
2025年第2四半期を目前に控え、暗号資産市場では、今後3か月間で大きな値上がりが期待できるプロジェクトを探す動きが活発化している。ただし、すべてのコインが急騰するわけではなく、膨大な情報の中から有望な銘柄を見極めるのは容易ではない。
そこで本稿では、現在はあまり知られていないものの、今後注目を集める可能性がある4つの暗号資産を紹介する。いずれも静かに実力を蓄えつつあり、今が仕込み時かもしれない。仮想通貨おすすめとしても検討する価値があるプロジェクトばかりだ。
1. Solaxy(SOLX)
Solaxy(SOLX)は、すでにプレセールで2,800万ドル(約42億2,000万円)以上を調達し、多くのトレーダーから注目を集めている。その背景には、SolaxyがSolana(ソラナ)初のレイヤー2スケーリングソリューションとなることを目指している点がある。

Solaxyは、Solanaのメインネットワークからトラフィックを分離し、オフチェーンで取引を処理した後にまとめて承認することで、ネットワークの混雑や取引失敗を軽減する仕組みを採用している。ミームコインが話題となるタイミングでは、こうした仕組みが特に有効となるだろう。
エコシステムの中核となるSOLXトークンは、現在年間145%のステーキング利回りを提供しており、保有者にはガバナンス権も付与されるため、コミュニティ主導でプロジェクトの方向性を決定できる。
暗号資産の情報サイト「99Bitcoins」の専門家は、SOLXが取引所に上場後に「10倍」になる可能性を示唆している。現在、プレセール価格は0.001676ドル(約0.25円)と割安感がある。開発の進捗も活発で、今後分散型取引所(DEX)への上場も予定されており、Solaxyは今注目すべき銘柄の一つといえる。
2. MIND of Pepe(MIND)
MIND of Pepe(MIND)も、次の四半期で価格上昇が期待される隠れた有望銘柄の一つだ。現在、プレセールで760万ドル(約11億4,600万円)を調達しており、業界内の著名なアナリストたちの注目も集めている。
New Frontier. $MIND pic.twitter.com/WNSzRHOLx5
— MIND of Pepe (@MINDofPepe) March 27, 2025
MINDの特徴は、ミーム文化に親和性を持ちつつも、実用的なAI技術を組み合わせている点だ。同プロジェクトのAIエージェントは、ブロックチェーンやSNSのトレンドをスキャンし、有望な取引機会を見つけてコミュニティに共有する。また、トレンドに基づいて新たなミームコインを自動的に立ち上げる機能も備えている。
暗号資産アナリストのBorch Crypto氏は、MINDが「今年後半に急騰する可能性がある」と予測しており、また、CoinsultおよびSolidProofによるコード監査により、脆弱性がないことも確認されている。
ミームコイン市場が回復基調にある中、MIND of Pepeのユニークな仕組みは今後の大きな成長を予感させる。プレセール価格が上昇する前に入手しておくのが得策かもしれない。
3. Delysium(AGI)
Delysium(AGI)は、AIとWeb3を融合させたブロックチェーンプロジェクトで、新たなデジタル社会の構築を目指している。Microsoft(マイクロソフト)、Google(グーグル)、Nvidia(エヌビディア)といった大手企業から支援を受けており、信頼性の高いプロジェクトとして注目されている。

Delysiumの中核となるのは、AI主導のエコシステムで、数十億のAIエージェントが人間ユーザーと共存・協働する設計となっている。デュアルレイヤー構造により、高度なスケーラビリティ(拡張性)を実現している点も特徴だ。
ネイティブトークンであるAGIは、ゲーム内取引やエージェントの登録、コミュニティ報酬、ステーキングなど多岐にわたる用途に利用されている。現在の価格は0.078ドル(約11.7円)で、CoinMarketCapのトレンドランキングでは第4位にランクインしている。
GameFi(ゲームと金融の融合)分野への注目が高まる中、Delysiumには大きな成長余地があるとみられており、第2四半期中のBinance(バイナンス)やCoinbase(コインベース)への上場にも期待が集まっている。
4. Avalon Labs(AVL)
Avalon Labs(AVL)は、いわゆるBitcoin DeFi(BTCFi)領域における有力プロジェクトの一つだ。同社の目標は、ビットコインを「保有するだけの資産」から「金融的に活用できるツール」へと変えることであり、BTCを担保としたローンや、ビットコイン連動型ステーブルコイン(USDa)といったサービスを展開している。

Avalon Labsは、ビットコインと既存の金融システムを結びつける「架け橋」となることを目指しており、BTCを売却せずに担保として借入を行えるほか、自社のステーブルコインを使った決済にも対応している。
すでに13億ドル(約1,957億円)以上の資産がロックされており、BNB ChainやZetaChainといった業界大手との提携も進んでいることから、信頼性は高い。
ネイティブトークンのAVLは現在0.423ドル(約63.5円)で、過去1か月で53%上昇している。今後は暗号資産対応クレジットカードや、ビットコインを担保とした公的債券ファンドの立ち上げも予定されており、来期にかけてさらなる成長が期待される。
