
新たな仮想通貨プロジェクト「Meme Index(MEMEX)」が、すでにプレセールで約400万ドル(約5億9,000万円)を調達し、投資家からの強い関心を集めている。
ローンチまで残り15日となり、初期投資家たちは、4月上旬に予定されている主要な分散型取引所(DEX)および中央集権型取引所(CEX)での上場前に、保有分を確保しようと動いている。
Meme Indexは、株式市場におけるインデックスファンドのように、ミームコイン市場全体への投資を可能にするインデックストークンである。
これにより、個別銘柄のリスクを抑えつつ、複数のミームコインに分散投資する機会が提供される。
Meme Indexは2025年第2四半期に大きな成長を遂げる可能性があるだろうか。
Meme Index、4種類のインデックスで幅広い投資家層に対応
Meme Indexは、ブラックロックのiシェアーズ・マイクロキャップETF(IWC)が小型株を時価総額加重方式で追跡するのと同様に、複数のミームコインに分散投資できるインデックスを提供している。
同プロトコルは、4つの異なる投資バスケットを用意している。
まず、フラッグシップとなる「Titan Index」は、Dogecoin(DOGE)など、すでに確立されたミームコインに焦点を当て、ミームコイン市場における安定性を重視する設計となっている。
次に「Moonshot Index」は、時価総額が2億5,000万ドル(約370億円)から10億ドル(約1,480億円)の中型ミームトークンを対象にしており、WIFやGIGAなどが含まれる。
より高いリスクを好む投資家向けには、時価総額が5,000万ドル(約74億円)から2億5,000万ドル(約370億円)の新興ミームコインを取り扱う「Midcap Index」も存在する。
さらに、投機的なプロジェクトに特化した「Frenzy Index」では、PNUTやCHILLGUYといった2024年のミームコインブームで話題となった銘柄が組み入れられている。
コミュニティガバナンスと高利回りステーキング報酬
SosoValueやMidasのように固定配分や中央集権的な意思決定を採用するプラットフォームとは異なり、Meme Indexでは、MEMEX保有者がインデックス構成銘柄の追加・除外を投票で決定するガバナンスシステムを導入している。
この分散型アプローチにより、大口投資家(いわゆる「クジラ」)の影響力を抑えつつ、コミュニティ主導で柔軟な運営が可能となっている。
MEMEXのプレセールが急速に進んだ背景には、年率約571%という高利回りのステーキングプログラムもある。
この報酬は、参加者が増えるごとに段階的に減少する仕組みとなっており、早期参加を促進するインセンティブとなっている。
全供給量の25%にあたる37億5,000万MEMEXが、3年間にわたりステーキング報酬として割り当てられている。
すでに1億7,500万MEMEX以上がステーキングプールに預けられており、投資家の高い関心がうかがえる。
セキュリティ監査とMEMEXの市場ポテンシャル
投資家にとって重要なセキュリティ面では、Meme IndexはCoinsultおよびSolidProofによる監査を受けており、スマートコントラクトに重大な脆弱性がないことが確認されている。
この透明性と安全性は、プロジェクトの信頼性向上に大きく寄与している。
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— Meme Index (@memecoin_index) March 16, 2025
現在、ミームコイン市場の規模は500億ドル(約7兆4,000億円)にまで縮小しており、3カ月前の2,500億ドル(約37兆円)から大きく減少した状況にある。
そのため、投資家の間では、割安となった優良ミームコインを購入する好機と捉える動きが広がっている。
一部のアナリストは、Meme Indexの独自性と小規模な時価総額により、50倍のリターンが期待できると予測しており、慎重な見積もりでも10倍程度の成長が見込まれている。
個別のミームコインではなく、インデックスへの投資により、トレーダーはリスク分散とリスク管理を両立できる可能性がある。
投資は、USDTやETHなどのデジタル資産のほか、銀行カードを使用して1トークンあたり0.0166883ドル(約2.5円)のプレセール価格で行うことができる。
公式ローンチまで3週間を切る中、プレセール価格でMEMEXを取得できる期間は残りわずかとなっている。
詳細については、Meme IndexのX(旧Twitter)やTelegramでの最新情報をチェックするか、公式ウェブサイトでプロジェクトの全容を確認してほしい。
