ドージコイン 今後は米政府の行政管理予算局が「Department of Government Efficiency（政府効率局）」の閉鎖を正式発表した15日、相場が想定外の上昇を見せた。
ドージコインは本来なら下落要因となる政治的混乱を背景にしながら、主要サポート付近で反発し、市場心理を急速に持ち直している。ミームコイン特有の値動きが際立つ展開になっている。
米政府は同局を閉鎖したと明らかにし、関係者間の不協和が背景にあると報じられた。報道ではドナルド・トランプ大統領とイーロン・マスク氏の間で方針にずれが生じたとされる。
— Scott Kupor (@skupor) November 23, 2025
しかし、市場は予想と異なる反応を示し、ドージコインは再び上昇基調へ転じている。ミームコインが一般的な材料に従わない値動きを示す点が改めて浮き彫りになった。
行政管理予算局のスコット・クポー局長は、同局が前日まで縮小方針を発信していたと述べ、閉鎖決定をロイターの取材で確認した。マスク氏が主導役と目されたことがトークンの高騰要因になった経緯もあり、今回の決定は本来であれば大きな調整材料になるはずだった。
それでも市場は悪材料を吸収しつつあり、チャートは転換を示唆している。ドージコイン 今後の展開を占う上で重要な局面が続いている。
ドージコイン 今後：主要サポート0.13ドルで反発、100％上昇パターン再現の可能性
ドージコインは過去24時間で1.1％上昇し、取引量は20％増加した。数週間にわたる大幅な下落で失われた勢いの回復を試す展開になっている。
数日前、ドージコインは長期トレンドラインを下抜けし、弱気ムードが強まった。価格は0.15ドルから0.13ドルへ急落し、市場に警戒感が広がった。
しかし、0.13ドルは今年4月7日に反発を生んだ重要水準として再び機能している。この水準から当時のドージコインはわずか1カ月で倍増し、0.26ドルまで上昇した。
同様のパターンが再現すれば、現在価格から100％の上昇余地が見込まれる可能性がある。まずは0.29ドル付近の直近高値を再試し、勢いが続けば2024年11月高値の0.47ドルまで224％上昇するシナリオも残る。
ミーム銘柄が全体的に反発の兆しを見せる中、投資家の一部はより初期段階のプロジェクトに目を向け始めている。
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