2021年のDogecoin(ドージコイン)や2023年のPepe(ペペ)の急騰は、多くの投資家の記憶に残っている。当時、これらのミームコインは少額の投資を莫大な資産へと変え、多くの人々に大きな利益をもたらした。しかし現在では、それぞれ時価総額が数十億ドル規模に達しており、再び1000倍の上昇を遂げるのは極めて難しい状況にある。
そのため、投資家の注目は、まだ規模が小さく成長余地のある新しいミームコインに移っている。数百万ドル規模の時価総額を持つコインの方が、すでに広く知られた巨大小型銘柄よりも仮想通貨1000倍のリターンを狙いやすいのは単純な計算だ。本記事では、2025年にDogecoinやPepeを上回る可能性があると考えられる3つの銘柄を紹介する。
1. Maxi Doge(MAXI)
Maxi Doge(MAXI)は一見するとDogecoinのコピーに見えるが、その実態は大きく異なる。イメージは「ジムで半年鍛えたShiba Inu(シバイヌ)のミーム」であり、エネルギッシュで投機的なトレーダー層に向けたユニークなテーマを掲げている。

この独自性が注目を集め、プレセールでは1か月未満で130万ドル(約1億9,500万円)を調達した。現在の価格は1トークンあたり0.000253ドル(約0.037円)であり、将来的に分散型取引所(DEX)での上場価格より低い水準にあると予想される。
さらに注目されているのは年率218%という高いステーキング報酬で、投資家の長期保有を促す仕組みになっている点だ。加えて、法的に登録されたチームと監査済みのコードを持ち、透明性と信頼性を備えている。トークン供給量の55%をマーケティングと流動性確保に割り当てている点も、長期的な成長戦略を示している。
2. Memecoin(MEME)
Memecoin(MEME)は、他のミームコインにはない強力な背景を持っている。これは、バイラルコンテンツで有名な「9GAG(ナインギャグ)」が運営するWeb3スタジオ「Memeland(メムランド)」の公式トークンであり、9GAGは2億人以上のソーシャルメディアフォロワーを抱える巨大なコンテンツプラットフォームだ。

MEMEは「完全に無用」と自ら宣言しており、ロードマップや約束も存在しない。ただし、それが逆にインターネット文化を体現する資産としての価値を高めている。現在の価格は2023年の史上最高値から96%下落しているが、その背後には依然として9GAGという強力なブランドが存在する。
投資家にとって、MEMEは9GAGの影響力と拡散力に賭ける投資対象であり、大幅な反発を見込む可能性がある。
3. TOKEN6900(T6900)
SPX6900の爆発的な急騰を見逃した投資家に向けて登場したのが、TOKEN6900(T6900)である。SPX6900と同じく「ユーティリティなし、雰囲気重視」というテーマを掲げ、その自己認識的なスタンスが注目を集めている。

供給量はSPX6900よりちょうど1トークン多く設定されており、このユーモアがコミュニティの支持を得ている。市場で話題を呼ぶ細部へのこだわりが特徴だ。
さらに、SPX6900がすでに数十億ドル規模に成長しているのに対し、T6900のローンチ時の時価総額は600万ドル(約9億円)程度と見込まれている。すでに230万ドル(約3億4,500万円)が調達されており、投資家からの期待は高い。
プレセールでは年率33%のステーキング報酬を提供しており、ローンチ直後の売却圧力を抑える設計となっている。SPX6900が昨年に14,600%上昇した例を考えれば、T6900にも1000倍の上昇余地があると見る向きがある。






