暗号資産業界では現在、「Guiding and Establishing National Innovation for US Stablecoins（GENIUS）」法案の通過により、かつてないほどの高揚感が広がっている。
上院では賛成68票、反対30票という圧倒的多数で可決され、下院での承認を待つ段階となっているこの法案は、暗号資産市場全体にとって画期的な規制枠組みとなる可能性がある。
ドナルド・トランプ前大統領はこの法案に対して明確な支持を表明し、「直ちに承認し、大統領室へ送付するべきだ」とSNSで強く主張した。
この強力な後押しと超党派による上院通過は、暗号資産市場全体にとって強気材料として受け止められ、大規模な価格上昇の引き金となる可能性がある。
「ステーブルコインの夏」到来──市場は爆発的な反応
GENIUS法案の上院通過を受け、米国の主要暗号資産企業の株価は大きく上昇した。ナスダック上場のCoinbase（コインベース）は前日比16.32%高の295.29ドル（約46,200円）で取引を終えた。
ニューヨーク証券取引所に上場しているCircle（サークル）はさらに大きく上昇し、33.82%高の199.59ドル（約31,200円）を記録した。業界内では「ステーブルコインの夏（Stablecoin Summer）」が本格的に到来したとの声も上がっている。
規制の明確化が進むことで、機関投資家の参入や実需の拡大が加速すると期待されており、市場全体にとってプラス要因となっている。多くの投資家は今後、100倍成長が期待できるアルトコインに注目している。
1. SUBBD（SUBBD）──クリエイター向けAI基盤の新興仮想通貨
GENIUS法案によって生まれた強気な市場ムードは、SUBBDのような革新的な技術と明確な市場ニーズを持つプロジェクトにとって理想的な環境だ。
850億ドル（約13兆3,000億円）規模に拡大するコンテンツ定額課金市場において、SUBBDはAI主導のクリエイタープラットフォームとして先陣を切ろうとしている。
同プロジェクトは、AI制作ツールとトークン活用型の体験を統合し、クリエイターとファン双方の利便性を向上させることを目指している。エコシステム全体で2億5,000万人超のフォロワーやアンバサダーを抱えており、トークン保有者には多くのメリットが提供されている。
SUBBDは、AI統合型の仮想通貨クリエイター／定額課金プラットフォームとしては初の試みだ。クリエイターはAIアシスタントを使ってチャット対応や編集、収益化などを自動化できるため、コンテンツ制作に集中できる。
一方、ファンはリアルな写真やショート動画を自分で生成し、それをクリエイターが承認するという仕組みで、より深い関与が可能となる。
現在実施中のプレセールでは、SUBBDを0.0557ドル（約8.72円）で購入可能。20%の年利（APY）でのステーキング報酬も提供されている。2025年末には0.301ドル（約47.10円）まで上昇し、440.40%のリターンを見込めると予測されている。
2. Just A Chill Guy（CHILL）──“まったり系”投資家向けミームコイン
激しい値動きが続く暗号資産市場において、Just A Chill Guy（CHILL）は落ち着いた投資スタイルを提供するユニークなミームコインだ。
このトークンは、日常の困難にも動じない「Chill Guy（チルガイ）」というバイラルミームを中核に、緩やかなコミュニティを形成している。
短期的な話題性を重視する他のミームコインとは一線を画し、CHILLは長期視点でのコミュニティ醸成に注力しており、より持続的な価値を提供しようとしている。
ミームを活用して注目を集めるプロジェクトが増える中、CHILLはその独自性とファンベースの拡大により、市場内での地位を確立する可能性がある。
CHILLは主要な取引所で0.04955ドル（約7.76円）前後で購入可能だ。
3. BTC Bull Token（BTCBULL）──ビットコイン高騰の恩恵を享受
ビットコインが100万ドル（約1億5,600万円）を目指して上昇を続けると予想する投資家にとって、BTC Bull Token（BTCBULL）は魅力的な選択肢となる。
ビットコインは、暗号資産市場における基幹資産として、2025年3月には国家戦略的備蓄資産としても取り上げられ、大きな注目を集めた。
GENIUS法案によってさらに規制環境が整えば、ビットコインおよびそれに連動する資産の価値は一段と高まると見られている。
The calm before the bull run. 🐂🎯 pic.twitter.com/etsqZ58cIj
— BTCBULL_TOKEN (@BTCBULL_TOKEN) June 19, 2025
BTCBULLは、イーサリアム上で構築されたコミュニティ主導のトークンで、保有者にビットコインやBTCBULLの報酬を還元する仕組みを備えている。
通常のビットコイン投資とは異なり、BTCBULLでは1コイン未満の購入でもビットコイン上昇の恩恵を受けられるのが特徴だ。唯一、保有者やプレセール購入者に実際のビットコインを還元するアルトコインでもある。
さらに、Best Wallet（非カストディ型ウォレット）との提携により、ビットコインが15万ドル、20万ドルに到達した際には、BTCBULL保有者に自動的にビットコインがエアドロップされる。
同プロジェクトでは、ビットコインの節目でトークンを焼却する「デフレ型」メカニズムも採用しており、トークンの希少性と価値向上が期待されている。
BTCBULLはプレセールで0.00257ドル（約0.40円）で購入可能。ビットコイン連動型プロジェクトへの参加を検討するなら、購入ガイドを参考にして早めに参入するのが良いだろう。
GENIUS法案の成立によって、暗号資産市場には新たな期待と活気が戻ってきている。今後もSUBBDやBTCBULLのような革新的なプロジェクトが市場を牽引し、いわゆる「ステーブルコインの夏」はさらなる盛り上がりを見せる可能性がある。
なお、投資判断を下す際は、自身での十分なリサーチと、リスク許容度に応じた判断を心がけてほしい。
