全体的に弱気相場が続く中、オンチェーンデータによれば、直近の売りは主に個人投資家によって引き起こされている。一方で、BlackRock(ブラックロック)などの大手機関投資家は、ETF(上場投資信託)を通じてビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)の蓄積を進めている。
米国におけるマクロ経済指標や仮想通貨に前向きな立法動向を踏まえると、今後強気相場への転換が近いと見られている。まだ様子見を続けている個人投資家にとっては、この調整局面を活用して上昇トレンドに備える好機と言えるだろう。
以下に、2025年に急騰が予想される注目のアルトコイン5銘柄を紹介する。
Sei(SEI)
レイヤー1銘柄のSei(SEI)は、全体的な下落相場にもかかわらず、直近では強い上昇トレンドを示している。
過去1週間では、時価総額上位100の仮想通貨の中で最大の上昇率を記録し、28%の値上がりを見せた。これは、潜在的な需要の高さを示唆している。
一般的に、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)、ソラナ(SOL)、XRP(XRP)といった主要銘柄に加え、新興のSui(SUI)やHyperliquidなどのレイヤー1銘柄は、このサイクルで平均以上のリターンを生んできた。次はSeiの番になる可能性がある。
専門家の間では、SEIにはまだ大きな上昇余地があるとの見方が支配的だ。現在、SEIは複数の重要なレジスタンスを突破しており、0.26〜0.30ドル(約41〜47円)の価格帯を超えれば、さらに強い上昇が続く可能性があるとされている。
Fartcoin(FARTCOIN)
伝統的金融(TradFi)の投資家にとっては困惑の種かもしれないが、Fartcoin(FARTCOIN)は年内に時価総額100億ドル(約1.5兆円)到達の可能性があると注目を集めている。
アナリストの間では、FARTCOINは今回の強気相場における「ドージコイン(DOGE)的存在」との認識が広がっている。また、「完璧なミームコイン」と呼ぶ声もある。
かつては、開発チームもTier1取引所への上場もない中で、時価総額26億ドル(約4,000億円)を記録したこともある。しかし現在はCoinbase(コインベース)やHyperliquidといった大手取引所に上場済みで、今後数カ月以内に10ドル(約1,570円)到達との見方もある。
現時点での価格は0.87ドル(約137円)であり、投資家にとっては魅力的なエントリーポイントとなっている。
Solaxy(SOLX)
Solaxy(SOLX)は、ソラナ(Solana)ネットワーク上に構築された主要レイヤー2プロジェクトであり、現在「買うべき仮想通貨」の筆頭とされている。
同プロジェクトは、7月23日の正式トークンローンチを目前に控え、仮想通貨市場で最も注目される銘柄のひとつとなっている。
過去最大規模のICO(新規コイン公開)のひとつとして、Solaxyはすでに5,600万ドル(約88億円)以上を調達しており、大口投資家による買いが後押しとなっている。
現在、Solaxyのテストネットはすでに稼働しており、メインネットは7月7日にローンチ予定。取引遅延の少なさや高いスケーラビリティ、高トラフィック時にもネットワークが停止しない設計などから、ソラナエコシステムの中核的存在になると期待されている。
さらに、Solaxyは今後、独自のミームコイン・ローンチパッドや分散型取引所(DEX)の展開も予定している。
直近では、総供給量の40%をバーンする施策も実施し、マーケットへの関心を一層高めている。専門家の中には「次の10倍銘柄(10x)」とする声も多い。
BTC Bull(BTCBULL)
BTC Bullは、ビットコインを無料配布するという仕組みで、賢明な資金(smart money)と大口投資家の注目を集めた小型ミームコインである。
プレセールでは短期間で約800万ドル(約12億6,000万円)を調達しており、コミュニティからの関心の高さがうかがえる。
特筆すべきは、ビットコインをテーマとするミームコインが非常に稀である点だ。とくに、持続可能性へのアプローチを伴うプロジェクトはほとんど存在しない。
BTCBULLの保有者は、ビットコインの価格が特定の水準に達した際、無料のビットコイン・エアドロップを受け取る権利があるほか、トークンバーンやエアドロップなどの恩恵も得られる。
Snorter(SNORT)
Snorter(SNORT)は、Telegramと直接連携する最速の暗号資産トレーディングボット「Snorter Bot」のネイティブトークンであり、今注目すべき仮想通貨銘柄のひとつである。
このツールは、現在の強気相場において個人投資家にとって必携の存在となっており、大口投資家との情報格差を埋める存在として注目されている。
Snorterは、1秒未満での注文処理、自動スナイピング機能、不正トレード防止、ラグプル対策などの高度な機能を搭載しており、個人投資家が損失を抑えつつ有利なポジションを取ることを可能にしている。
さらに、SnorterはすべてのTelegramベースのトレードボットの中で最も低い取引手数料(0.85%)を提供しており、SNORTトークン保有者にとっては大きなメリットとなっている。
なお、プレセールではすでに110万ドル(約1億7,000万円)以上を調達しており、プロジェクトへの期待の高さがうかがえる。