Pepe（PEPE）の価格は過去24時間で2%下落し、2025年7月30日23時30分（米東部時間）時点で0.00001153ドル（約0.0018円）となっている。投資家がこのミームコインへのエクスポージャーを縮小した影響とみられる。
この価格下落は、過去1週間続いているネガティブなトレンドの延長線上にある。今回の調整により、PEPEは直近7日間で17%下落している。
Pepe価格はサポートライン接近中──維持可能か？
GeckoTerminalのデータによると、PEPEは現在、0.00001131ドル（約0.0017円）のサポート水準に近づいている。この水準を今後24〜48時間以内に下回ると、次の主要なサポートである0.00000946ドル（約0.0014円）まで下落するリスクが高まる。
ただし、もし今後2日間の終値がこの水準を上回れば、この下落シナリオは回避される可能性がある。この場合、投資家の買いが入り、反発局面に転じる可能性もある。
さらに、十分な買い圧力と勢いがあれば、直近のレジスタンスである0.00001294ドル（約0.0019円）を試す展開となる可能性もある。
テクニカル指標は下落継続の可能性を示唆
テクニカル面では、移動平均収束拡散手法（MACD）や相対力指数（RSI）などの日足チャートの指標が、PEPEの下落が続く可能性を示唆している。
MACDは依然としてMACDシグナルラインの下に位置しており、これは一般的に下落トレンドを示すシグナルである。加えて、MACDはシグナルラインから乖離しつつあり、ベアトレンドが強まっていることを示す典型的なパターンとなっている。
また、過去1週間で多くの買い手が利確や他の機会を求めて市場から撤退しており、その兆候はRSIの数値にも表れている。RSIは7日間で約80から40台前半まで下落しており、買い手の減少を示している。
RSIの傾きも下向きであることから、依然として売り圧力が優勢であることがうかがえる。
MACDとRSIのシグナルが投資家の判断に影響を与えた場合、PEPEは0.00001131ドルのサポートを割り込む可能性があり、その結果、投げ売りが発生するおそれもある。
その一方で、TOKEN6900（T6900）のプレセールには投資家が流入している。登録者数5万6,900人超の仮想通貨系YouTuber、ジェイコブ・ベリー氏によると、T6900はローンチ後に10倍に上昇する可能性があるという。
壮大な約束をしないミームコイン
近年、ミームコインにもユーティリティ（実用性）を求める動きが広がっており、AI機能やレイヤー2のスケーリング技術を搭載したトークンが登場している。しかし、ミームコイン市場を形成してきたのは、むしろそうした実用性の欠如であった。
そのため、TOKEN6900は原点回帰を掲げており、大きな機能や革新的な技術を一切約束していない。
このプロジェクトはGDP（国内総生産）、原油埋蔵量、企業業績などを追跡することもなく、AIのブレークスルーを謳うこともない。代わりに、「バイブス流動性」と呼ばれる集団妄想や皮肉、ネットカルチャーを燃料としており、オンライン上の錯覚を取引可能なトークンに変換する。
TOKEN6900は、SPX6900の後継として市場での地位を狙っており、SPX6900が史上最安値から152,000%上昇した流れの再現を目指している。この仮想通貨ICOは、実用性よりもミーム文化の精神を重視しており、従来のトークンとは一線を画している。
他の多くのミームコインと異なり、TOKEN6900は高い透明性を備えている。何も機能を持たないことを明言しているだけでなく、トークン供給の80%を公開プレセールに割り当てている。
また、ベンチャーキャピタル（VC）との秘密契約は存在せず、チームの保有分は全体の0.0007%と非常に少なく、5年間のロックアップが設けられている。これにより、ローンチ直後にインサイダーが売り抜けるリスクはほぼ排除されている。
TOKEN6900のプレセール、200万ドル到達目前
TOKEN6900は、純粋なミームコインとしての性質を打ち出し、現在進行中のプレセールではすでに140万ドル（約2億1,700万円）以上を調達している。
投資希望者は、プロジェクト公式ウェブサイトに設置されたウィジェットから、仮想通貨またはクレジットカードを使って1トークンあたり0.00675ドル（約1.05円）で購入できる。
なお、プレセール終了時の価格は0.007125ドル（約1.11円）に設定されており、次回の価格引き上げは約1時間後に予定されているため、早期購入が推奨される。
