
現在、市場が低迷する中、どの仮想通貨を購入すべきか?GameStop(GME)がデジタル資産市場に予想外の影響を与える可能性がある。
ウォール街を揺るがせたミーム株の代表格であるGameStopが、新たな戦略に乗り出そうとしている。Strive Asset Managementは、同社にビットコインへの投資を促しており、これが伝統的な金融市場と仮想通貨業界の両方で大きな議論を呼んでいる。
「止まることを知らないGameStop」に加えて、今注目すべき2つの仮想通貨を紹介する。1つは革新的なプレセール案件だ。
1. GameStop:ミーム株から市場の変革者へ
Strive Asset ManagementのCEOであるマット・コール氏は、GameStopに46億ドル(約6,900億円)を投じてビットコインに賭けるよう提案している。同氏の構想では、GameStopが保有する多額の現金資産を活用し、ゲーム業界における最大のビットコイン保有企業になることを目指す。その資金は、株式売却や転換社債を通じて追加調達される。
この計画を実現するため、コール氏はコスト削減策も提案。業績不振の店舗を閉鎖し、EC(電子商取引)への転換を強化するべきだと主張している。
GameStopがセンセーショナルな戦略を取るのは今回が初めてではない。2021年のミーム株ブームでは、株価が11,000%以上急騰し、金融史に名を刻んだ。
現在、ライアン・コーエン会長兼CEOのもと、GameStopはより革新的な戦略に積極的に取り組んでいる。Striveがこのタイミングで提案を行った背景には、ビットコインが企業の財務戦略の一環として採用されつつあることがある。最近の会計基準の変更により、未実現利益を利益として計上できるようになり、企業のビットコイン保有のハードルが下がった。
一方で、インフレが進む経済では、現金の価値が低下するリスクがある。このような環境下で、現金を保持するよりもビットコインを保有する方が、購買力を維持しやすいという見方が広がっている。
2. Netflixと仮想通貨の融合:Thetaに注目すべき理由
NetflixやDisney+のようなストリーミングサービスは、従来の銀行と同様に、膨大なデータを中央のサーバーに保存している。
この集中管理方式にはリスクが伴う。Netflixも過去にハッキング被害に遭ったことがあり、また、視聴者が「イカゲーム」などの人気コンテンツを一斉に視聴すると、サーバー負荷が増大し、処理速度が低下する可能性がある。
Thetaは、ピアツーピアのブロックチェーン技術を活用し、動画ストリーミングの分散化を実現する。データを中央サーバーだけでなく、Thetaノード間で分散処理することで、8K画質のストリーミングでもバッファリングなしで再生できる。
さらに、Thetaはブロックチェーンを活用したゲーム配信サービスも提供しており、将来的にはゲーム機が不要になる可能性もある。これにより、転売目的でゲーム機を高額販売する業者の影響も減少すると期待されている。
3. 今買うべき仮想通貨は?Solanaレイヤー2「SOLX」が2,300万ドル調達間近
アルトコイン市場の停滞に飽きた人は、トークンのプレセールを検討するのも一つの手だ。
ドナルド・トランプ元大統領が「アメリカの仮想通貨準備金」構想を発表したことを受け、Solanaが再び注目を集めている。この影響で、Solana初のレイヤー2ソリューションを目指すSolaxy(SOLX)が急成長している。
現在、SOLXのプレセールは3,000万ドル(約450億円)に迫り、日々25万ドル(約3,750万円)の資金が集まっている。この勢いが続けば、トランプ氏の仮想通貨政策の影響で、3,000万ドルを超える可能性もある。
SOLXのプレセールでは、マルチチェーン統合、高性能な分散型アプリケーション(dApp)開発、マルチチェーンDeFiへのゲートウェイといったプロジェクトの魅力を活かし、早期投資家に機会を提供している。
また、SolaxyはEthereumとのクロスチェーンブリッジを備えており、これにより開発者はEthereumの流動性を活用しつつ、Solanaの低手数料と高速処理の恩恵を受けられる。このブリッジ機能は、分散型アプリケーションの柔軟性を高め、普及を促進する可能性がある。
さらに、Solaxyはネットワークの安定性にも注力している。Solanaは過去に複数回のダウンタイムを経験しているが、Solaxyはより堅牢な構造を構築し、安定したパフォーマンスを提供することを目指している。この信頼性の向上により、開発者にとって魅力的なプラットフォームとなる可能性がある。
現在、Solaxyのステーキングアプリでは322%の年利(APY)を提供しており、既に34.8億SOLXがステーキングされている。これにより、市場での流通供給量が減少し、価格の安定にも寄与すると期待される。
