
トランプ前大統領がイランの核関連施設に空爆を命じたことで、市場に動揺が広がっている。仮想通貨市場も例外ではなく、主要トークンが急落した。
XRPは過去1か月で約16%下落し、2.47ドル(約390円)から2.04ドル(約320円)へと値を下げた。市場全体のパニックにより、59,500万ドル(約924億円)分の強気ポジションが清算され、ビットコインやイーサリアムをはじめとする主要アルトコインも大きく影響を受けた。
こうした地政学的リスクが高まる局面では、ミームコインや高リスクトークンが急騰する可能性もあり、投資家の資金が一部で集中することがある。現在のようにボラティリティが高まっている状況では、仮想通貨のプレセールや投機的なプロジェクトに注目が集まっている。
以下に、現在注目すべき新たな仮想通貨プロジェクトを3つ紹介する。
米国の空爆がイランと仮想通貨市場に波紋
6月21日、トランプ前大統領はイランのフォルドウ、ナタンズ、イスファハンにある核施設への空爆を命じた。米政府はイランの核濃縮活動の再開と地域の安全保障への脅威をその理由として挙げている。
空爆の数時間後には市場が反応。原油価格が上昇し、金は高騰。そして仮想通貨は、一斉に大幅な下落を記録した。
XRPは月初からの下落トレンドを継続し、2ドル(約316円)近辺まで落ち込んだ。また、レバレッジ取引を行っていたトレーダー約17万2,000人が清算を受け、59,500万ドル相当の強気ポジションが失われた。
ビットコインとイーサリアムも数%下落した後、やや持ち直す展開となったが、市場が地政学的リスクに非常に敏感であることを改めて示す結果となった。
こうした状況下で、従来型の通貨が動揺する一方、ナarrティブ(物語性)を持った投機的資産に注目が集まっている。
Solaxy(SOLX)──Solana初のLayer 2、圧倒的な速度と安定性を実現
Solaxy(SOLX)は、Solana上に構築された初のレイヤー2プロトコルであり、ネットワークの混雑や取引失敗、スケーラビリティの限界といった問題の解決を目的としている。
$SOLX is on TOP 🚀📈
57M Raised! 🔥 pic.twitter.com/743S3HFs98
— SOLAXY (@SOLAXYTOKEN) June 22, 2025
Solanaの高速性能に加え、Ethereumの豊富な流動性を取り込むことで、Solaxyは次世代のDeFiおよびミームコイン市場に対応可能な、迅速かつ信頼性の高いマルチチェーン基盤を提供する。
SOLXはSolaxyブロックチェーンのネイティブトークンであり、EthereumおよびSolanaの両方で展開されている。一般トレーダーでもスナイパーボットのような高頻度取引が行えるツールを提供することで、公平な市場参加が可能となる。
現在、SOLXは0.001766ドル(約0.28円)で販売されており、プレセールでは5,600万ドル(約87億円)を調達。なお、現行価格で購入できるのは本日が最後の機会となっている。
仮想通貨市場が混乱する中、Solaxyは多くの投資家が求めている「速度」と「安定性」を提供する存在となっている。
BTC Bull Token(BTCBULL)──ビットコインでも報酬が得られるミームコイン
BTC Bull Token(BTCBULL)は、単なるミームコインではない。ビットコインが100万ドル(約1億5,800万円)を目指す動きを前提に設計された、コミュニティ主導型のプロジェクトである。
Summer gainz loading… 🐂🔥 pic.twitter.com/COH5Zac30O
— BTCBULL_TOKEN (@BTCBULL_TOKEN) June 22, 2025
多くのミームコインが話題性だけで価格を上げる一方、BTCBULLは実際の報酬を提供する点が特徴的だ。ビットコインが15万ドル(約2,370万円)、20万ドル(約3,160万円)などのマイルストーンに到達するたびに、BTCBULL保有者にはビットコインがエアドロップされる。
報酬を受け取るには、Best WalletにてBTCBULLを保有しておく必要がある。BRC-20のような複雑さはなく、簡単な連携で報酬を得られる。
さらに、ビットコインが上昇するたびにトークンの供給が減少する「マイルストーンバーン」も導入しており、トークンの希少性と価値向上を実現している。
現在、BTCBULLを購入できる価格は0.002575ドル(約0.41円)で、プレセールでは720万ドル(約11億円)を調達している。ビットコインの成長性とコミュニティの力を組み合わせた唯一のミームプロジェクトとして注目されている。
市場がイラン空爆の影響で揺れるなか、BTCBULLは「ミーム+実利」の稀有な選択肢となっている。
Little Pepe(LILPEPE)──レイヤー2技術を活用した次世代ミームコイン
Little Pepe(LILPEPE)は、独自のEVM互換レイヤー2ブロックチェーン上で展開される初のミームコインであり、Ethereumネットワークの手数料と混雑の問題を解消することを目的としている。
このプラットフォームは、ミームトレーダー向けに最適化されており、購入・売却時の税金ゼロ、超低手数料、スナイパーボット対策、高速取引が特徴だ。
ネイティブトークンのLILPEPEは、ガバナンス、取引手数料、ステーキング報酬、ローンチパッド「Pepe’s Pump Pad」へのアクセスといった機能を担う。
プレセールでは170万ドル(約2億6,500万円)を調達済みで、現在の販売価格は0.0012ドル(約0.19円)。第1ステージは72時間で完売し、第2ステージも短期間で埋まったことから、強いコミュニティの支持がうかがえる。
監査済みのスマートコントラクトや、中央取引所上場・レイヤー2展開などのロードマップもあり、単なるミームコインではなく、インフラとしての実用性も備えている。
市場が再編される今こそ、安全かつ物語性のあるプロジェクトに資金が集まりつつある。
大きな動きと大きなリスク
市場の回復局面に乗りたいと考えているなら、Solaxyはスピードとスケーラビリティを、BTC Bull Tokenはビットコイン連動型の実利を、そしてLittle Pepeは実用的な基盤を備えたミームコインとしてそれぞれ魅力を持っている。
いずれも異なる切り口で注目を集める一方で、高リスク・高リターンの投資先であることに変わりはない。慎重に情報を見極め、自分の判断で行動することが重要だ。
※本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言ではありません。仮想通貨に投資する際は必ずご自身で十分な調査(DYOR)を行ってください。
