
2025年3月20日のFOMC(米連邦公開市場委員会)会合後、ビットコイン(BTC)価格は3.1%以上上昇した。これは、FRB(米連邦準備制度理事会)が政策金利を4.5%で据え置いたにもかかわらずである。ただし、アーサー・ヘイズ氏によれば、4月にも利下げが実施される可能性があり、それによってビットコインの価格がさらに上昇する可能性があるという。
同氏は、ビットコインが77,000ドル(約1,150万円)付近で底を打つだろうとの見解を自身のX(旧Twitter)で示している。この発言を受け、市場では楽観的なムードが広がっており、今注目すべき仮想通貨への関心が高まっている。市場には利益を狙える多くの資産が存在するが、長期的に大きな上昇が期待できるのは限られた銘柄のみである。
https://x.com/CryptoHayes/status/1902564099592220793
今、注目すべき仮想通貨一覧
BTC Bull
ビットコインの上昇が期待される中、世界最大の暗号資産に関連したミームコインが有力候補に挙がっている。それがBTC Bullだ。このプロジェクトは、ビットコイン強気派のコミュニティとして設計され、ミームコイン投資家が次のブル相場で利益を得られるように設計されている。
BTC Bullは、長期的なユーティリティ(実用性)を持たないが、コミュニティとビットコインの成長による短期的な利益に焦点を当てている。その仕組みとして、ビットコイン価格が一定の水準に到達するたびにエコシステム内の特定のイベントが発動する設計だ。
最初のイベントは、ビットコインが125,000ドル(約1,860万円)に到達した際にトークンバーン(焼却)が行われるものである。150,000ドル(約2,230万円)到達時には、BTC Bull Token(BTCBULL)保有者にビットコインがエアドロップされる。これらのイベントは交互に実施され、225,000ドル(約3,350万円)まで継続される。そして、ビットコインが250,000ドル(約3,730万円)に到達した場合には、BTCBULLのエアドロップが実施される。
このユニークな仕組みにより、BTC Bullは仮想通貨コミュニティ内で大きな注目を集めている。著名なYouTuberであるCrypto Boy氏もこのトークンに注目し、ビットコインから利益を得たい人に適していると紹介している。
執筆時点で、BTC Bullはすでに380万ドル(約5億6,400万円)以上を調達しており、投資家の関心が高まっている。興味がある場合は、公式サイト(btcbulltoken.com)を確認するとよいだろう。
Meme Index
Meme Indexは、暗号資産投資の分散化をより身近にするアプローチで注目を集めている。公式サイトによると、このトークンは、複数のミームコインに簡単に投資できる機会を提供することを目的としている。
このプロジェクトの特徴は「ミームコイン・インデックス」にある。ただし、中央集権的な指標に依存する従来型のインデックスとは異なり、Meme Indexは分散型のミームコイン・インデックスを提供する。ユーザーは、MEMEXトークンを活用することで、インデックス内に組み込むトークンや削除するトークンを自由に選択できる。
また、4種類のインデックスが用意されており、それぞれ異なるリスクレベルを持つ。たとえば「Meme Titan Index」は、すでに強固なコミュニティを持つ銘柄を対象にしており、「Meme Moonshot Index」は急騰の可能性があるミームコイン向けだ。「Meme Midcap Index」は市場のボラティリティ(価格変動)を適度に体験でき、「Meme Frenzy Index」は高リスク志向の投資家向けである。
なお、ミームコンテンツの発信にも力を入れており、公式Xアカウントではユーモアを交えたミームを定期的に投稿している。これにより、投資とエンターテインメントを融合したユニークなプロジェクトとなっている。
Best Wallet Token
Best Wallet Tokenは、同名の仮想通貨ウォレットを支えるトークンだ。money.comをはじめとする複数のメディアで「優れた仮想通貨ウォレット」として評価されている。一般的なスワップ機能や保管機能に加え、次なる有望な仮想通貨を発見するための機能も提供している。
その代表例が「Token Launchpad」である。これにより、ユーザーは初期段階(ゼロステージ)の仮想通貨プレセールに投資できる。
マルチチェーン対応のウォレットであり、最近ではビットコインチェーンのサポートも開始された。これにより、ビットコインの購入・売却・保管が可能となっている。さらに、ステーキング機能も提供しており、保有者にパッシブインカム(不労所得)の機会を提供する。
BESTトークンを保有すれば、取引手数料の割引やガバナンス権限など、追加の特典も得られる。Best Walletは、分散型エコシステムの発展を目指しており、BESTトークン保有者はその一部となることができる。
執筆時点で、Best Wallet Tokenはすでに1,100万ドル(約16億3,000万円)以上を調達しており、暗号資産コミュニティでの注目度も高まっている。すでに実績のあるプロジェクトと連携していることも、同トークンが選ばれる理由のひとつだ。
Mind of Pepe
Mind of Pepeは、2つの異なるテーマを持つミームコインである。Pepe(ペペ)をテーマとしたビジュアル面と、AI(人工知能)を活用した実用面の両方に焦点を当てている。Elvora Labsが開発を担当しており、他のミームコインと一線を画す存在となっている。
テックマップによれば、4つの主なユースケース(利用用途)が用意されている。1つ目は、リアルタイム情報や集合知分析を通じて保有者限定の「アルファコール」(有望な銘柄情報)を提供する機能。2つ目は、シンプルなプロンプトを用いたトークン作成・展開機能である。
3つ目は、市場インサイト(分析情報)を収集し、市場で優位に立つための機能。そして4つ目は、仮想通貨コミュニティ内で自主的に会話を行うAIエージェントの開発だ。このAIを活用することで、ミームコイン経済を活性化させる狙いがある。
現在プレセール中であり、これまでに700万ドル(約10億4,000万円)以上を調達している。ミーム要素と実用性を兼ね備えた独自性が強みであり、次のブル相場到来時には大きな値上がりが期待される。
まとめ
アーサー・ヘイズ氏がビットコインの強気相場を予測している今、投資家は次なる有望な仮想通貨に目を向けるべきタイミングだ。本記事で紹介した銘柄は、市場で注目を集めている一部の例にすぎない。興味のある銘柄があれば、公式サイトを確認の上、慎重に検討してほしい。ただし、投資は必ず自己責任で行うことを推奨する。
