ビットコイン 今後は急激な下落にもかかわらず、機関投資家による買い増しで注目される。BTCは過去7日間で15％、11月に25％、24時間で12％下落し、約8万1915ドルで取引されている。それでも東京拠点のMetaplanetが大規模な資金投入を計画し、BTC戦略を加速させている。
東京企業のBTC購入加速：1億5000万ドル規模の資金調達
Metaplanetは23.61百万株のB種優先株を1株900円で発行し、約212億4900万円（約1億5000万ドル）を調達予定だ。純調達額は約204億円で、以下の3つの目的に充てられる。
- ビットコイン準備金の拡大
- BTC収益事業の拡張
- 既存社債の償還
MERCURYブランドで販売されるB種優先株は固定配当と転換機能を持ち、即時の希薄化を避けつつ、株主にエクイティ連動の上昇メリットを提供する。優先株構造は、ビットコインを中心としたバランスシート戦略の支援にもなる。
日本株が軟調で、BTCを多く保有する企業の評価が調整される中、同社は柔軟性を確保しつつ長期資金を安定的に確保する方針だ。
戦略的BTC蓄積と利回り拡大
申請書によれば、約150億円を2025年12月〜2026年3月の間にビットコイン購入に充てる計画だ。さらに16億7000万円をデリバティブによる利回り戦略に投入する。これは2025年第3四半期までに約42億1000万円の収益を生み、BTCが準備資産だけでなく収益源としても機能することを示す。
JUST IN: 🇯🇵 Metaplanet to raise $150 million via perpetual preferred equity to buy more #Bitcoin
Nothing stops this train 🙌 pic.twitter.com/fMn7wC2TRl
— Bitcoin Magazine (@BitcoinMagazine) November 20, 2025
将来的に優先株上場を検討するMetaplanetは、構造化資本を活用してBTCを蓄積し、収益を拡大させ、財務価値を複利的に増やすサイクルを構築している。機関投資家のBTC導入を追う投資家にとって、これはビットコイン 今後の専門的運用進展を示す動きとなる。
ビットコイン（BTC/USD）テクニカル展望：売られ過ぎシグナルと重要需要帯
BTCは8万3000ドルの需要帯に戻り、今年初めに意味のある反発を生んだ地域に再突入した。今回の下落は広範な投げ売りではなく、制御された調整の様相を示す。ローソク足は深い安値を拒絶し、ボラティリティは落ち着きを見せる。前回のD→Cハーモニックレグを完全に戻し、3月・6月の反発を支えた同じ蓄積ポケットに入った。
長期上昇トレンドは維持され、2023年10月からの上昇トレンドラインが需要帯の下限と交差する。RSIは21付近で、FTX崩壊以降の最も売られ過ぎ水準に達しており、過去には急反発につながった事例がある。
チャート上の潜在的進行パターンはABCD対称性と一致する。8万3000ドル以上を維持すれば8万8500ドルまでの反発が見込まれ、9万7000ドルの崩れポイントをテストするシナリオが開ける。20日EMA（約9万4000ドル）終値超えは買い手の優勢回復を示す初サインとなる。
トレーダーはこのゾーンで包み足やハンマーの形成を確認し、無効化は7万4500ドル以下、上値目標は9万7000ドルおよび11万1000ドルを目安とする。勢いが改善すれば、2026年初頭に向けて12万4000ドルへの上昇余地も残る。
Bitcoin Hyper：BTCエコシステムの次なる進化
Bitcoin Hyper（HYPER）はBTCエコシステムに新たな段階をもたらす。BTCは安全性の基準であり続けるが、Bitcoin HyperはSolana並みの高速処理を追加する。結果として、低コスト・高速スマートコントラクト、分散型アプリ、ミームコイン生成も可能となる。
Consultによる監査を受け、信頼性と拡張性を重視するプロジェクトで、勢いも強い。プレセールは2800万ドルを突破し、次回値上げ前のトークン価格は0.013295ドルとなる。
ビットコイン活動の増加とBTCベースアプリ需要の高まりにより、Bitcoin Hyperは二大暗号資産エコシステムをつなぐ橋渡し役として注目される。BTCが基盤を築いた上で、Bitcoin Hyperはそれを高速・柔軟・魅力的にする可能性を秘める。
