
4月も終盤に差しかかり、ビットコインが95,000ドル(約1,460万円)付近まで上昇した影響を受け、多くのアルトコインがここ7日間で上昇傾向を示している。特定の要因により、5月に強気のスタートを切ると見られている銘柄もある。
BeInCryptoは、4月の残り期間に注目すべき3つのアルトコインについて分析した。これらの銘柄は、今後の重要な動きに向けて注目を集めている。
Solaxy(SOLX)
Solaxyは、Solana初のレイヤー2ブロックチェーンとして、同チェーンが抱える混雑や取引失敗、スケーラビリティ(拡張性)の課題に対処することを目的としている。Solanaの負荷を軽減し、ユーザーや開発者、投資家にとってその真の可能性を引き出すことが狙いだ。
ミームコインやSolanaエコシステムへの関心が再び高まる中で、Solaxyの登場は好タイミングと言える。Solaxyは時価総額が低い注目銘柄として急成長を遂げており、保有者にパッシブインカム(不労所得)を提供する仕組みも整っている。
プレセールでは、3,320万ドル(約51億円)のうち3,230万ドル(約49億6,000万円)をすでに調達済み。現在のプレセールラウンドでは、SOLXの価格は0.00171ドル(約0.25円)で、最大124%の年利(APY)でのステーキングが可能となっている。保有者がコインをロックすると、高い利回りを得られる可能性があり、価格上昇も見込まれている。
BNB
BNBは現在、堅調な値動きを見せており、4月30日に予定されている「ローレンツ(Lorentz)ハードフォーク」によってさらなる上昇が期待されている。今回のアップグレードにより、ブロック生成速度が向上し、ネットワーク効率が改善される見込みだ。
BNBは約2か月半続いた下落トレンドを抜け出し、現在は606ドル(約93,100円)で取引されている。直近のレジスタンスである618ドル(約95,000円)を突破できれば、強気の勢いに乗って647ドル(約99,400円)まで上昇する可能性がある。
一方で、618ドルを超えられなければ、600ドル(約92,200円)を下回る可能性もある。この場合、576ドル(約88,500円)あたりが下支えとなるが、これを割り込むと強気シナリオは否定される。BNBの今後の方向性を見極める上で、618ドルの水準が重要な指標となる。
Kaspa(KAS)
KASは過去1週間で27%上昇し、これまでの弱気なテクニカル指標を打ち消した。現在は0.099ドル(約15円)で推移しており、重要なレジスタンスである0.103ドル(約15.8円)に迫っている。この勢いが続けば、KASは新たな強気トレンドを形成する可能性がある。
今後予定されている「クレッシェンド(Crescendo)アップグレード」により、ネットワークの処理能力が10倍に向上し、毎秒10ブロック(BPS)に拡大される見込みだ。このイベントは価格上昇と投資家の関心をさらに後押しする可能性がある。
期待通りにアップグレードが進めば、KASは0.112ドル(約17.2円)から0.120ドル(約18.4円)まで上昇する余地がある。ただし、0.103ドルのレジスタンスを超えられなければ、価格は下落に転じる可能性もあり、0.092ドル(約14.1円)を下回ると0.083ドル(約12.8円)まで落ち込むことも考えられる。
Aave(AAVE)
4月最終週に注目すべきもう1つのアルトコインがAAVEである。同銘柄は今週だけで22%上昇し、パフォーマンスの面で特に目立っている。現在の値動きを見る限り、まだ上昇余地があると考えられる。
相対力指数(RSI)は、AAVEが強気ゾーンにあることを示しているが、買われすぎとされる70.0の水準には達していない。このため、価格は引き続き上昇し、180ドル(約27,600円)を超えて198ドル(約30,400円)に達する可能性がある。
ただし、強気の勢いが弱まった場合、AAVEは167ドル(約25,600円)のサポートを割り込み、153ドル(約23,500円)、さらには126ドル(約19,300円)まで下落する可能性もある。このような動きが確認された場合、現在の強気見通しは否定され、トレンド転換の兆しとなる。
