
暗号資産市場は現在、マクロ経済の悪化とドナルド・トランプ米大統領の変動的な関税政策により、大きな売り圧力に直面している。
しかし、著名なアナリストの中には、強気相場はまだ終わっておらず、第2四半期には価格が急反発するとの見方を示す者も多い。今回の下落も「押し目買い」の好機と捉えられている。
実際、全体的な弱気ムードにもかかわらず、高い成長性を持つプロジェクトへの需要は衰えていない。
たとえば、Solanaベースの新しいレイヤー2(L2)プロジェクト「Solaxy(SOLX)」は、大口投資家(いわゆるクジラ)からの注目を集めており、プレセールでの調達額はまもなく2,900万ドル(約43億9,000万円)に達する見込みである。
一部のアナリストは、Solaxyを「次の10倍銘柄」と評価している。
Solaxy — Solana初のレイヤー2プロジェクト
Solaxyは、ゼロ知識ロールアップ(Zero-Knowledge Rollup)を採用したSolana初のレイヤー2プロジェクトであり、ネットワーク混雑の解消を目的としている。
このL2チェーンは、Solanaの処理能力を向上させ、スケーラビリティ(拡張性)を強化し、需要の多寡にかかわらず低遅延の取引を可能にすることを目指している。
もともとSolanaは高速かつ低コストな取引処理で知られており、L2はあまり必要とされてこなかった。
しかし、ミームコイン(インターネットミームを元にした暗号資産)の需要が急増したことで、状況は変わった。
2024年のミームコインブーム時には、SOL取引の約75%が失敗する事態にまで陥った。Solanaのアップグレード後も、ドナルド・トランプ氏とメラニア・トランプ氏によるミームコイン発行をきっかけに再び混雑が発生した。
現在、次のミームコイン強気市場が迫っており、ROUTINE(Morning Routine)やGHIBLI(Ghiblification)といったSOLベースのプロジェクトが急騰し、初期投資家の資産は短期間で大きく膨らんでいる。
Solaxyの最新のL2アーキテクチャは、こうした次のミームコインブームに向け、Solanaのスケーラビリティを大幅に改善できると期待されている。
スケーリングソリューションとしては、ゼロ知識証明、決定論的シーケンサー、堅牢な状態遷移機構、データ可用性ツール「Celestia」などが統合されており、パフォーマンスとセキュリティのバランスに優れている。
さらに、SolaxyはHyperlane(ハイパーレーン)と提携し、安全なブリッジ(異なるブロックチェーン間の通信手段)インフラを構築。Solana、Ethereumを含む主要なL1(レイヤー1)チェーンとの高い相互運用性を実現しようとしている。開発者による最新アップデートでは、SolaxyのL2構造に関する詳細が紹介されている。
また、主要な暗号資産ウォレットとの提携も進んでおり、Solaxyの利用者はスムーズな体験が可能となる。トークンローンチ支援に向けた複数の取り組みも進行中である。
今後、Solaxy上で次の10倍、あるいは100倍の銘柄が登場する可能性もある。
SolaxyはTier-1取引所への上場を実現できるか
著名なアナリストだけでなく、米国最大手の暗号資産取引所Coinbase(コインベース)も、強気相場が終わっていないという見解を示している。
Coinbaseが今なお成長余地のあるプロジェクトを上場させ続けている事実が、それを裏付けている。
最近では、Ethereumベースのロールアッププロトコル「AltLayer(ALT)」、分散型金融(DeFi)銘柄「Pendle(PENDLE)」、ゲーミフィケーション学習プラットフォーム「L3」などが新たに上場された。
さらに、ミームコインの「Doginme」と「Keycat」も加わった。
Assets added to the roadmap today: Keyboard Cat (KEYCAT) https://t.co/rRB9d3iqgA
— Coinbase Assets 🛡️ (@CoinbaseAssets) March 28, 2025
専門家は2つの重要な傾向を指摘している。第一に、CoinbaseはAltLayerやPendle、L3といった高いユーティリティ(実用性)を持つプロジェクトを優先している点。第二に、DoginmeやKeycatのような時価総額の小さいプロジェクトも積極的に取り上げている点である。
これらを踏まえると、SolaxyもCoinbaseへの上場候補として有力視されている。プレセールでの資金調達状況も好調であり、その評価を後押ししている。
SOLXは次の10倍銘柄となるか
Stacks、Optimism、Arbitrumといったプロジェクトのプレセール時に投資できたとしたら、どれほどの利益を得られたか想像してみてほしい。
これらBitcoinおよびEthereumのレイヤー2プロジェクトは、いずれも数十億ドル規模の時価総額を誇っており、現在は最高値から下落しているものの、高い価値を維持している。
Solaxyは、Solana初の本格的なL2コインとして登場し、短期間で2,800万ドル(約42億4,000万円)以上を調達しており、依然として過小評価されているとの見方が多い。
No matter where you look…
The $SOLX effect is all around you. 🛸🪐 pic.twitter.com/pCFbIl9DZ2
— SOLAXY (@SOLAXYTOKEN) March 31, 2025
YouTubeの有名インフルエンサーであるCrypto Scan、Crypto Geographic、ClayBroらも、Solaxyを「次の10倍銘柄」と称している。また、ローンチパッド「Best Wallet」もSolaxyを今後の有望トークンの一つとして取り上げている。
さらに、Solaxyは魅力的なステーキング(保有通貨を預けて報酬を得る仕組み)報酬も提供している。プレセール参加者は、年利144%という高いAPY(年換算利回り)でパッシブインカムを得ている。
ただし、ステーキング報酬はトークンのステーク量が増えるごとに段階的に減少する設計となっており、今が参入のチャンスとされている。
現在、SOLXのトークン価格は0.001678ドル(約0.25円)で、プレセールの各段階ごとに価格は上昇する。
最近では、ある大口投資家が約20万ドル(約3,020万円)分のSOLXを一括購入するなど、クジラによる資金流入も続いている。
詳細については、Solaxyのホワイトペーパーや公式X(旧Twitter)、Telegramチャンネルを参照してほしい。
プレセール参加はSolaxy公式サイトから可能である。
