暗号資産市場は2日連続で上昇を続け、総時価総額は4.18兆ドル(約631兆円)に達している。投資家の関心は「今、買うべき銘柄はどれか」という一点に集まっている。
ビットコインは現在11万9,000ドル(約1,800万円)で推移しており、8月に記録した過去最高値12万4,128ドル(約1,875万円)まで残り4%に迫っている。しかし同時に、注目はアルトコインやミームコインに移りつつあり、これらは過去1年間で次々と新高値を更新してきた。
この勢いを後押ししているのは、ワシントンからの2つの政策だ。トランプ大統領はまず、米国で初めてステーブルコイン(価格を法定通貨などに連動させ安定させた暗号資産)の規制枠組みを定める「GENIUS法」に署名した。さらに証券取引委員会(SEC)は「Project Crypto」と呼ばれる包括的な証券規制の近代化プランを発表した。
こうした政策環境の変化を背景に、XRP、Solana、Cardanoは次の強気相場に向けた有力な投資対象として注目されている。
Ripple (XRP):グローバル決済の先導者、2025年のトップアルトコイン候補
XRPは、GENIUS法の成立直後である7月18日に3.65ドル(約550円)の最高値を記録し、2018年のピークである3.40ドル(約510円)を上回った。その後は2.98ドル(約450円)付近まで調整し、高値から約18%下落している。

同トークンは高速かつ低コストの国際送金ネットワークとしての効率性が強みであり、従来のSWIFTの代替手段として存在感を高めている。国連資本開発基金や米国内の金融機関の採用拡大も評価を後押ししている。
リップルの政策的影響力は、ブラッド・ガーリングハウスCEOがホワイトハウスでの暗号資産戦略会議に参加したことでも示された。さらに、ドル連動型ステーブルコイン「RLUSD」の導入は、急拡大するステーブルコイン市場に本格参入する意欲を示すものだ。
2023年の裁判所判決で、XRPの小口販売が証券に該当しないと明確化されたことも大きな追い風となり、価格は数年ぶりの高値圏まで上昇した。過去12か月で404%の上昇を記録し、ビットコインの94%を大きく上回った。
テクニカル面では、RSIが前日の45から本日時点で54に上昇しており、買い戻しが進んでいる。現物ETF承認や利下げは直近で大きな上昇を生まなかったが、10月中旬に予定される複数のETF承認判断を契機に、6ドル(約910円)以上への上昇余地があるとみられる。
Solana (SOL):イーサリアム最大の挑戦者、今週の急成長銘柄
Solanaは高いスケーラビリティと低コストで注目を集め、時価総額は1,230億ドル(約18兆6,000億円)を突破している。DeFiLlamaによると、DeFiにロックされた総額(TVL)は122億7,000万ドル(約1兆8,600億円)を超え、採用の強さを裏付ける。

米国でSolanaの現物ETFが承認される可能性も取り沙汰されており、これが実現すれば機関投資家マネーの流入を後押しする可能性がある。
価格は4月の100ドル(約1万5,000円)から反発し、現在は226.50ドル(約3万4,200円)まで回復した。8月から9月にかけてカップ・アンド・ハンドル型のチャートパターンが形成され、強気のシグナルが点灯している。直近7日間で12%上昇し、主要15銘柄の中で最も高い伸びを示した。
テクニカル的には、RSIは55と上昇基調にあり、価格は30日移動平均線と収束。サポートは150ドル(約2万2,600円)、抵抗線は250ドル(約3万7,700円)にあり、突破すれば新たな上昇局面に入る可能性がある。2025年末までに過去最高値293.31ドル(約4万4,100円)を再訪し、400ドル(約6万円)に達する可能性も視野に入る。
Cardano (ADA):持続可能性重視のスマートコントラクト基盤、2026年成長を狙う
Cardanoは、2025年においても依然として投資家の信頼を得ている堅調なアルトコインだ。過去12か月で144%上昇し、ビットコインやイーサリアム、Solanaを上回るパフォーマンスを示した。

2014年にイーサリアム共同創設者のチャールズ・ホスキンソン氏が設立したCardanoは、持続可能性と科学的厳密性を重視。プルーフ・オブ・ステーク(PoS)を採用し、学術論文の査読を経て開発を進めている。その設計はイーサリアムの将来計画にも影響を与えたとされる。
現在の時価総額は311億ドル(約4兆7,000億円)。Solanaに追いつき、イーサリアムの支配力に迫るには3倍規模に拡大する必要がある。
価格は0.8533ドル(約130円)前後で推移し、直近1週間で8.4%上昇。今秋には1.50ドル(約230円)を目指す可能性があり、年末までに過去最高値3.09ドル(約460円)を再び試す展開も考えられる。
チャート上では、2023年12月から2024年4月にかけて強気の下降ウェッジを形成。一般的に大幅な上昇の前兆とされるが、まだ本格的なブレイクアウトには至っていない。主要な抵抗線は1.15ドル(約170円)、サポートは0.85~0.90ドル(約128~135円)付近にある。
Bitcoin Hyper (HYPER):ミーム色を帯びたビットコインL2、2025年注目のプレセール銘柄
Bitcoin Hyperは、ビットコインのセキュリティを活かしつつレイヤー2の拡張性を取り込み、ミーム文化とコミュニティ主導のガバナンスを融合させた新興プロジェクトだ。

同プロジェクトは高速取引、スマートコントラクト、分散型ガバナンスを可能にすることを目指している。これまでのプレセールでは1,980万ドル(約29億9,000万円)以上を調達し、ローンチ後には10倍以上のリターンが期待されるとアナリストは見ている。
HYPERはSolana Virtual Machine(SVM)上に構築され、低コストでのスマートコントラクト実行や、ビットコイン転送を即時に行う「Canonical Bridge」に対応。dAppsやミームトークン、決済にも利用できる。直近ではCoinsultによるセキュリティ監査を通過し、脆弱性は検出されなかった。
HYPERトークンはエコシステムの基盤として、ステーキングや手数料、ガバナンス権に利用される。初期投資家は最大60%の年利(APY)を得られるステーキング報酬を受け取れるほか、将来的には投票権も獲得できる。
公式プレセールサイトやX(旧Twitter)、Telegramで最新情報を確認可能だ。






