米初のSolana現物ETFが2,100万ドル流入──新しい仮想通貨プロジェクトは170万ドル目前

2025年7月8日、米国で初めて上場されたSolana(ソラナ)現物ETF「Rex-Osprey Solana + Staking ETF(SSK)」が、1日で2,100万ドル(約33億6,000万円)の純流入を記録した。この結果、ローンチからわずか4日間で累計流入額は4,120万ドル(約66億円)に達した。

この1日の急増は、過去3営業日分の2.02百万ドル(約3億2,300万円)を大きく上回っており、ETFへの資金流入が一気に倍増したことを意味する。

この動きはSolanaにとって大きな追い風となる。SSKがユーザーと資金を引き付けることで、ネットワークの流動性や信頼性が高まり、将来的な発展にもつながる。

こうした流れは、Solanaベースのプロジェクトにとっても好材料である。なかでもTelegram上でのローンチが予定されているトレーディングボットを支えるSnorter Token(SNORT)はすでに170万ドル(約2億7,200万円)近くを調達している。

Solana ETFの存在感、ビットコインやイーサリアムに及ばず

ただし、SSKの市場における存在感は、ビットコインやイーサリアムのETFと比べてまだ限定的だ。

7月8日の資金流入で倍増したとはいえ、Solanaの時価総額に対する流入比率はわずか0.5%に過ぎない。これは、ビットコイン(0.34%)やイーサリアム(0.3%)のETFローンチ時と比較しても依然として低い水準にある。

この背景にはSSKの構成要素がある。保有資産の約40%が海外のSolana ETFに連動しており、残りがSolana(SOL)に直接投資されている。

さらに不利な点として、米国の仮想通貨ETFの中で最も高い0.75%の手数料が設定されており、ローンチ時のシード資金もわずか60万ドル(約9,600万円)と、フィデリティやブラックロックが立ち上げ時に用意した3億ドル(約480億円)超と比べて大きく劣る。

とはいえ、SSK ETFの資金流入が倍増したことは、機関投資家のSolanaに対する関心が高まっている証拠でもある。

現在、Franklin Templeton(フランクリン・テンプルトン)、VanEck(ヴァンエック)、Grayscale(グレースケール)によるSolana ETFの申請が米証券取引委員会(SEC)で審査中であり、承認されればネットワークへの新たな資金流入が期待できる。

Solanaの需要が拡大する中、SNORTのような関連プロジェクトにも注目が集まりつつある。まだ時価総額の小さい段階での投資は、有利なタイミングとなり得る。

Snorter Bot、Telegram上でSolanaローンチへ

SNORTは、Telegram上で展開予定の仮想通貨トレーディングボット「Snorter Bot」の基盤となるトークンである。

このボットは、ミームコイン(ネット上のネタに由来する仮想通貨)の取引をより迅速、安全、かつ簡単に行えるように設計されている。

世界で4番目に利用者数の多いメッセージングアプリであるTelegram上から、トークンの発見、ローンチへのスナイプ注文(高速買い)、取引、損切り設定までを一括管理できる。

セキュリティ面でも配慮されており、リアルタイムでハニーポット(罠トークン)検知、ラグプル(運営による資金持ち逃げ)警告、MEV(最大抽出可能価値)保護機能などが搭載される予定である。

2024年には22億ドル(約3,500億円)相当の仮想通貨が盗難被害に遭っており、こうした保護機能を持つ取引プラットフォームの必要性は増している。

まずはSolanaネットワーク上でローンチされる予定であり、低手数料と高速処理の恩恵を活かす。その後は、Ethereum、BNB Chain、Avalanche、ArbitrumといったEVM(Ethereum Virtual Machine)互換のチェーンにも拡大が計画されている。

SNORT保有者に対しては、取引手数料が0.85%と他の主流トレーディングボット(通常1%)よりも低く設定されているほか、将来的なガバナンス参加権(2025年第4四半期頃予定)、プレミアム機能へのアクセス、高利回りのステーキング報酬も提供されている。現在の年利(APY)は218%とされており、注目に値する。

今後投資家の参加が進めば利回りが下がる可能性もあり、持続可能なエコシステム構築の観点からも早期の参加が推奨される。

すでにSNORTは、数カ月で160万ドル(約2億5,600万円)超の資金をプリセールで調達しており、勢いは衰えていない。

SNORT購入で861%の利益見込みも

SolanaのETF流入増加は、機関投資家の関心が強まっている証左であり、ネットワーク全体の成長を示す好材料である。

SECによる新たなETF申請の承認が得られれば、さらに大きな資本が流入し、Solana関連プロジェクトにも波及効果が及ぶと予想される。SNORTのようなプロジェクトは、その恩恵を直接受ける立場にある。

現在、SNORTはプリセール価格で0.0977ドル(約15円)で購入可能となっており、年末までに主要仮想通貨取引所での上場が予定されている。上場後の予測価格は0.94ドル(約147円)であり、投資リターンは最大861%に達する可能性がある。

なお、これは投資助言ではない。必ず自身で調査(DYOR)を行い、リスク許容度に応じた判断を行うことが重要である。投資は自己責任で行い、余剰資金の範囲内で行うよう注意したい。

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