
このうちの一部のビットコインは、暗号資産関連の機関投資企業Galaxy Digital(ギャラクシー・デジタル)に関連するウォレットに送金された。これはすでに売却された可能性、または今後売却される可能性を示唆している。なお、このウォレットは2011年にビットコインを受け取って以来、一度も動かされたことがなかった。
移動の背景が何であれ、明らかなのは、このトークンの所有者が莫大な利益を得るという点である。約95億ドル(約1兆5,000億円)に相当するビットコインの売却益は、所有者を世界で最も裕福な350人に含める可能性がある。しかも、これは他のウォレットに保有していたビットコインがすでに高値で売却されていた場合を考慮していない。
この事例は、仮想通貨に初期から参入することの可能性の大きさを浮き彫りにしている。2011年当時、このウォレットが保有した80,000BTCは7万ドル(約1,100万円)以下の価値だったため、現時点で実現する利益は約1,500万%のリターンに相当する。
こうしたリターンは、現在のビットコインではもはや実現不可能だ。たとえ強気な見通しを持つキャシー・ウッド氏の予測どおりに2030年までに1BTCが240万ドル(約3億6,000万円)に達したとしても、上昇幅は2,000%に過ぎない。また、現在の投資家が80,000BTCどころか1BTCを保有するのも難しいほど、価格は高騰している。
しかし、ビットコインだけが仮想通貨市場の選択肢であった時代はすでに終わっている。現在では、手ごろな価格で購入可能な新トークンが次々と登場しており、投資家にとって「次のビットコイン」を見つけるチャンスは多い。そして今、その後継となり得るプロジェクトが登場しようとしている。
Bitcoin Hyper:次世代のビットコイン
Bitcoin Hyper(ビットコイン・ハイパー/HYPER)は、ビットコインの後継候補として有望視されている仮想通貨であり、ビットコインのブロックチェーン上で初のレイヤー2スケーリングソリューションである。これにより、既存のビットコイン機能を拡張しつつ、独自の重要機能も提供する。
Bitcoin Hyperはシンプルな構造を持ちつつ、強力な設計がなされている。Solana Virtual Machine(ソラナ仮想マシン)をベースとするスマートコントラクト「Bitcoin Relay Program(ビットコイン・リレープログラム)」を利用することで、保有するビットコインをBitcoin Hyperブロックチェーンへブリッジ(相互運用)できる仕組みとなっている。このスマートコントラクトは、すべての取引を検証し、ビットコインの安全性を確保する。
Bitcoin Hyperネットワーク上に移動されたビットコインは、低手数料で高速かつシームレスなトランザクションが可能となる。この特性により、ピザ1枚の購入といった日常的な決済にもビットコインが使用可能となり、デジタル決済が一般化する現代において、「価値の保存手段」から「実用的な支払い手段」への転換が期待されている。
さらに、Bitcoin Hyperでは、分散型アプリケーション(dApps)や分散型金融(DeFi)プラットフォームの開発も可能となる。今後は、Pump.funのようなミームコイン生成ツールの導入も予定されており、これによりビットコインを活用したトークンローンチや取引が実現する。これによって、ビットコイン保有者がWeb3の世界へアクセスできるようになる。
HYPERトークンのプレセールで初期参入のチャンス
このビジョンの中心にあるのが、Bitcoin Hyperのエコシステムトークン「HYPER」である。
HYPERは、トランザクション、ステーキング、ガバナンス(運営参加)のために設計されたトークンであり、Bitcoin Hyperネットワークを支える基盤的なインフラとして機能する。主役はあくまでビットコインであるものの、そのレイヤー2上の活動に不可欠な役割を果たす。
Bitcoin Hyperの導入によりビットコインの取引需要が拡大すれば、HYPERトークンの需要はそれ以上のスピードで加速すると見られている。
HYPERはまだ仮想通貨取引所に上場していないが、現在プレセール(事前販売)を実施しており、投資家はこの変革的プロジェクトの初期段階から参加するチャンスがある。現在までに約350万ドル(約5億4,000万円)を調達しており、販売価格は0.012325ドル(約2円)と大幅に割引されている。
仮にHYPERが現在のビットコインと同じ時価総額に達した場合、初期投資家は最大で6,600万%という驚異的な利益を得る可能性がある。これはビットコインではもはや現実的ではない水準だが、HYPERでは実現可能な範囲にある。
プレセールの次回価格上昇は間近に迫っており、今のうちに参加することが鍵となる。
