パイネットワーク 価格は、コアチームが流動性準備から200万枚を移動したことで下落基調を強めている。木曜時点で同銘柄は3%下落し、5日続落という厳しい展開となった。
今回の移動はPi(パイ)コアチームの流動性準備ウォレットからの送金であり、市場では供給調整または運営目的の分配とみられている。ただ、2カ月前にも5000万枚の大規模移動が確認され、OKXに複数回入金された経緯があるため、売却懸念が再燃している。
コアチームのトークン移動が弱気ムードを加速させる
PiScanのデータでは、今回の移動後もウォレット残高は4800万枚を下回っており、コアチームが保有量を整理している可能性がある。この動きにより、パイネットワーク 価格に対する市場の警戒感がさらに高まった。

過去の例では大規模移動の後に取引所への入金が相次ぎ、短期的な売り圧力が増した。今回も同様のパターンを警戒する投資家が多く、市場心理は弱気に傾いている。
パイネットワーク 価格:下落トレンドが記録的安値へ向かう展開
パイネットワーク 価格は今週だけで6%下落し、先週の7%下落に続く形で下落幅を拡大した。11日にはスーパー・トレンド指標(短期トレンドを示す指標)を0.2200ドル(約34円)で下抜けし、売りシグナルを点灯した。
同銘柄の下降トレンドは10月11日の安値である0.1919ドル(約30円)を次の主要サポートとして意識している。この水準を割り込めば、10月10日の0.1533ドル(約24円)が史上最安値の最終サポートとして機能する。

テクニカル指標も弱気を示している。RSI(相対力指数)は35付近で下向きを維持し、売られ過ぎ水準に近づいている。MACD(移動平均収束拡散手法)もゼロラインを下回り、赤いヒストグラムが拡大しているため、弱気モメンタムが強まっている。
一方で、0.1919ドルから反発できれば、50日指数平滑移動平均線(EMA)である0.2364ドル(約36円)を試す展開も残されている。ただ、強気転換にはスーパー・トレンド指標の0.2500ドル(約38円)を明確に上抜く必要がある。
Bitcoin Hyper:パイネットワークの代替として浮上する高速レイヤー2
パイネットワーク 価格が下落基調を強める中、一部の投資家は主要レイヤー1の代替候補として他の選択肢を模索している。市場ではビットコインエコシステムが最大の課題である拡張性に本格的に対処し始めたとの見方が広がっている。

Bitcoin Hyper(HYPER)は、ビットコインの高いセキュリティに加え、ソラナと同等の高速処理を組み合わせたレイヤー2として注目されている。従来のビットコインでは困難だった大規模ユーザー向けユースケースの実現を目指し、設計段階からスケーラビリティに重点を置いている。
同プロジェクトはすでにプレセールで約3000万ドル(約47億円)を調達しており、上場後にビットコインの取引量の一部でも取り込めば評価額が急伸する可能性がある。
HYPERの購入は公式サイトから行え、Best Walletなどのウォレットを接続すれば数秒で取引できる。カード決済や暗号資産スワップにも対応しており、初期段階から参入しやすい点が投資家の注目を集めている。






