暗号資産(仮想通貨)市場はこの日、主要銘柄の回復を背景に強気ムードを強めた。ビットコインは休暇期間の停滞から持ち直し、9万ドル(約1350万円)に近づき、イーサリアムは1日の取引件数が2021年のNFT(非代替性トークン)ブームを上回る中、3000ドル(約45万円)を突破した。
一部の取引所では出来高がやや減少しているものの、アルトコイン市場は再び注目を集めている。ソラナは24時間で3.07%上昇し、ドージコインやシバイヌもミームコイン投資家の関心を集め続けている。
オンチェーン活動(ブロックチェーン上での取引や操作)は年初から過去最高水準に達しており、ビットコインが2025年を通年で6%下落した後も、投資家の関心が戻りつつあることを示している。ビットコイン相場が安定する中、特に時価総額の小さいアルトコインが存在感を高めている。
また、仮想通貨のプレセール(上場前販売)市場も勢いを維持している。資金調達額は着実に積み上がり、価格変動の大きい既存銘柄を避けつつ成長を狙う投資家にとって、有力な選択肢となっている。以下では、現在注目される3つのアルトコインを紹介する。
Bitcoin Hyper(HYPER)
Bitcoin Hyper(HYPER)は、ビットコインのレイヤー2(基盤となるブロックチェーンの外側で処理を行う拡張技術)として、史上最速級を目指すネットワークだ。取引速度の遅さや高額な手数料といった、ビットコインが日常利用されにくかった課題の解決を狙っている。

同プロジェクトはソラナ仮想マシン(SVM:高速処理に特化した実行環境)を活用し、高速な取引処理とビットコインの高い安全性の両立を図る。信頼不要型のブリッジにより、BTCの入出金を円滑に行える点も特徴だ。
さらに、ステーキングやスワップなどのDeFi(分散型金融)アプリ、決済やミームコイン向けのdApps(分散型アプリ)にも対応している。楽観的ロールアップやZK証明(ゼロ知識証明)を用い、取引をまとめて処理し、最終的にビットコインのレイヤー1に反映する設計となっている。
暗号資産メディアCryptonewsのアナリストは、HYPERのプレセールが今朝時点で3000万ドル(約45億円)を調達したと指摘し、2026年最大級のプレセールになる可能性があると評価した。トークノミクスは、マーケティング20%、財務25%、上場時流動性10%、報酬15%、開発30%で構成されている。
トークン価格は1枚0.013515ドル(約2円)で、販売の進行に伴い上昇する見通しだ。年利39%のステーキング報酬もあり、ビットコインの拡張として強気のポテンシャルを持つとみられている。
PEPENODE(PEPENODE)
PEPENODEは、GameFi(ゲームと金融の融合)とミーム系仮想通貨の分野で独自色を打ち出している。高価な機材や電力を必要とする従来のマイニングではなく、仮想空間上のゲームとしてミームコインの採掘を体験できる点が特徴だ。
ユーザーは仮想のサーバールームでノードを購入・強化し、ハッシュレートを高めることで、PEPENODEトークンを日次で獲得する。ノードの合成によるボーナス、ランキング形式の競争、上位者へのエアドロップなども用意されている。
Happy New Year from PEPENODE. 🔥🎉
An amazing 2025 turns into a 2026 takeover. 🔥⛏
Celebrate tonight because tomorrow it's back to mining 😉.https://t.co/FaKIaBpf4I pic.twitter.com/rJtemwAITp
— PEPENODE (@pepenode_io) January 1, 2026
エアドロップではPEPEやFARTCOINといった人気ミームトークンが配布されることもあり、Play-to-Earn(遊んで稼ぐ)とミーム文化を融合させた設計となっている。PEPENODEの価格は現在0.0012161ドル(約0.18円)で、ステーキング年利は最大537%に達する。
これまでに250万ドル(約3億7500万円)を調達しており、次の目標である270万ドル(約4億500万円)に迫っている。イーサリアムの取引活発化とともに、GameFiやミーム分野が回復基調にある点も追い風となっている。
Aerodrome Finance(AERO)
Aerodrome Financeは、Baseネットワーク上で展開されるMetaDEX(複数の分散型取引所機能を統合したDEX)だ。低手数料でのスワップや流動性提供を可能にし、手数料の100%を参加者に還元する仕組みを採用している。

コードは完全に不変かつ許可不要で、ベンチャーキャピタルの出資を受けていない点も特徴だ。AEROトークンは、流動性プールに関するガバナンス投票やステーキング、週次報酬の獲得に利用されている。
流動性を集約し、安定したレートを提供するほか、非中央集権型APIなどを通じてオンチェーン成長を促進している。価格動向も好調で、AEROは直近24時間で17.59%上昇し、0.49ドル(約74円)となった。
取引高は4200万ドル(約63億円)、時価総額は4億4800万ドル(約670億円)に達している。ビットコインやイーサリアムの回復と歩調を合わせ、Baseのレイヤー2効率性が評価される局面となっている。






