シバコイン 今後、価格は短期的に反発したものの、コミュニティを取り巻くリスク要因が浮上している。シバイヌ価格は直近24時間で3%上昇し、0.000008444ドル(約0.0013円)まで回復した。割安感を意識した買いが入った形だ。
ただし、週間では1%安、月間では14%安、過去1年では71%下落している。2021年の最高値0.00008616ドルからは、依然として約90%低い水準にある。
こうした下落局面の中、シバイヌコミュニティでは開発者や管理者を装った詐欺行為への警戒が強まっている。偽の不具合警告を送り、トークンを盗み取ろうとする手口が確認された。
シバイヌコミュニティに広がる詐欺警告
セキュリティ監視アカウントのSusbariumは、Xへの投稿で、DiscordやTelegram上で活動する詐欺師を検知したと警告した。詐欺師はダイレクトメッセージを送り、被害者を悪意あるリンクへ誘導するという。
🚨 SHIBARMY SAFETY ALERT 🚨
Scammers are impersonating Tech Leads, Mods, and Admins in Discord & Telegram, sending fake “wallet bug” warnings to trick you into connecting to malicious sites.
⚠️ DO NOT ENGAGE. DO NOT CLICK. DO NOT CONNECT.
🔒 If you need help:
✅ Use… pic.twitter.com/kHLRpKgucz— Susbarium | Shibarium Trustwatch (@susbarium) December 10, 2025
リンク先ではウォレット情報の入力を促され、入力した情報を基に暗号資産が盗まれる恐れがある。同アカウントは11月にも、X上で管理者や技術責任者を装う類似の詐欺について注意喚起を行っていた。
このような動きは懸念材料ではあるものの、暗号資産市場全体では珍しい事例ではない。Chainalysisのデータによれば、詐欺被害は市場全体で増加しており、シバイヌ特有の問題ではないとされる。
シバコイン 今後の価格動向とテクニカル指標
シバイヌの価格チャートを見ると、調整局面の終盤に差し掛かっている可能性がある。MACDは9月下旬以降マイナス圏で推移してきたが、現在はゼロラインへ向けて上昇している。

この動きは、近くプラス圏へ転じる可能性を示しており、ブレイクアウトの前兆と捉えられている。加えて、下降ペナント型の形成も、上方向への大きな値動きを示唆する。
価格変動幅は徐々に収束しており、近い将来、大きな動きが起きる局面に近づいている。市場全体のセンチメントも改善傾向にあり、米連邦準備制度理事会が利下げを実施し、2026年にも追加利下げの可能性を示唆した点が追い風となっている。
2026年に向けた価格シナリオ
市場心理が緩やかに改善する前提では、シバイヌ価格は年末までに0.000010ドル(約0.0016円)を回復する可能性がある。その後、2026年第2四半期には0.000030ドル(約0.0046円)への上昇が視野に入る。
過去最高値への回帰には時間を要するものの、シバコイン 今後は過度な売られ過ぎ状態からの反転局面に入りつつあるとの見方も出ている。
ビットコインHyper:次世代L2への注目集まる
シバイヌが再び最高値圏に戻る可能性に懐疑的な投資家の間では、代替プロジェクトへの関心も高まっている。その一つが、ビットコイン向けレイヤー2ネットワークのBitcoin Hyper(HYPER)だ。
同プロジェクトは現在プレセールを実施しており、これまでに2930万ドル(約45億円)を調達した。来年を代表する新興プロジェクトになるとの期待が投資家の間で広がっている。

Bitcoin Hyperは、ビットコインに本格的なL2を構築する点が最大の特徴となる。DeFi分野でBTCを活用したい保有者の需要を取り込み、大規模な採用が進む可能性がある。
技術面では、ソラナの仮想マシンとゼロ知識証明を活用し、高いスケーラビリティとセキュリティ、プライバシーを両立させる設計だ。現時点でビットコインには成熟したL2が存在しないため、需要集中によるHYPERトークンの価値上昇も想定されている。
HYPERは公式サイトで1枚0.013415ドル(約2円)で購入可能となっており、この価格は数日以内に引き上げられる予定だ。プレセールの進捗は、上場後の価格上昇期待を占う指標として注目されている。






