多くの投資家が次のミームコイン熱を待つ一方、いわゆるスマートマネーは現在の環境下でも着実に利益を積み上げている。実際、ミームコイン取引では大きな資金配分を行わずとも、高いリターンを得る事例が確認されている。
約25日前、ある投資家は1ソラナ相当でWHITEWHALEを購入し、急騰後に売却して9万ドル(約1350万円)の利益を確定させた。別の初期投資家も、887ドル(約13万3000円)の投資を34万8000ドル(約5220万円)まで増やしている。
Someone bought 1 sol $whitewhale and sold all of it for $91,000 profit. pic.twitter.com/MYMUP2YETW
— Kakashi (@kkashi_yt) December 28, 2025
市場全体が弱含む中でも、新たな10倍級ミームコインは日々出現しており、100倍候補を見つける動きも続いている。特に低時価総額のミームコインは、ビットコイン(BTC)やドージコインとの相関が低く、初期参入者に有利なリスク・リターン構造を持つ。
加えて、実用性やプレセール段階での成功を伴う銘柄は、著名インフルエンサーの後押しもあり、大きな上昇余地を持つとされる。
注目のミームコイン:来年の10倍上昇を狙う
Fartcoin(FARTCOIN)
Fartcoinは、アナリスト間で有力視されるミームコインの一つとして位置付けられている。ソラナ基盤の同銘柄は現在0.29ドル(約44円)前後で推移し、時価総額は約2億9400万ドル(約441億円)にとどまる。
一部の著名トレーダーは、2026年の強気相場で50億ドル(約7500億円)規模に達する可能性を指摘しており、10倍以上の余地があるとみている。ウォール街や伝統金融の投資家を苛立たせる存在である点も、ミーム性を際立たせている。
今月、暗号資産指数ETF発表の場で、ビットワイズのマット・ホウガンCIOが言及したことで話題が拡散し、SNS上での注目度も高まった。また、クジラによる買い集めも続いており、直近では約38万8000ドル(約5820万円)の購入が確認されている。
5 hours ago, a wallet bought $388k worth of $fartcoin
The mcap to buy ratio is 0.13% while LP to buy ratio is 3.9%
Based on the above data, looks like the buy was a quiet position building not a pump signal.
Wallet: sKco3wGagFJ4V1GUdnMEadnvC392XhAXkw3jBfH1HxG pic.twitter.com/JmrcdsMb8D
— Stalkchain (@StalkHQ) December 29, 2025
Wojak(WOJAK)
Wojakも専門家が注目するソラナ系ミームコインの一つとされる。Feels Guyとして知られるミームを用い、個人投資家の痛みや希望、陶酔感を象徴的に表現している点が特徴だ。
実用性よりも共感性と拡散力を重視し、感情そのものが価値として取引される構造を持つ。先月には、180ドル(約2万7000円)の投資が150万ドル(約2億2500万円)に化けた事例も報告された。

ローンチ直後にもかかわらず勢いは衰えておらず、直近24時間で20%上昇するなど、足元では最も好調なミームコインとなっている。相場全体が再び強気に転じれば、評価額が数億ドル規模へ急伸する可能性も指摘されている。
We will send $Wojak so high that crypto veterans from past cycles will come back in waves just to be part of the greatest memecoin in history.
— SkyClaw (@tyfloki) December 29, 2025
Bitcoin Hyper(HYPER)
Bitcoin Hyperは、ミーム文化と実用的な技術基盤を融合させた高機能ミームコインだ。単なる話題性に依存せず、ビットコインに特化したレイヤー2(既存ブロックチェーンの処理能力を拡張する仕組み)を構築している。
スケーラビリティや処理速度、利便性の向上を目指しつつ、BTCの安全性を基盤に据える設計が特徴となる。仮想マシン互換性や暗号技術を活用し、投機対象を超えた存在として位置付けられている。
小口投資家の関心とスマートマネー双方を引き付けており、6桁ドル規模の投資も複数確認された。すでに3000万ドル(約45億円)を調達し、プレセール段階ながらWOJAKを上回る規模に達している。
Maxi Doge(MAXI)
Maxi Dogeは、PepeやWojak、Fartcoinと同様、ネット文化と暗号資産特有の過激さを前面に押し出したミームコインだ。筋肉質な柴犬という強烈なビジュアルで、ハイリスク・ハイリターンを追い求める姿勢を象徴している。
この視覚的インパクトは単なる演出ではなく、ブランド戦略の中核として拡散力を高めている。一方で、分散型のトークン供給やステーキング報酬、監査済みスマートコントラクトなど、基礎面も比較的堅実だ。
その結果、複数の大口投資が入り、プレセールではすでに400万ドル(約6億円)超を調達している。初期参加者の間では、10倍規模の上昇が期待されている。
Pepenode(PEPENODE)
Pepenodeは、2026年に10倍を狙うミームコイン候補の締めくくりとして挙げられる。投機一辺倒ではなく、完全にゲーム化されたマイン・トゥ・アーン(採掘報酬型)エコシステムを導入している。
ユーザーは高価な機材を用意せず、仮想マイニングネットワークに参加し、ノード運用で報酬を得る仕組みだ。アップグレードや最適化を通じ、複数の収益経路を構築できる点が特徴となる。
長期保有を促しつつ、参加意欲を維持する設計に加え、カエル系ミームの高い認知度も追い風となっている。PepecoinやPonkeなど関連銘柄の活況を背景に、プレセール終了まで残り10日未満とされ、早期参加を急ぐ動きが強まっている。






