時間はわずかだ。リスク選好が市場に戻る局面では、Bitcoin Hyperのようなプレセール銘柄が主導役になる可能性もある。






