米国のエリッサ・スロットキン上院議員とジェリー・モラン上院議員はこのほど、米国投資家の保護を目的とした「SAFE Crypto Act」を提出した。
同法案は、巧妙化する仮想通貨詐欺に対応するため、単一の連邦タスクフォースを設置する超党派の取り組みとなる。
同法案では、米財務省、司法省、シークレットサービスに加え、民間のデジタル・フォレンジック専門家が連携する。これにより、各機関が個別に対応するのではなく、不正行為をリアルタイムで追跡・阻止できる体制を整える狙いだ。
法案は現在、米議会で審議を待つ段階にあり、オンチェーン上の違法活動を政府がどのように監視するか、その基準の統一を目指している。また、地方の法執行機関に対して高度なツールを提供し、上院銀行委員会と農業委員会への定期報告も義務付ける。
LATEST: 🇺🇸 Two US senators have introduced a bipartisan bill called the SAFE Crypto Act that would establish a federal task force to help identify, track and stop crypto fraud. pic.twitter.com/dnjlo9E7yM
— CoinMarketCap (@CoinMarketCap) December 18, 2025
これらの措置は、変化の激しい仮想通貨市場に安定性をもたらすことを目的としている。長期的な規制整備が進む一方で、投資家の間ではすでに安全性を重視する姿勢が広がっている。
スマートコントラクト監査で評価を集める注目プロジェクト
現在の市場では、CoinsultやSpyWolfといった信頼性の高い監査企業による、完全なスマートコントラクト監査を実施したプロジェクトが支持されている。
これらの監査は、過去の強気相場で多くの損失を生んだハニーポットや隠されたバックドアの発見に役立つ。
Bitcoin Hyper（HYPER）
Bitcoin Hyperは、ビットコイン（BTC）の利用頻度を高め、決済を円滑化し、実用的なアプリケーションを支えるインフラ構築を目指す。長期的に安定したビットコイン需要を創出する戦略を掲げている。
同プロジェクトは、ビットコインの基盤チェーン上に高速な実行レイヤーを追加し、最終決済はビットコイン上で行う設計を採用する。アプリはオフチェーンで稼働するが、主要資産としてBTCを使用する点が特徴だ。
この設計を拡張するため、並列処理が可能なSolana Virtual Machine（SVM）を採用している。最新のアップデートでは決定論的実行を重視し、どこで処理しても同一で検証可能な結果が得られる仕組みを強調した。
高速性だけでは信頼は生まれないとの考えから、明確なルールと検証機能を内蔵している。利用者自身が結果を検証し、誤りがあれば異議を唱えられる点が特徴となる。
この構造により、ビットコインの価値を支える特性を損なうことなく、アプリケーションでの活用を可能にする。目標は単なる高速化ではなく、盲目的な信頼に依存しない安全で実用的な利用だ。
HYPERトークンは、取引手数料の支払い、ステーキングによるネットワーク保護、ガバナンス参加に用いられる。こうした設計を背景に、需要の強さが意識されている。
同プロジェクトでは、主要ウォレットの利用も推奨しており、セキュリティ面での評価も高い。スマートコントラクトはSpyWolfとCoinsultが監査し、追加発行やウォレット凍結、ハニーポットといったリスクがないことを確認した。
Maxi Doge（MAXI）
番犬を選ぶ際、小型犬ではなくシェパードやドーベルマン、ピットブルのような強い犬種が選ばれる。仮想通貨トークンも同様で、投資家は最も存在感のある「トップドッグ」を求める傾向がある。
かわいらしいミームコインが注目を集めた時期は過ぎ、市場の関心は支配力のあるトークンへ移行している。その流れの中で注目を集めているのがMaxi Dogeだ。
支持者は、強さと明確な物語性を備えたプロジェクトが勝つと考えている。DOGEが築いたブランドを背景に、より大きな存在が主役になるとの見方もある。
現在までに約430万ドル（約6億5000万円）が投じられており、MAXIへの資金流入は続いている。投資家は、できるだけ低価格での参加を狙っている。
プレセール参加者はMAXIをステーキングし、年利71％（APY）の報酬を得ることも可能だ。スマートコントラクトはCoinsultとSolidProofが監査し、セキュリティ面での信頼性を高めている。
参加には公式サイトからウォレットを接続する必要があり、多くの利用者が主要ウォレットを選択している。
Pepenode（PEPENODE）
Pepenodeは、マイニング要素とWeb3ゲームを融合させた「マイン・トゥ・アーン」型のミームコインとして登場した。実際のハードウェアを使わず、仮想的なマイニング環境を構築できる点が特徴だ。利用者は空のサーバールームから始め、PEPENODEトークンを使ってノードを購入し、設備を強化する。仮想マイニングを通じて、日次報酬を獲得できる仕組みとなっている。
Name a better duo…
I'll Wait. 💚🎄https://t.co/FaKIaBoHfa pic.twitter.com/EoroalW7s8
— PEPENODE (@pepenode_io) December 18, 2025
同ゲームはイーサリアム（ETH）のプルーフ・オブ・ステーク（PoS）ネットワーク上で稼働し、環境負荷を抑えている。MetaMaskなどのウォレットにも対応し、ノードの組み合わせ次第で報酬効率が向上する。
上位プレイヤーには、PEPEやFARTCOINといったエアドロップ報酬が付与される場合もある。Pepenode内の主要な行動はすべてPEPENODEトークンを使用する。
ノード購入や施設拡張、将来的な機能開発にトークンが必要で、使用時には70％がバーンされる。これにより、利用が増えるほど供給量が減少する設計となっている。
PEPENODEは現在0.0012016ドル（約0.18円）で取引され、ステーキング年利は550％に達する。高利回りを求める投資家の関心を集めている。
ローンチ日が近づく中、有望なプロジェクトと見る声もあり、Coinsultによる監査が初期参加者の安心感を支えている。
