GoogleのAIモデル「Gemini(ジェミニ)」が、Dogecoin(ドージコイン)、Pepe(ペペ)、SPX6900について強気な価格予測を示し、トレーダーたちがポートフォリオの見直しを始めている。
さらにGeminiは、TOKEN6900とSnorterという2つの新しいミームコインが、これらの既存銘柄を上回る可能性を持つとも予測している。
以下では、Geminiが7月に買うべきとしたアルトコインについて詳しく見ていく。
Geminiのドージコイン予測:年末までに0.75ドル(約120円)へ
Geminiによれば、Dogecoinは2024年12月までに0.75ドル(約120円)に達する可能性があるという。現在の価格が0.16ドル(約25円)であることを考えると、大幅な上昇となる。
このAIモデルは、いわゆる「イーロン・マスク効果」に大きく賭けている。多くのトレーダーが知っているように、マスク氏の一言でDOGEは急騰することがある。Geminiは、同氏が自身のSNS「X」において、DOGEを決済手段として統合する可能性があると予測している。
それが実現すれば、DOGEは一夜にして数千万人のユーザーの目に触れることになる。ただし、このシナリオはマスク氏の動向だけにとどまらない。Dogecoin Foundation(ドージコイン財団)も年内に100万店舗でのDOGE決済導入を目指している。
仮にその半数でも実現すれば、投機的な側面だけでなく、実際のユーティリティがDOGEにもたらされるだろう。さらに、ビットコインが再び過去最高値を目指す中、全体的な市場環境からの恩恵も期待される。
Pepeは上昇の準備万端とGeminiが分析
Pepeについては、Geminiはさらに強気な見方を示している。現在の価格0.0000099ドル(約0.0015円)が年末までに0.000025ドル(約0.0039円)に上昇するとの予測だ。これは152%の上昇を意味する。
このような上昇率は、ミームコイン投資家の注目を集める水準だ。Geminiはこれを「ミームコイン・スーパーサイクル」と呼んでいる。
このスーパーサイクルとは、まずビットコインやイーサリアムが上昇し、その後に資金が中小規模のアルトコイン、そして最後にミームコインへと流れていく構造を指す。Pepeはこの資金循環の恩恵を受ける好位置にあるとされる。
また、「Pepe the Frog(カエルのペペ)」というミームは10年以上の歴史を持っており、一過性ではなく定着力がある点も評価されている。
さらに、Coinbase(コインベース)への正式な上場の可能性にも言及されており、これにより一般投資家への認知拡大が期待される。
SPX6900は年末までに2.85ドル(約455円)と予測
SPX6900は、今年のミームコイン市場において際立ったパフォーマンスを示してきた銘柄の一つである。GeminiはこのSPXについて、12月までに2.85ドル(約455円)に達すると予測している。現在価格が1.27ドル(約203円)であることから、2倍以上の上昇と見込まれている。
AIによると、SPXの元開発者はプロジェクトを放棄したが、コミュニティがその後を引き継ぎ、再始動に成功したという。このような回復力は、単なる保有者ではなく「信奉者」を生み出す。
また、「株式市場をひっくり返す」というユニークなコンセプトも、Geminiが注目する理由の一つだ。反体制的で親しみやすく、投資家が共感しやすいストーリー性がある。
さらに、今年すでに1.77ドル(約283円)まで上昇した実績もあり、2.85ドル到達は非現実的ではないと分析されている。
TOKEN6900は12倍のリターンを期待とGeminiが注目
これらのミームコインも上昇の可能性を持っているが、GeminiはTOKEN6900に対してさらに強気の見方を示している。

TOKEN6900は現在プレセール中であり、価格は0.006475ドル(約1円)から0.08ドル(約13円)へと、12倍のリターンが期待されている。
このプロジェクトは、自らをSPX6900の「精神的後継者」と位置付けており、SPXに乗り遅れた投資家にとっては再挑戦の機会となっている。
Geminiが注目したのは、このプロジェクトの「率直な姿勢」だ。金融革命や実世界資産のトークン化といった壮大な約束ではなく、「ただのミームコイン」であることを公言している点が、かえって信頼感につながっている。
また、TOKEN6900はすでにプレセールで22万ドル(約3,440万円)以上を調達しており、初期投資家は割安価格で購入できる状況にある。
トークノミクス(トークンの設計)も注目ポイントで、供給量の80%がプレセールに割り当てられており、供給不足を誘発する構造だ。このため、仮想通貨系YouTuberのAlessandro De Crypto氏などからも関心が集まっている。
Geminiは、上場後に爆発的な価格上昇の可能性があるとして、このプロジェクトを高く評価している。
Snorterは実用性で11倍上昇の可能性とGeminiが評価
Geminiの予測において、Snorterは「異色の存在」とされている。これは、実際にユーティリティ(機能性)を備えた新しいミームコインである点が特筆されている。

このAIモデルは、Snorterの価格が現在のプレセール価格0.0975ドル(約15円)から1.15ドル(約183円)に上昇すると予測しており、約11倍のリターンが見込まれている。
Snorterは、バイラルなミーム文化と、実際に機能するTelegram取引ボットを組み合わせたプロジェクトである。しかも、このボットはBanana GunやMaestroといった既存の人気ボットを凌駕する設計になっている。
Solana(ソラナ)の非公開インフラを利用することで高速な実行を実現し、トークンスナイピング(即時購入)やコピー取引などの高度な機能、そして手数料0.85%という優遇条件を提供している。
Geminiが注目したのは、価格上昇目的での投機ではなく、ボットのプレミアム機能を使うためにトークンを保有するという「持続的な需要構造」だ。
すでにSnorterは160万ドル(約2億5,000万円)を超えるプレセール調達を記録しており、上場予定価格よりも安く購入できるタイミングとなっている。
最終的にGeminiは、Snorterを「高ユーティリティ型のミームコイン」として評価しており、今後の上昇に期待を寄せている。






