
市場全体が依然として不透明な状況にある中、多くの投資家は様子見姿勢を強めている。ボラティリティと不安感が漂う中で、注目はメームコインからユーティリティトークン(実用性を持つ仮想通貨)へと移行しつつある。
このような状況下で注目を集めているのが、Solaxy(SOLX)である。現在ICO(仮想通貨の新規公開)段階にある同プロジェクトは、3,040万ドル(約4億6,000万円)以上を調達しており、慎重な市場環境の中でも際立った存在となっている。この資金調達の勢いは、投資家の高い信頼を示すものだ。
Solanaの性能を向上させるSolaxyの最新アップデート
Solaxyは、Solanaの処理能力を補完するLayer 2(レイヤー2)ソリューションとして開発されている。Solanaはもともと高速処理が特徴だが、利用者が集中する時間帯には処理が滞ることもある。Solaxyはそのような混雑時に対応すべく、Solanaのメインネットとは別に大量のトランザクションを処理し、最終結果だけをSolanaに返す「オフチェーン(メインネット外)」処理を採用している。
これにより、メームコインの取引が即時に行えるほか、ブロックチェーンゲームでも遅延のない操作性を実現できる。また、Solaxyは分散型アプリケーション(dApps)開発向けにシンプルで統合性の高いツールを提供しており、DeFi(分散型金融)プラットフォームやNFTマーケットプレイスの開発を効率化している。
さらに注目すべきは、Solaxyのクロスチェーン機能である。SolanaとEthereum(イーサリアム)を連携させることで、異なるブロックチェーン間の資産移動を高速化し、長時間のスワップ待ちを不要にしている。
Solaxyの開発チームは現在も継続的にアップグレードを行っており、さらなる高速化と安定性向上を目指している。2025年4月19日には、Solaxyのブロックチェーン探索ツール「Solaxy Block Explorer」が正式に公開予定となっている。
データ処理能力に関する最近のテストでは、Solanaメインネット上で毎秒140KBのデータを処理できることが確認された。これにより、データ保存の効率が高まり、ユーザー体験の向上が見込まれている。コマンドラインインターフェース(CLI)も一部改善されている。
ロールアップ(集約処理)性能の向上を目指し、処理速度1万件/秒を実現するための取り組みも進められている。また、ブリッジ機能では、ソフトウェア開発キット(SDK)にCORS(クロスオリジンリソース共有)対応が追加された。
SolanaのLayer 1インターフェースとの互換性を高めるため、一部挙動の調整も行われており、これらの対応によってSolaxyの安定性とユーザビリティは一段と向上している。今後もさらなる大型アップデートが予定されているという。
Solaxyのプレセールが3,040万ドルに到達──完売前の購入機会に注目
Solaxyのプレセールは、現在進行中の仮想通貨ICOの中でも特に急成長しており、初日で100万ドル(約1億5,000万円)、数日以内には200万ドル(約3億円)を突破した。現時点での調達額は3,040万ドル(約46億円)に達し、Solana系のICOの中でも上位に位置している。
プレセールは段階的に進行し、各ステージでトークン価格が上昇していく。現在の価格は0.001696ドル(約0.26円)だが、次のステージ開始まで1時間を切っており、価格は間もなく変更される見込みだ。
投資家はUSDT、SOL、ETH、BNB、USDC、またはクレジットカードでSOLXを購入できる。Best Walletアプリを通じた購入も可能となっている。
Solaxyが注目されるもう一つの理由は、その報酬配布システムにある。総供給量の25%が早期参加者への報酬として割り当てられており、機会を逃さず参加した投資家が高いリターンを得る可能性がある。過去の事例でも、早期参加者が最大の利益を得る傾向があった。
さらに、ステーキング(預け入れによる報酬獲得)機能では、すでに86億SOLX以上がステーキングされており、年利換算で133%の報酬が3年間にわたって分配される予定となっている。
Solaxyの今後のロードマップには、Solaxy Layer 2ネットワークの本格展開、中央集権型取引所(CEX)への上場、Ethereumとのさらなる連携などが盛り込まれている。これらの計画が順調に進めば、SOLXは2025年中にSolanaと同等の成長を遂げる可能性もある。
