
不動産借り手と貸し手をつなぐフィンテック企業、Janover(ジャノーバー)は、Solana(ソラナ)を活用した財務戦略の一環として、転換社債により4,200万ドル(約64億円)の資金調達に成功した。
この財務戦略により、Janoverは仮想通貨を事業計画に組み込む上場企業の一角として注目を集める存在となっている。特に同社が注力するのは、機関投資家に人気の高いBitcoin(ビットコイン、BTC)やEthereum(イーサリアム、ETH)ではなく、Solana(SOL)である点が特徴的だ。
こうした動きにより、現在開発中のSolana Layer-2(レイヤー2)ネットワークの中核を成すSolaxy(SOLX)のプレセールにも注目が集まっている。中でもSolaxyは、将来的に価格が大幅に上昇する可能性を秘めた「仮想通貨の1000倍銘柄」として、投資家の間で話題となっている。
JanoverのSolana財務戦略、ネットワークへの負荷を引き起こす可能性も
MicroStrategy(マイクロストラテジー)がBTCを単体資産として保有するのとは対照的に、JanoverはSolanaネットワークの高速性と拡張性に着目し、SOLを財務資産として選択した。
このLayer-1(レイヤー1)ブロックチェーンに対する信頼は、投資家のSOL購入を促すとともに、開発者によるSolanaエコシステム上での技術革新を後押しする可能性がある。
しかしながら、需要増加にはリスクも伴う。具体的には以下のような問題が想定される:
- 取引速度の低下
- 手数料の急騰
- 継続的なネットワーク混雑
- 取引失敗の増加
実際、Solanaネットワークはすでに高トラフィック時にダウンタイムを経験しており、人気仮想通貨のローンチ時には特に問題が顕著になる。これが、SolanaがEthereumのような存在感を示せない一因ともされている。現在のTVL(預かり資産総額)を見ても、Ethereumが447億2,300万ドル(約6兆8,000億円)であるのに対し、Solanaは62億ドル(約9,400億円)にとどまる。
2024年1月には、ドナルド・トランプ氏がSolana上で自身のミームコイン「Official Trump(TRUMP)」を発表し、わずか24時間で219億ドル(約3兆3,300億円)の取引量を記録したが、その影響で大量の取引失敗が発生した。
こうした状況下でSolaxyは、SolanaネットワークのDeFi(分散型金融)分野を強化する手段として登場している。
Solanaのボトルネックを解消?SolaxyのLayer-2に期待
Solaxyは、Solanaの取引処理をより高速かつ低コストにするため、独自のLayer-2ネットワークを立ち上げる計画だ。この仕組みにより、計算処理をサイドチェーンに分散し、メインネットワークの混雑や取引失敗を抑制することを目指している。
この構想は、Solana上で開発を行うプロジェクトにとって大きなメリットとなる。Solaxyの設計思想は、EthereumのLayer-2「Arbitrum(アービトラム)」の効率性に近く、Arbitrumはメインネットの約4倍の速度を誇る。
Solaxyの恩恵を受けるには、まずプレセール中のSOLXを購入する必要がある。すでに2,950万ドル(約45億円)以上が調達されており、その実用性の高さから高い関心を集めている。
実際、大口投資家の間でも注目されており、わずか2日前には2人の投資家がそれぞれ15,255.19ドル(約230万円)および14,498.53ドル(約220万円)を出資している。
早期参加者はSOLXを年利138%でステーキングすることができ、これは受動的収益機会を提供すると同時に、Solaxyエコシステムの安定化にも貢献する。
価格1000倍も視野?今がSOLX購入の好機
Janoverの大胆なSolana財務戦略は、仮想通貨に積極的な新時代の上場企業像を体現している。
BTCやETHといった定番銘柄ではなく、スピードとスケーラビリティ、開発の勢いを評価してSOLを選んだことは、同社の独自性を際立たせている。
ただし、Solanaのネットワーク課題を無視することはできず、Solaxyのプレセールはまさにこの課題を解決するための布石だ。SolaxyのLayer-2が本格稼働すれば、ネットワークの混雑緩和、スムーズな取引、処理能力の向上が期待できる。
現在SOLXはプレセール価格0.001688ドル(約0.25円)で購入可能だ。上場後は0.032ドル(約4.90円)まで上昇するとの予測もあり、Layer-2の本格展開後には1,000倍への高騰も視野に入る。
コストを抑えて購入したい場合は、BESTを購入し、SOLXなど有望なプレセール銘柄をサポートするBest Walletを利用するとよいだろう。
もっとも、これはあくまで情報提供であり、投資判断は自己責任で行う必要がある。仮想通貨は短期間で大きく値動きするリスクがあるため、自身のリスク許容度を踏まえて判断することが重要だ。
