
2025年初頭の横ばい相場を経て、仮想通貨市場は再び過去の高値に向けて動き出している。過去1か月で市場全体の時価総額は2.5兆ドル(約390兆円)から3.18兆ドル(約497兆円)へと27.2%上昇した。
本日、ビットコインが再び10万ドル(約1,560万円)の大台に乗せたことで、強気ムードは市場全体に波及している。中でも、プレセール(一般公開前の先行販売)段階にある仮想通貨は、大きな上昇が期待される局面で注目を集めやすい。
本記事では、現在注目されている5つの仮想通貨プレセールを紹介する。
Solaxy(SOLX)
Solaxy(SOLX)は、Solanaブロックチェーン上で初となるレイヤー2スケーリングソリューションの導入を掲げ、話題を集めている。プレセールではすでに3,360万ドル(約52億円)を調達しており、2025年を代表する注目プロジェクトの一つに数えられている。
Dive into the world of Solaxy. 🪐
Speed. Scalability. Security. $SOLX has it all. 🔥🛸https://t.co/mdaTX9aVVx pic.twitter.com/HbMgVnSoIs
— SOLAXY (@SOLAXYTOKEN) May 8, 2025
Solaxyは、オフチェーン処理やトランザクションのバンドル処理を通じて、ネットワークのピーク時にもダウンタイムを発生させず、高速な処理を実現することを目指している。これにより、開発者は柔軟に分散型アプリケーション(dApps)を構築できる環境が整うとされており、ミームコインから高頻度取引プラットフォームまで、多様なプロジェクトの参加が見込まれている。
また、トークンをステーキングすることで、年利119%の利回り(APY:年換算利回り)を得られる仕組みがあり、96億トークン以上がすでにステーキング済みである。
登録者数100万人を超えるYouTubeアナリストのNass Crypto氏も、Solaxyの革新性に強気な見解を示しており、Solanaエコシステムの変革を期待している。なお、テストネットのブロックエクスプローラーがすでに稼働している点も、プロジェクトの進捗状況を示す指標となっている。
BTC Bull Token(BTCBULL)
BTC Bull Token(BTCBULL)は、ビットコインの価格上昇に連動して保有者に直接報酬を分配するという独自の設計を持つプロジェクトである。プレセールでは540万ドル(約8.4億円)以上を調達しており、トークン価格は現在0.0025ドル(約0.39円)で推移している。
Guess who’s back mfs 🐂🔥 #BTC pic.twitter.com/3tVjIXAmMj
— BTCBULL_TOKEN (@BTCBULL_TOKEN) May 8, 2025
現在のビットコイン価格は99,000ドル(約1,540万円)前後だが、BTCBULLでは価格が12万5,000ドル(約1,950万円)に達すると初のバーンイベント(供給量の減少)が実施される予定だ。以降、2万5,000ドルごとの価格上昇に応じて、BTCのエアドロップまたはトークンのバーンが交互に実施される仕組みとなっている。
最終的に、25万ドル(約3,900万円)に到達すると、全体供給量の10%に相当する大規模なエアドロップが行われる。仮想通貨アナリストのJacob Crypto Bury氏も、76%の年利でステーキング可能な点に着目し、同トークンの受動的収入源としての可能性を評価している。
BTC Bull Tokenは、ビットコイン価格と連動する実用性を持つミームトークンとして、投資家からの注目が高まりつつある。
MIND of Pepe(MIND)
MIND of Pepe(MIND)は、ミームコイン文化とAI技術を融合させた新しいタイプの仮想通貨である。すでに約900万ドル(約14億円)を調達しており、ユニークなプロジェクトモデルが投資家からの支持を集めている。
Two. $MIND pic.twitter.com/K1R75RD1Qe
— MIND of Pepe (@MINDofPepe) May 8, 2025
このプロジェクトの中心にあるのは、ソーシャルメディアのトレンド分析や感情認識を行い、市場動向を自動で予測する自己進化型のAIエージェントである。将来的には、リアルタイムの市場分析や新規トークンの生成なども自動化される予定であり、保有者にとっては市場発見と戦略構築の大きなアドバンテージとなる。
仮想通貨アナリストのClinix Crypto氏は、この大規模な資金調達を評価し、プロジェクトの基盤が堅固であると指摘している。なお、ステーキングによって最大257%の年利が得られる仕組みも用意されており、長期保有者にもメリットがある。
AI関連銘柄の時価総額が現在64.5億ドル(約1兆円)に達しており、24時間で10%の上昇を記録する中、MIND of Pepeは好機に市場へ参入している。
Best Wallet Token(BEST)
Best Wallet Token(BEST)は、Web3ウォレットプラットフォーム「Best Wallet」のネイティブトークンであり、同エコシステムの成長と共に注目を集めている。プレセールではすでに1,200万ドル(約18.7億円)を調達しており、投資家の信頼を示している。
BESTトークンを保有することで、取引手数料の割引、新規プロジェクトへの早期アクセス、ステーキング報酬の増加、ガバナンス権の付与といった多様な特典が提供される。また、最大123%の年利でステーキングすることも可能である。
仮想通貨アナリストのAustin Hilton氏は、BESTの利便性と保有メリットを高く評価しており、ユーザー体験の向上に寄与していると述べている。さらに、現在25万人以上の月間アクティブユーザーを持つエコシステム全体への投資でもあることから、長期的な魅力があるとされている。
仮想通貨ウォレット市場の時価総額は現在21.4億ドル(約3340億円)に達しており、BESTはユーザー中心の実用性によって注目を集めるポジションを築いている。
SUBBD(SUBBD)
SUBBD(SUBBD)は、AIとブロックチェーン技術を活用し、クリエイターとファンの関係性を再定義することを目指すWeb3コンテンツプラットフォームである。プレセールではすでに34万4,000ドル(約5,370万円)を調達しており、分散型かつAI対応の新たな収益モデルに期待が集まっている。
このプラットフォームでは、コンテンツ制作者が作業を自動化し、AIを活用したインタラクティブなファン体験を提供できる。また、トークン化されたコンテンツから直接収益を得ることが可能である。
SUBBDトークンを保有すると、限定コンテンツへのアクセス、ベータ版への早期参加、ステーキング報酬のほか、ライブ配信や抽選、コンテンツ配信における報酬倍率の向上など、多彩な特典が用意されている。
アナリストのClayBro氏は、X(旧Twitter)でのフォロワー数が12万5,000人に達している点を挙げ、需要の高まりを示唆している。850億ドル(約13兆円)規模のサブスクリプションコンテンツ市場において、SUBBDはクリエイターの自由、ファンへの報酬、AIツールの統合という独自の価値を提供している。
