PENGUの高騰で市場にパニック買い──今注目すべきICO 仮想通貨とは?
Pudgy Penguins(PENGU)は、ビットコインが過去最高値(ATH)を更新したことに連動する形で、約100%の上昇を記録した。2025年7月14日、PENGUは0.326ドル(約51円)まで上昇し、直近6か月での最高値を更新。今週のミームコイン市場で最も好調な銘柄の一つとなった。 PENGUの長期的な成長要因としては、米証券取引委員会(SEC)が提出を受け付けたPENGU ETF(上場投資信託)の申請があるが、今回の急騰の直接的な要因は、Pudgy PenguinsのNFTプロジェクトによるSNSでの話題性によるものと見られている。 とくに注目されたのは、暗号資産取引所Coinbase(コインベース)がSNS「X(旧Twitter)」上で青い「C」のロゴを取り下げ、Pudgy PenguinsのNFTをプロフィール画像に設定したことだ。この「new pfp, who dis」という投稿が話題を呼び、NFTのフロア価格(最低価格)は急騰、取引量も約690%増加した。 https://twitter.com/coinbase/status/1943715559209590821 加えて、米SECがCanary CapitalによるPENGU ETFの書類を正式に受理したことも、PENGUへの需要を後押ししている。現在、SECはこのETFがミームコインに連動する初の上場商品となる可能性について審査を進めている。 これらの要素が複合的に作用し、PENGUの強気相場が加速している。ただし、一部の投資家の間では、このパラボリック(放物線的)な上昇が継続するかどうかに対する懸念も広がっている。 PENGUは再び0.25ドルのサポートを試す可能性 7月10日に0.17ドル(約27円)のレジスタンスを突破して以来、PENGUは90%以上の上昇を見せている。こうした急騰に対する利益確定の動きが今後予想されており、価格が0.25ドル(約39円)付近のサポート水準まで戻る可能性もある。 TradingView 短期的には、PENGUは現在0.28ドル〜0.30ドル(約44円〜48円)のレンジで推移しており、今後の上昇に向けた「仕込み期間」か、あるいは利益確定の準備段階と見られる。 強気の勢いが続き、0.30ドルの重要なレジスタンスを出来高を伴って突破すれば、過去最高値である0.429ドル(約67円)を再び試す可能性がある。一方で、このレンジの下限を割り込むようであれば、初期の買い手が利益を確定しており、過去のトレンドで機能してきた心理的サポート水準を試す展開となるだろう。 ...








